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インビザラインの部分矯正とは?費用やメリット、他のインビザ治療との違いまで解説

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インビザラインの部分矯正とは?費用やメリット、他のインビザ治療との違いまで解説

インビザラインの部分矯正では、軽度の出っ歯やすきっ歯、前歯のみなどの部分矯正が可能です。

軽度の不正咬合や歯科矯正後の後戻り治療も、インビザラインの部分矯正で改善できます。

本記事では、インビザラインの部分矯正の費用やメリット、他のインビザライン治療との違いなどをまとめました。

インビザラインの部分矯正の症例写真も紹介しているため、実際の症例を確認したい方はぜひ参考にしてみてください。

東京で失敗しないインビザラインの部分矯正を希望する方には、赤坂さくら歯科クリニックがおすすめです。

歯列矯正のエキスパートが在籍しており、入念なカウンセリングと精密検査のうえで、一人ひとりに最適なインビザライン治療を提案させていただきます。

デンタルローンも利用可能なため、料金がネックでインビザライン治療を断念していた方も、ぜひ一度ご相談ください。

インビザラインの部分矯正とは?効果やメリット

インビザラインの部分矯正とは、交換式の透明なマウスピースを装着し、歯を動かす矯正治療です。

ワイヤー矯正よりも目立ちにくいうえにマウスピースも取り外し可能で、周囲にバレにくくストレスの少ない矯正治療を希望する方に適しています。

インビザラインの部分矯正の効果やメリットは、次のとおりです。

  • すきっ歯や出っ歯、前歯のみなどの部分矯正が可能
  • 軽度の不正咬合や後戻り治療に対応する
  • 治療期間が短く、費用が抑えられる

通常矯正の治療期間は1〜2年ほどですが、インビザラインの部分矯正は3〜6か月ほどで治療が完了します。

治療期間の短い矯正を希望する方は、インビザラインの部分矯正を検討してみましょう。

インビザラインの部分矯正の効果やメリットについて、詳しく解説します。

すきっ歯や出っ歯、前歯のみなどの部分矯正が可能

インビザラインの部分矯正は、出っ歯や骨格の問題で軽度の症例、癖により歯に傾斜がついた症例に対応可能です。

なお、骨格の問題で症状が重度な場合は外科手術が必要なケースが多く、矯正治療自体が難しい傾向にあります。

インビザラインの部分矯正で使用するアライナー数(マウスピース数)は、インビザラインライトが最大14枚、インビザラインGOが最大20枚です。

注意点として、インビザラインライトは歯の移動範囲に制限がありませんが、インビザラインGOは見えない部分に問題がある場合は対応できません

自身の症例にはどちらの治療方法が適しているか、カウンセリングでしっかりと相談しましょう。

軽度の不正咬合や後戻り治療に対応する

インビザラインの部分矯正は、軽度の不正咬合や歯列矯正後の後戻り治療にも対応可能です。

不正咬合とは、歯並びや噛み合わせに問題がある状態を指します。

後戻りとは、矯正治療で整えた歯並びが元の状態に戻ってしまうことで、矯正治療後の保定期間をないがしろにした場合に起こりやすい現象です。

歯列矯正で整えた歯並びが元に戻ってしまいお悩みの方は、インビザラインの部分矯正を検討してみましょう。

治療期間が短く、費用が抑えられる

インビザラインの部分矯正のメリットは、全体矯正と比較して治療期間が短く、費用も抑えられることです。

3〜6か月ほどで治療が完了するため、極力早く矯正治療を終えたい方に適しています。

一方、全体矯正の治療期間はワイヤー矯正が1〜3年ほど、マウスピース矯正が1〜2年ほどです。

インビザラインの部分矯正は、インビザライン矯正の中では費用が比較的安い傾向にあります。

全体矯正が可能なインビザラインモデレートは70〜90万円ほどですが、部分矯正のインビザラインライトは35〜60万円ほどです。

費用を抑えて歯列矯正を行いたい方は、インビザラインの部分矯正を検討してみましょう。

インビザラインの部分矯正のデメリット・注意点

治療期間が短く費用も抑えられるインビザラインの部分矯正ですが、次のようなデメリットもあるため注意が必要です。

  • 誰でも適応できる治療ではない
  • 噛み合わせの細かな調整が難しい
  • マウスピースを長時間装着しなければならない

それぞれ詳しく解説します。

誰でも適応できる治療ではない

インビザラインの部分矯正は、誰でも適応できる治療ではありません。

重度の歯周病や顎関節症の方、咬合圧の強すぎる方は、インビザラインの部分矯正が適応外になる恐れがあります。

自身がインビザラインの部分矯正の適応かわからない方は、カウンセリングで口内の状態を入念に確認してもらいましょう。

噛み合わせの細かな調整が難しい

噛み合わせの細かな調整が難しい点も、インビザラインの部分矯正のデメリットです。

マウスピースが上の歯と下の歯の間に存在するため、ワイヤー矯正のように噛み合わせを細かく調整しにくいからです。

しかし、万が一噛み合わせが悪くなってしまった場合も、ワイヤーを組み合わせた矯正治療を行うことで気にならない程度に戻せます。

噛み合わせの調整に関して不安を感じる場合は、カウンセリングの際にしっかりと相談しましょう。

マウスピースを長時間装着しなければならない

マウスピースを長時間装着しなければならない点も、インビザラインの部分矯正のデメリットです。

推奨されている装着時間は1日22時間以上で、最低でも20時間は装着する必要があります。

マウスピースを取り外し可能なインビザラインの部分矯正ですが、装着時間が短いわけではない点に注意が必要です。

食事中以外は基本的にマウスピースを装着する必要があるため、慣れるまでは違和感があるかもしれません。

マウスピースを付け忘れないか心配な方は、ワイヤー矯正も検討してみましょう。

インビザラインの部分矯正とその他のインビザ治療との違い

インビザラインの部分矯正と他のインビザライン治療の違いは、対応する症例と治療期間、治療で使用するアライナー数(マウスピース数)です。

他のインビザライン治療とインビザラインの部分矯正の違いを、次にまとめました。

治療方法 対応する症例 治療期間 アライナー数
(マウスピース数)
歯の移動範囲
インビザラインGO 部分矯正 最大5か月間 最大20枚 上下20本
インビザラインエクスプレス ごく軽度の歯並び 3~4か月ほど 最大7枚 上下16本
インビザラインライト 軽度の歯並び 3~6か月ほど 最大14枚 上下28本
インビザラインモデレート 中度の歯並び 1年ほど 最大26枚 上下28本
インビザラインコンプリヘンシブ 重度の歯並び 1~3年ほど 最大99枚 上下28本

上記の中で部分矯正に対応するものは、インビザラインGO・インビザラインエクスプレス・インビザラインライトです。

口内の状態により最適な治療方法は異なるため、インビザラインの部分矯正を検討している方はカウンセリングでしっかりと相談しましょう。

インビザラインの部分矯正は、次のような方におすすめの矯正治療です。

  • 軽度のがたつきやズレを改善したい
  • 出っ歯やすきっ歯、前歯のみなどの部分矯正をしたい
  • 極力早く矯正治療を終えたい
  • 矯正治療の費用を抑えたい
  • 人にバレにくい矯正治療がよい

インビザラインの部分矯正にかかる費用(料金)

インビザラインの部分矯正にかかる費用は、インビザラインライトの場合45〜65万円ほどです。

ただし、口内の状況によってはインビザラインの部分矯正では対応できず、通常矯正が必要になる場合があります。

参考までに、赤坂さくら歯科クリニックのインビザライン治療の料金を次にまとめました。

治療方法 適応 料金(税込)
インビザライン
エクスプレス
軽度矯正 両顎:220,000円~
片顎:165,000円~
インビザライン
ライト
部分矯正 396,000円~
インビザライン
モデレート
通常矯正 770,000円~
インビザライン
コンプリヘンシブ
通常矯正 990,000円~

上記の費用とは別に、検査料金として55,000円(税込)がかかります。

カウンセリングや精密検査の結果も踏まえたうえで、どのインビザライン治療がよいか医師に相談しましょう。

インビザラインの部分矯正の症例写真

ここからは、インビザラインの部分矯正の症例写真を紹介します。

まずは、上あごの叢生(そうせい)を改善するために、インビザラインの部分矯正を行った症例です。

叢生とは、歯が前後にずれている・凸凹がある・重なり合っている歯並びを指します。

治療前は右側の上あご部分の前歯が後ろに位置していましたが、インビザラインの部分矯正によりがたつきが改善されました。

口内を下から写した写真だと、歯並びがきれいなアーチ型になったことがよくわかります。

叢生を改善すると歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクも軽減されるため、ぜひ検討してみてください。

治療期間は5か月間、費用は396,000円(税込)です。

インビザラインの部分矯正による前歯部分矯正の症例写真

続いても、前歯の矯正でインビザラインの部分矯正を行った症例写真です。

治療前は前歯部分にガタつきがあり、少々見栄えが気になる状態でした。

5か月間インビザラインの部分矯正を行った結果、ガタつきが解消され歯並びがきれいに整っています。

前歯部分のガタつきはインビザラインの部分矯正で改善可能なため、ぜひ検討してみてください。

インビザラインの部分矯正によるクロスバイト・叢生治療の症例写真

続いては、インビザラインの部分矯正でクロスバイトと叢生を治療した症例写真です。

治療前は上あごの前歯が引っ込んでおり、下あごの歯にガタつきがある状態でした。

クロスバイトとは、歯が十文字や斜めに交わっていることで、次の写真のような状態を指します。

5か月間インビザラインの部分矯正を行った結果、上あごのクロスバイトと下あごの叢生が改善されました。

口内を下から写した写真だと、クロスバイトが改善されていることがよくわかります。

インビザラインの部分矯正では、歯並びの問題が複数あるケースでも改善可能です。

歯並びにお悩みの方は、ぜひ気軽にご相談ください。

インビザラインの部分矯正による後戻り治療の症例写真

続いては、歯科矯正の後戻りをインビザラインの部分矯正で治療した症例写真です。

治療前は下あごの前歯が不揃いになっていました。

正面から写した写真だと、前歯が前に飛び出ていることが確認できます。

インビザラインの部分矯正を7か月間行った結果、前歯のガタつきがきれいに整いました。

正面から見ても、何の問題もないきれいな歯並びになっています。

歯科矯正後の後戻りでお悩みの方は、ぜひインビザラインの部分矯正を検討してみてください。

失敗しないインビザラインの部分矯正をするなら赤坂さくら歯科クリニックへ

東京で失敗しないインビザラインの部分矯正を希望する方には、赤坂さくら歯科クリニックがおすすめです。

赤坂さくら歯科クリニックのインビザラインの部分矯正には、次のような特徴があります。

  • 他院で断られた症例でも矯正治療が行える可能性がある
  • 精密な治療計画を提示できる
  • 知識と経験が豊富な医師が在籍する
  • デンタルローンが利用できる

インビザライン治療には複数の種類があり、それぞれ対応する症例や歯の移動範囲が異なるため、口内の状態をしっかりと見極めることが大切です。

赤坂さくら歯科クリニックには歯列矯正のエキスパートが在籍しており、カウンセリングや精密検査のうえで、一人ひとりに最適なインビザライン治療を提案しています。

なお、治療内容や治療回数や値段は事前にお伝えするため、ご安心ください。

赤坂さくら歯科クリニックのインビザラインの部分矯正について、詳しく解説します。

他院で断られた症例でも矯正治療が行える可能性がある

赤坂さくら歯科クリニックでは、他院で断られた症例でも矯正治療を行えることがあります。

院長の土黒さくら医師は審美歯科のエキスパートで、矯正歯科の医師とタッグを組み、精密な診断と治療計画を立てるからです。

矯正歯科とセラミックの混合治療にも対応しており、他院ではインビザライン治療を断られた方でも、当院では対応させていただいています。

極力歯を抜かない・削らない方法を提案している点も、赤坂さくら歯科クリニックの特徴です。

歯を抜かない矯正治療を希望する方も、ぜひ気軽にご相談ください。

精密な治療計画を提示できる

赤坂さくら歯科クリニックでは、マウスピースの型取りを行う際に「iTero」と呼ばれる3Dスキャナーを使用しており、精密な治療計画を提示できます。

iTeroでの型取りでは、患者様に負担をかけずに正確な歯型を採取できるからです。

粘土のようなものを口内に入れる従来の型取りが苦手な方でも、ストレスなくマウスピースの型取りを行えます。

精度の高いインビザラインの部分矯正を希望する方は、赤坂さくら歯科クリニックをご検討ください。

知識と経験が豊富な医師が在籍する

知識と経験が豊富な医師が在籍する点も、赤坂さくら歯科クリニックの強みです。

インビザライン治療は最先端の治療方法ゆえ、高い技術力や経験を持つ医師を選ぶ必要があります。

赤坂さくら歯科クリニックの在籍ドクターは歯科矯正のエキスパートで、一人ひとりに最適な治療方法を提案可能です。

歯並びに関する悩みがあり、インビザライン治療を検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。

デンタルローンが利用できる

デンタルローンによる分割払いが利用できる点も、赤坂さくら歯科クリニックの特徴です。

申請可能な金額は3万円〜、分割回数は最大120回まで、実質年率は2.5〜4.8%になります。

デンタルローンの申請はタブレットから簡単に行えるうえに、当日中に審査結果が出ます。お急ぎの方でも安心です。

インビザライン治療の中には、費用が高額になるものもあります。

費用が原因でインビザライン治療を断念していた方も、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

インビザラインの部分矯正とは、交換式の透明なマウスピースを装着する矯正治療です。

すきっ歯や出っ歯、前歯のみなどの部分矯正、軽度の不正咬合や歯科矯正後の後戻り治療に対応しています。

インビザラインの部分矯正は他のインビザライン治療と比較して治療期間が短く、費用も抑えられる点がメリットです。

ただし、人によっては適応外の場合があるため、カウンセリングで口内の状態を入念に確認してもらいましょう。

東京でインビザラインの部分矯正を検討している方には、歯列矯正のエキスパートが在籍する赤坂さくら歯科クリニックがおすすめです。

当院はカウンセリングや精密検査を入念に行い、一人ひとりに最適なインビザライン治療を提案させていただきます。

クリニックは東京メトロ千代田線「赤坂駅」より徒歩30秒で、通いやすいクリニックをお探しの方でも安心です。

赤坂さくら歯科クリニックでは、他院で断られた症例であっても矯正治療を行えます。

デンタルローンも利用可能なため、歯並びにお悩みの方はぜひ気軽にご相談ください。

より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。

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インビザライン矯正で歯を削る理由は?デメリットや痛みについても解説

インビザライン矯正では、歯列を整えるために歯を削ることが一般的です。

しかし、できれば歯を削りたくない方や、痛みを心配されて矯正を躊躇されている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、歯を削る理由やデメリット、また、歯を削るタイミングや痛みの有無について解説します。

赤坂さくら歯科クリニックでは、インビザラインの初回カウンセリングが無料です。予算や治療範囲、仕上がりのイメージを細かくヒアリングいたします。

歯を削ることへの不安がある方も、お気軽にご相談ください。

インビザライン矯正で歯を削る理由

インビザライン矯正では、「ディスキング(IPR)」と呼ばれる歯を削る処置を行うことがあります。

なぜ歯を削る必要があるのかを、以下で解説していきます。

こちらの動画でもわかりやすくお話していますのでご覧になってください。

ディスキング(IPR)に関するYouTube short

歯に隙間作っちゃっていいの!?矯正治療でよくみるIPRについて解説

詳しく見る

歯をきれいに並べるための移動スペースの確保

ディスキング(IPR)により、歯と歯の間を歯1本につき0.2〜0.5mm削ることで、歯の移動スペースを作り出します。

インビザライン矯正は、透明なマウスピースを使って歯を少しずつ移動し、理想の歯列に仕上げていきます。

しかし、移動スペースがもともとなければ、叢生や出っ歯のような不正咬合をきれいに並べることはできません。

歯を削ることで、歯の移動に必要な分だけスペースを確保できるのです。

また、移動スペースができれば、矯正中に前歯が前方に傾くこと(出っ歯)を防げたり、抜歯を避けることにつながります

歯の大きさや見た目を整える

歯を削ることで、歯の大きさや形、バランスを整えます。

インビザライン矯正では、単に歯の移動だけでは希望した歯並びにならない場合があります。

歯を削り左右の同名歯を調整し、より審美性を高めるのです。

また、インビザライン矯正後、歯茎が下がり、歯と歯の根元付近に逆三角形の隙間ができることがあります。

これを「ブラックトライアングル」と呼ぶのですが、歯を削り、その隙間を矯正治療の動きで埋めることで改善が期待できます。

矯正後の後戻り防止効果

歯を削ることで、インビザライン矯正後の歯並びを固定し、後戻り防止効果につながります。

歯と歯の隣接部をきれいに整えると、点接触から面接触に変化します。

面接触がしっかり揃えば、歯が安定し、後戻りの防止が期待できるのです。

インビザライン矯正で歯を削るデメリット

ここまで、インビザライン矯正で歯を削る理由や目的を紹介してきましたが、デメリットもいくつかあります。

ディスキング(IPR)は一般的な処置ではありますが、デメリットも理解した上でインビザライン矯正をはじめましょう。

歯を削ると元には戻らない

インビザライン矯正で健康な歯を削ると、元に戻すことはできません。

ただし、削ったからといって歯の寿命を縮める危険性は非常に低いため、安心してください。

歯は3層構造になっており、一番外側のエナメル質と呼ばれる部分を削ります。エナメル質は約96%が無機質でできており、細胞や神経は存在していません。

そのため、エナメル質を削っても、痛みを感じることは非常に少ないです。(もともと歯がしみやすい方の中には、よりしみやすくなったと感じる方もいます)。

スペース確保には限りがある

インビザライン矯正で歯を削る量は歯1本につき0.2〜0.5mmと限られています。

薄く削ることで、歯の健康はもちろん、審美性や安全性を維持しています。

それ以上削る必要がある場合は、医師の判断で抜歯を検討する可能性が出てきます。

一時的に歯茎から出血する可能性がある

歯を削るときの歯や歯茎の状態によっては、出血する可能性があります。

しかし、一時的な出血なので大きな心配はいりません

処置が終わった後も出血が長く続いたり不快感を感じるときは歯科医師に相談しましょう。

インビザライン矯正で歯を削るタイミング

インビザライン矯正で歯を削るタイミングは、クリンチェック上で管理されており、複数回に分けられています。矯正の段階を踏んで削るため、1度にすべて削るわけではありません。

クリンチェックとは、どのように歯を矯正・動かしていくかをシミュレーションするソフトで「歯のどの部位を削るのか、量はどれくらいで、タイミングはいつなのか」を細かく算出できます。

クリンチェックだけでなく、歯科医師が立てる治療計画も元に決定されるため、必要以上に削られる心配はありません。

インビザライン矯正で歯を削ると痛い?

インビザライン矯正で歯を削る量は微量のため、痛みはありません

ディスキング(IPR)は虫歯治療で行われる歯を削る処置とはまったく違い、麻酔も使わずにできます。削る際に少しだけ振動が伝わる程度なので安心してください。

また、歯を削ると、削った(ざらざらした)部分(IPR)に汚れがたまり「虫歯になりやすいのでは?」と心配される方もいますが、ディスキング(IPR)後は歯がなめらかになるように処置します。

多くの論文でも、削ることによる虫歯リスクの上昇はないという結果が出ています。
(参考:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21195282/

インビザライン矯正なら赤坂さくら歯科クリニックへ

インビザライン矯正では、歯をきれいに並べるために歯を削ることがあります。痛みや虫歯リスクの心配はないため、安心してください。

歯を削ることで、移動スペースを確保したり、歯の大きさや見た目を整えたり、矯正後の後戻りを防止したりできます

しかし、歯を削ると元には戻らないため、デメリットも理解した上で検討することが大切です。

赤坂さくら歯科クリニックでは、患者様ひとりひとりのニーズに寄り添った、高品質な歯科診療を提供しています。

女性だけのきめ細やかなサービスで、少しでもインビザライン矯正に対する不安を解消できるよう、全面的にサポートします。初回カウンセリングは無料なので、お気軽にご相談ください。

より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。

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インビザラインライトの費用や治療期間は?他のプランとの違いも解説

インビザラインにはパッケージプランがいくつかあり、どれを選べばいいか迷うのではないでしょうか。

この記事では、インビザラインの中でも手軽にできる「インビザラインライト」について紹介します。

費用や治療期間などのライトの特徴だけでなく、のプランと比較したり、実際に治療した症例も紹介したりするので、気になる方はぜひ参考にしてください。

赤坂さくら歯科クリニックでは、インビザラインプラチナドクターの院長が治療計画やカウンセリングを担当しています。

ライトは適応症例も限られるため、ご自身ではライトプランで矯正できるか判断が難しいかと思います。初回カウンセリングは無料なので、お気軽にご相談ください。

インビザラインライトの特徴

インビザラインライトとは、軽度の歯並びの悪さ(不正咬合)や、矯正後の後戻りにたいへん有効なパッケージです。

ここでは、インビザラインライトの費用や治療期間、使用するアライナーの枚数について解説します。

費用相場は30~50万円

インビザラインライトは、自由診療のため歯科クリニックにより費用にばらつきがありますが、30〜50万円が相場です。

この費用の中には、カウンセリング料や検査料、調整費、保定装置料などが入っています。

治療期間は4~7ヶ月

インビザラインライトの治療期間は、4〜7ヶ月です。

インビザラインでは、アライナーと呼ばれる矯正用の透明なマウスピースを交換しながら、徐々に歯に力を加えて治療していきます。

通常アライナーは1週間に1度交換しながら進めていきます。

アライナーの最大枚数は14枚・追加アライナーは1年以内に1回

インビザラインライトでは、アライナーの交換枚数が決まっており最大14枚(片あご)です。

つまり、14枚のアライナーを1週間ごとに交換しながら矯正治療を進めるため、その枚数内で完了できる歯並びだけが、ライトの適用症例になります。

それ以上のアライナーが必要な場合は、他のパッケージを検討しなければいけません。

追加アライナーは1年以内に1回のみ料金に含まれております。

ライトは、奥歯を含めた上下28本の歯を対象としていますが、最大14枚で奥歯まで対応するのは難しいため、部分矯正として利用されることがほとんどです。

インビザラインライトと他のプランを比較検証

種類
(パッケージ)
治療範囲 適応制限 費用相場 アライナー
最大枚数
治療期間 赤坂さくら歯科クリニックでの取り扱い
コンプリヘンシブ
(フル)
全体矯正
上下28本
通常 90~110万円 無制限 1~3年 900,000円~
モデレート 全体矯正
上下28本
中度 70〜90万円 最大26枚 7ヶ月~1年半 700,000円~
Go 部分矯正
上下20本
軽度 30~50万円 最大20枚 5~7ヶ月 取り扱いなし
ライト (全体矯正)
上下28本
軽度 30~50万円 最大14枚 4~7ヶ月 350,000円~
エクスプレス 部分矯正
上下16本
軽度 20~40万円 最大7枚 3~4ヶ月 両あご
200,000円〜
片あご
150,000円〜

※すべて税抜価格で表示しています。

インビザラインの主なパッケージを上記のようにまとめました。

以下で、それぞれのパッケージとインビザラインライトを比較した際の違いについて紹介します。

インビザラインコンプリヘンシブ(フル)との違い

インビザラインコンプリヘンシブ(フル)は、インビザライン矯正の中で一番適応症例が多く、ほとんどの不正咬合に対応しています。

そのため、インビザラインライトに比べ、費用や治療期間に2〜3倍の差が出てきます

上下28本の歯に対応している点では同じですが、アライナーの最大枚数にコンプリヘンシブは制限がないため、奥歯を含めた大きな移動に最適です。

インビザラインモデレートとの違い

インビザラインモデレートは、コンプリヘンシブとライトの中間に位置するパッケージで、中度の不正咬合に適応できます。

治療範囲は、コンプリヘンシブやライトと同じく、上下28本の歯の全体矯正です。

「ライトやエクスプレスでは、アライナーの枚数が少なすぎる」「コンプリヘンシブパッケージにするほどアライナーを使わない」という場合が多く、新しく登場したパッケージで、最大枚数や費用、治療期間もライトの約2倍になります。

インビザラインGoとの違い

インビザラインGoは、部分矯正を目的としており、アライナーをライトより6枚多い最大20枚使用し、前歯から第2小臼歯(5番の歯)まで動かすことができます。

つまり、最大枚数は多少違いますが、ライトと比較すると「前歯だけの矯正(Go)」か「奥歯も含めた全体的な矯正(ライト)」かの違いです。

症例により、Goにも向き不向きはありますが、たいていはモデレートやライト、エクスプレスでも代用できます

赤坂さくら歯科クリニックでは、インビザラインGoの取り扱いがないため、上記の通り、別のインビザラインパッケージで対応しています。

インビザラインエクスプレスとの違い

インビザラインエクスプレスは、インビザライン矯正でもごく軽微な不正咬合の治療にしか対応できません。

最大使用枚数は、ライトの1/2の7枚、追加アライナー数も1回までです。そのため、費用や治療期間もライトの1/2になります。

赤坂さくら歯科クリニックで治療したインビザラインライトの症例

インビザラインライトを検討中の方は、ご自身がライトの適応症例か判断しにくいと思います。

ここでは、赤坂さくら歯科クリニックで矯正治療した、ライトパッケージの症例を2つ紹介します。

症例1

症状:上あごの叢生
治療費用:360,000円(税抜)
治療期間:5ヶ月

こちらはインビザラインライトで、上あごの叢生(歯のがたがた)を矯正治療した症例です。

矯正前は上あご右側2番の歯が、下の歯に隠れるように位置しています。

5ヶ月間矯正を続けることで、右側2番の歯の噛み合わせが正しい位置になりました

そのため、正面から見たときの歯のアーチが、きれいに整ったことがよく分かります。

ただし、上下の正中の位置までは合わせることはできませんでした。

上記2枚目の写真は、下から上あごを写したものです。2枚目の写真でも、右側2番の歯のずれが矯正前は目立っていました。

しかし、右側2番が前に押し出されたことで、1〜3番までの歯並びが違和感なく整ったことがよく分かります。

インビザラインライトは適応症例に制限はあるものの、このような比較的軽度な歯並びにはたいへん有効なパッケージです。

こちらの症例をより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

症例2

症状:下あごの叢生
治療費用:360,000円(税抜)
治療期間:7ヶ月

こちらもインビザラインライトで、下あごの叢生を治療した症例です。

矯正前(写真上部)は左側下あご1番の歯が、前に出ているのが目立っていましたが、7ヶ月かけて徐々に矯正し、正しい位置に戻りました(写真下部)。

上記写真(2枚目)は、上から下あごを写したものですが、正面から見たときには分からなかった左側2番の動きがよく分かります。

矯正前は、少し前に傾いていた2番ですが、1番が後方に下がったのと同時に2番も少し後方に傾き、きれいなアーチ型になりました

1本だけ飛び出ているように見える歯列ですが、緻密な治療計画によって全体を少しずつ動かし、きれいな歯並びに整えていきます。

こちらの症例をより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

インビザラインライトを検討中の方は赤坂さくら歯科クリニックへ

インビザラインライトは、治療範囲に制限がなく、比較的短期間で費用を抑えた矯正ができます。

しかし、適応症例やアライナーの枚数に限りがあるため、軽度の不正咬合や歯の後戻りにしか対応できません

ご自身がインビザラインライトが適用できる不正咬合かどうかは、インビザラインの実績が多く、精通している歯科クリニックでなければ分かりません。

赤坂さくら歯科クリニックでは、歯列矯正のエキスパートである医師が在籍しています。

カウンセリングにてしっかりお話しを伺い、最先端の機器によって、的確な診査・診断をさせてもらいます。

その上で、患者様ひとりひとりに合った最適なプランを提案させてもらいますので、お気軽にご相談ください。

より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。

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インビザラインを東京で受けるなら「赤坂さくら歯科クリニック」へ!歯科を選ぶポイントや当院の特徴も併せて解説

歯科矯正の中でも、透明のマウスピースを使って行うインビザライン矯正は、ワイヤー矯正とは違って、目立ちにくく矯正していることが人に分かりにくいため、近年人気のある矯正方法です。

東京都内でインビザライン矯正を取り扱っている歯科は増えてきており、どのように歯科クリニックを選べばよいか分からない人も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、インビザライン矯正で失敗しないために、歯科選びで重要視すべきポイントを解説します。さらに、赤坂さくら歯科クリニックの特徴についても併せて紹介していきます。

インビザラインを東京で受ける時のクリニック選びのポイント

東京都内にインビザライン矯正に対応している歯科クリニックは本当に多く、歯科選びはどこから始めればよいか迷うものです。

インビザライン治療で歯科選びをする際のポイントはこの6点です。

  • 担当ドクターの知識や技量は十分か
  • 通いやすい場所にあるか
  • 費用が分かりやすいか
  • インビザラインのプランが豊富にあるか
  • 相談しやすい環境が整っているか
  • 設備が充実しているか

インビザラインはドクターの技量で変わる

インビザラインは同じプランであればどの医院でおこなっても同じように矯正ができるわけではありません。

インビザラインの知識・技量のないまま治療を開始してしまうと、歯が予定通り動かないことや、マウスピースのトラブルなどに対応することができません

また、はじめに作成する治療計画は基本的にソフトを使って自動で作成されますが、最終的な調整はドクターが行うため、同じ症例でも治療結果が異なります。

赤坂さくら歯科クリニックでは、矯正歯科の先生と、インビザライン認定ドクターで日本矯正歯科学会に所属している審美歯科のエキスパートである土黒院長が、精密な診断と治療計画を立て矯正治療を行っております

(before)

(after)

矯正専門のドクターが治療計画からトラブル時の対応まで行いますので、安心して治療をすすめていただけます。

通いやすい場所であること

インビザライン矯正は、最短3か月、ほとんどの場合が半年から1年以上かけて治療を進めていきます。

はじめは2週間に一度の通院、その後が2〜4ヶ月に一度の通院が必要になりますので、自宅もしくは勤務地等の近くで通いやすい場所にある歯科クリニックを選ぶことで生活に無理のないように治療をすすめられます。

また、矯正中に何か問題があった際にすぐに対応してもらえるかどうかも重要なポイントです。

赤坂さくら歯科クリニックは、赤坂駅から徒歩0分の場所にあり、赤坂見附駅や溜池山王駅からも近く、東京都内に在住の方にアクセスしやすい場所にあります。

診療は午前7時30分からはじまり、お昼休みの時間帯にも診療しているので、お仕事前やお仕事の合間にも通いやすくなっております。

費用が分かりやすい

インビザライン矯正は基本的に自由診療ですので、治療費に不安を感じる方も多いかと思います。

インビザラインのマウスピース代だけではなく、検査の費用や調整費などといったものがしっかり明示もしくは説明されているか、治療中に費用面で不安を感じないように確認した方がよいでしょう。

赤坂さくら歯科クリニックのインビザラインにかかる料金はこのようになっております。

  • 初回相談(無料)
  • 精密検査(約60分)・歯形取り 55,000円
    ※他院での検査結果のデータなどは、ご持参いただいても結構です
  • インビザライン治療(インビザラインのプラン料金)
    ※調整費込の料金です
  • 保定装置(マウスピース)上下55,000円

インビザラインのプランが豊富

インビザラインは、歯並びの状態や治したい範囲によって複数のプランがあり、プランによって費用や治療期間、マウスピースの枚数が異なります。

歯科クリニックによって取り扱っているプランが異なりますので、ご自身の希望にあったインビザラインが受けられるかしっかり確認しましょう。

赤坂さくら歯科クリニックで行っているインビザラインは以下のようになっています。

パッケージ種類 適応制限 料金
エクスプレス 軽度矯正 両顎 220,000円~
片顎 165,000円~
ライト 部分矯正 396,000円~
月々3,850円
モデレート 通常矯正 770,000円~
月々7,300円
コンプリヘンシブ 通常矯正 990,000円~
月々9,300円

インビザラインライトプランの症例

Before

After

治療期間 5ヶ月
治療費 396,000円
年齢・性別 20代女性

上の側切歯が内側にずれてしまっており、犬歯も若干外側に出ています。これにより全体的に多少のがたつきと前歯が前に出ている印象があります。

上下の歯の矯正を行い、全体的に歯の大きさも揃った印象できれいになりました。部分的なかみ合わせの悪さも改善しています。

インビザラインの症例

Before

After

治療期間 2年8ヶ月
IPR 3回
治療費 990,000円
年齢・性別 50代女性

上下の歯のがたつきが見られ、特に上の側切歯の入る隙間が無く上から生えてきている状態でした。下の歯も部分的に前面に出ており、それにより全体的なバランスが悪くかみ合わせにも影響が出ています。

矯正により側切歯の入る場所を作り下の歯も内側に動かしたため、全体的にきれいな歯並びとなり印象が全く変わりました。

相談しやすい環境にあるか

前述したように、インビザライン矯正は最低でも3か月、長い場合には2年の治療期間が必要になります。

その中で、歯の痛みや治療計画、マウスピースのトラブルなどの問題が起こることも少なくありません。

最初のカウンセリングでご自身のお悩みをどれだけ詳細に相談できるか、治療中も何か問題が起こった時に、担当医にすぐに相談できる環境があるかというのは、治療をすすめる中でとても大切なポイントになります。

赤坂さくら歯科クリニックは、初回のカウンセリングから「相談しやすい」カウンセリングを心がけており、歯並びのことだけではなく、生活面、費用面、痛みへの不安なども気軽に相談できるように心がけています。

歯列矯正のエキスパートであるドクターが、カウンセリングにて丁寧に行い、先進の機器による的確な診査・診断のもと、治療プランをご提案させていただいております。

設備が充実しているか

当院では、インビザライン のマウスピースの型取りに「iTero」という3Dスキャナーを導入し、短時間で快適に歯型を取ることができるようになりました。

また、オルソパルス(OrthoPulse)という矯正治療の補助装置も別料金になりますが、ご希望により対応出来ます。

これは、歯に赤外線を当てることで歯の動きが良くなり、矯正治療の期間の短縮・痛みの軽減ができるものです。

その他、院内設備についても、お身体に優しい高品質な診療を受けていただけるよう、きめ細やかな配慮とさまざまな設備の充実にも力を入れております。

院内設備、衛生管理について

私たちは、以下を心がけて院内環境を整えております。

詳しく見る

インビザライン矯正を東京で受ける時に赤坂さくら歯科クリニックが選ばれる理由

インビザライン矯正は、目立ちにくく矯正していることが分かりにくいため、近年、東京都内の多くの歯科クリニックで取り入れられている矯正方法です。

赤坂さくら歯科クリニックは、以下のポイントでインビザライン矯正をしている多くの患者様に選ばれています。

  • 審美歯科のエキスパートが矯正治療を行っている
  • アクセスのよい場所にあり、朝7:30から診療、お昼時間も診療していて通いやすい
  • インビザライン矯正にかかる費用が分かりやすい
  • 患者様のご希望に沿ったプランの提案ができる
  • 「相談しやすい」カウンセリングを行う
  • 院内設備が充実しており、安心して治療を受けられる

初診相談・カウンセリングは無料となっておりますので、歯並びや噛み合わせで気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。

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歯の神経は抜いても大丈夫?メリット・デメリットや神経を蘇らせる治療をご紹介

歯科医に行き「歯の神経を抜く」と言われ、「歯の神経って抜いても大丈夫なの?」「神経はできるだけ抜きたくないんだけど抜くしか選択肢はないの?」と思われている方も多いのではないでしょうか?

歯の神経を抜くことにはメリットもありますが、同時にデメリットも多くあります。

こちらの記事では、そもそも歯の神経を抜くとはどういうことなのか・神経を抜くメリットとデメリット・神経を蘇らせるおすすめの治療についてご紹介します。


歯の神経を抜くとはどういうこと?

そもそも「歯の神経を抜く」とはどういうことなのでしょうか。
歯の神経の役割と、歯の神経を抜くという治療について詳しくご紹介します。

歯の神経の役割

一般的に歯の神経とは、「歯髄」のことを指します。
歯は外側から、表面のエナメル質・少し柔らかい象牙質・歯髄で構成されています。

歯髄は神経と血管で構成されていて、以下のような役割を持っています。

  • 細菌感染など、歯に加わるさまざまな刺激を感知し、痛みという形で異常を脳に知らせる
  • 神経の中の血管を通して栄養分や水分・酸素を歯に供給する

歯の神経は、歯を健康に保つために非常に重要な機能を担っているということです。

歯の神経を抜くとは「歯髄」を取り除くということ

歯の神経を抜くというのは、歯髄を取り除くことを指します。

つまり、歯の神経・血管・細胞などをすべて抜いてしまうことです。

虫歯菌が歯の神経にまで到達し激しい痛みがある場合や、歯髄炎が原因で知覚過敏が起こっている場合などは歯の神経を抜く治療が行われます

強い痛みが起こっているならば、歯の神経を抜く治療が必要になります。

歯の神経を抜くメリット

歯の神経を抜くメリットには、大きく下記の2つがあります。

  • 感染した箇所を除去して感染拡大を防ぐ
  • 痛みがなくなる

それぞれに対して詳しくご紹介します。

感染した箇所を除去して感染拡大を防ぐ

歯の神経を抜く最も大きなメリットは、細菌に感染した歯髄を除去することで感染拡大を防ぐことができるという点です。

歯髄が細菌に感染していても、歯髄が生きてれば細菌の増殖をある程度抑えることができます。しかし、歯髄が壊死してしまうと、細菌が爆発的に増殖します。

増殖した菌を放置してしまうと、歯を支えるあごの骨にまで感染が広がり、根尖性歯周炎という病気に発展してしまうこともあります。

歯髄が壊死し、あごの骨にまで感染が広がってしまう前に抜いてしてしまうことで、菌が増殖することを防ぐことができます。

痛みがなくなる

歯の神経を抜けば、歯の痛覚がなくなり痛みがなくなることもメリットの1つです。

歯の神経にまで虫歯が達すると、激痛が起こります。このような場合は麻酔も効きにくく、神経を抜かなければ痛みはなくなりません。

軽度であれば冷たい飲料を飲む際などの刺激で痛みが発生しますが、一時的ですぐに収まることも多いです。

しかし、虫歯が重度になると、温かい飲料を飲む際でも痛み出し、常に痛みが続くようになります

痛みの程度には個人差がありますが、よく「耐え難い痛み」と表現されます。

歯の神経を抜くとそのような痛みからすぐに解放されるという点が、大きなメリットです。

歯の神経を抜くデメリット

歯の神経を抜くメリットをご紹介しましたが、神経を抜くことには大きなデメリットがあります。

  • 歯が脆くなる
  • 痛みを感じなくなるため、歯のトラブルに気づくのが遅れる
  • 歯の色が変色する
  • 再び痛くなることがある

上記4つのデメリットについて、詳細をご紹介します。

歯が脆くなる

神経がなくなると歯は脆く弱くなってしまいます。

歯髄を抜くと、中の細かな血管も一緒に抜くことになるので、当然歯に栄養が行き届かなくなります

すると歯は脆くなり、固い物を噛んだ時に割れてしまう事もあります。

歯の寿命が短くなってしまうので、神経を抜いたら定期的に歯科医で状態を確認しましょう。

痛みを感じなくなるため、歯のトラブルに気づくのが遅れる

歯の神経を抜くと痛みを感じることができにくくなります。よって、虫歯などの異常に気づくのが遅くなってしまいます。

歯が痛い時や沁みる時など、神経を取ってしまえば痛みは治まります。

しかし、神経のない歯でも虫歯になることはあります。

痛みが発生しないということは、歯の内部で虫歯が進行していても気づくことができず、治療が遅れてしまうということも意味します。

歯科の治療は基本的に、治療が遅れるほど大掛かりになり、費用も時間も多く必要になります。

最小限の費用と労力で済ませるためにも、歯の神経を残しておくことは大切です。

歯の色が変色する

神経を抜いてしまうと歯の色が変わり、黒ずんでしまいます。

神経には血管が通っているため、抜くことで血液が循環しなくなり、歯のコラーゲンが変色してしまうのです。

多くの場合は白っぽい被せ物をして見た目を改善することが多いですが、不自然になってしまわないためにもできるだけ神経は残しておきたいですね。

再び痛くなることがある

神経を抜いても、再び痛みが起こるケースがあります。

神経を抜いた後の空間が感染をおこすと、時間がたってから腫れや痛みを起こす可能性があります。また、歯の根の先に膿の袋ができ、蓄膿症や口臭の原因になることがあります。

うまく治療が出来ていないと、神経の一部が歯の中に残ってしまうことがあり、触れると痛みが出ることもあります。

神経を抜けば痛みから解放されると思っても、再び痛みが起こるリスクがあるということです。

歯髄再生治療がおすすめ

ここまで歯の神経を抜くメリットとデメリットをご紹介しました。

結論として、歯の神経はできるだけ抜かないことをおすすめします。

しかし、どうしても神経を抜く必要があったり、すでに神経を抜いてしまったということもあるでしょう。

その場合は、歯髄を蘇らせる「歯髄再生治療」という治療をおすすめします。

歯髄再生治療とはどのような治療なのか、詳細をご紹介しましょう。

当院の歯髄再生治療については、こちらのページも合わせてご覧ください。

歯髄再生治療とは?

「歯髄再生治療」とは、痛みを取るために歯髄をいったん抜かなければならない歯に対して、親知らずや乳歯などから「歯髄幹細胞」を移植することで歯髄・象牙質を蘇らせる治療です。

神経や血管が入っている歯髄腔に、親知らずや乳歯などから取って培養した歯髄幹細胞を入れることで、神経や血管が再生していきます。

つまり、不要な歯にある歯髄の細胞を、神経を取った歯に移植するということです。

自身の細胞を使用するので、拒否反応が少なく定着しやすいのが特徴です。

歯髄再生治療の相場は、前歯の場合1根管60万円〜80万円程です。

少し高額に感じるかもしれませんが、下記の理由からこのような費用がかかります。

  • 歯髄幹細胞は抜いた後に専門の機関で培養・保管する必要があり、その費用が掛かる
  • クリーンベンチと呼ばれる、歯髄幹細胞にゴミやほこり・空気中の微生物が付着しないよう無菌状態を保つための装置を使用しなければならない
  • 治療の際に第二種歯科感染管理者という資格を取るのに大きな費用と時間が掛かる

奥歯は根管数が多いため、治療する根管数に応じて金額が変動します。

歯髄の再生能力は日々落ちていくため、1日でも早い段階で採取し凍結保存しておくことがおすすめです。

根の状況や細胞の状況によって治療が困難な場合もありますので、歯科医で確認してもらいましょう。

歯髄再生治療のメリット

歯髄再生治療には多くのメリットがあります。

歯髄再生治療を行うことで、歯を長持ちさせることができます。

神経が栄養を届けてくれるので、割れにくい・病気になりにくい歯を維持することができるのです。

歯の寿命が損なわれず、ご自分の歯でしっかりと噛むことができるので、全身の健康につながります。

一度変色してしまった歯に関しても、裏側からブリーチをして歯髄を入れていくことで、歯を白くしながら神経を蘇らせることが可能です。

抜いた歯の歯髄幹細胞は凍結保存しておくことで、歯髄幹細胞由来のエクソソームや化粧水など、歯の再生治療以外にも活用できます

歯髄再生治療は非常にメリットの多い治療なので、ぜひ検討してみてください。

赤坂さくら歯科クリニックなら歯髄再生のエキスパートによる治療が可能

歯髄再生治療が対応できる歯科医院は、全国でも少数です。

赤坂さくら歯科クリニックなら歯髄再生のエキスパートによる治療が可能です。

歯髄再生治療を受けるために、遠方からご来院される患者さまも多くいらっしゃいます。

歯髄再生治療にご興味がございましたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。

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インビザラインで抜歯が必要なケースは? 抜歯せずに矯正する方法も解説

インビザライン矯正は、抜歯の必要がなく軽度な症状であることが、基本的な適用条件です。

しかし、安全性や審美性を考えた場合に、抜歯した方が良いケースもあります。

この記事では、インビザライン矯正で抜歯が必要なケースや、抜歯せずに矯正を進める方法、また、抜歯するメリットとデメリットなどを紹介します。

インビザライン矯正をしたいけど、自分の歯は矯正できるのか」「抜歯しなければならないのか」といった不安をお持ちの方も多いでしょう。

赤坂さくら歯科クリニックでは初回カウンセリングは無料です。

親身に、丁寧にお話しをお伺いするので、気軽な気持ちで一度ご相談ください。

インビザライン矯正で抜歯が必要なケース

インビザライン矯正をしたいけど、自分は抜歯が必要なのかどうか気になる方も多いと思います。

ここでは、インビザライン矯正で抜歯が必要な代表的なケースを解説します。

前歯の突出(口ゴボ)が目立つ

顔を横から見たときに、鼻とあごを結ぶEライン上で、口元の突出感が目立つ(口ゴボ)と、抜歯が必要になることもあります。

口ゴボは歯並びや骨格のバランスによって起こりますが、骨格に問題がある場合は、インビザライン矯正で歯並びをいくら整えても、改善されないケースがあります

そのような際は、抜歯することで前歯を後ろに引っ込めるスペースを作り、口元の突出感を緩和し、口ゴボを改善するのです。

歯の生え方(向き)に問題がある

歯の生え方(向き)に問題があると、マウスピースをうまく歯にはめることができなかったり、歯を正しく並べるスペースが確保できなかったりするため、抜歯が必要になる場合があります。

具体的には、以下のようなケースはインビザライン矯正で抜歯を検討します。

  • 歯がねじれて生えている
  • 歯が傾いている
  • 歯が埋まっている
  • 歯が重なって生えている(重度の叢生)
  • 過剰歯(余分な歯)がある
  • など

このような問題があったとしても、実際に生え方に問題がある歯を抜歯するのではありません。

ほとんどの場合、噛み合わせに影響が少ない小臼歯(4番、5番の歯)を抜歯することでスペースを作ります。

虫歯や歯周病が悪影響を及ぼす

インビザライン矯正中に虫歯や歯周病が重度であったり、進行していたりすると、矯正を妨げる恐れから抜歯が必要になる場合があります。

原則として、虫歯や歯周病がある場合は、インビザライン矯正をはじめる前にまずは治療します。理由は、インビザライン矯正中に虫歯が進行し、マウスピースが合わなくなったり、計画通りに歯が動かなかったりするためです。

しかし、もともとの虫歯や歯周病の状態によっては、強い力がかかるインビザライン矯正中に、歯が抜け落ちる可能性が出てくるため、その歯の状態がとても悪いときは抜歯するケースがあります。

親知らずが歯の移動に邪魔になる

インビザライン矯正で親知らずがあると、抜歯する場合があります。理由は以下のとおりです。

  • 歯の移動の邪魔になる
  • 歯の移動がよりしやすくなり、遠心移動時によりきれいな仕上がりが期待できる
  • インビザライン矯正後の歯列の後戻りを防げる
  • 矯正期間が短くなる
  • 虫歯リスクを下げる(親知らずはもともと歯磨きがしにくいため、虫歯リスクが高い)

もともと、親知らずを抜歯しても大きなデメリットはないため、以上のような理由から抜歯することがあります。

抜歯せずにインビザライン矯正をすすめる方法

インビザラインは、基本的には抜歯を必要としない矯正治療です。

では、どのような方法で抜歯せずに歯の移動するスペースを作るのかを解説します。

IPR

「IPR」とは、薄いやすりのような歯科専用の器具を使って、歯と歯の間を少しずつ削る処置のことです。歯1本につき0.2〜0.5mm削ることで、歯の移動するスペースを作り出します。

なお、IPRにより、少ししみやすく感じる人もいますが、歯としては問題ないため安心してください。

IPRはインビザライン矯正では一般的な方法で、たとえば、12本の歯の片側をそれぞれ0.25mm(1本0.5mm)ずつ削る処置をした場合、トータル6mmのスペースができます。

歯1本の横幅は平均6〜8mmなので、抜歯した場合と同じくらいのスペースを確保できます。

歯列の幅を拡張

インビザライン矯正では、歯列の幅を拡張する「側方拡大」を行うことで、歯の移動スペースを確保します。

側方拡大は、歯列が狭かったり噛み合わせに問題がある際に歯を外側に押し広げます

正常歯列はUの字型の歯列弓であることが多いですが、歯並びに問題がある方は歯列が狭窄したVの字型をしている場合が多いです。そのような場合に、側方拡大によって歯の並ぶスペースを確保することが有効です。

あごのバランスを保つためにも、上下どちらか一方の歯列のアーチを広げるのではなく、上下どちらも拡大する必要があります。

奥歯を後方に移動

奥歯を後方に移動する「遠心移動」を行うことで、歯の移動スペースを確保します。

主な目的は、前歯の噛み合わせの改善ですが、マウスピースだけで移動が難しい場合は「顎間ゴム」と呼ばれる歯科専用のゴムを上下の歯にかけて、ゴムの引っ張る力を利用して歯を移動します。

奥歯の遠心移動は、親知らずが生えているとできなかったり、奥歯のあごの骨の状態によりできなかったりするため、医師としっかり確認する必要があります。

インビザライン矯正で抜歯するメリットとデメリット

メリット デメリット
・重度の歯並びでも治療できるようになる
・出っ歯や口ゴボを改善しEラインが美しくなりやすい
・症例によっては治療が早く終わる可能性がある
・健康な歯を失う
・抜歯部分が埋まるまでの矯正期間が伸びる
・抜歯の費用がかかる

インビザライン矯正で抜歯する場合、上記のようなメリットとデメリットが挙げられます。

抜歯する一番のメリットは、効率よく矯正が進み、難しい症例でも治療可能になることです。IPRや側方拡大、奥歯の遠心移動だけでは対応できない場合でも、抜歯することにより、インビザライン矯正が可能になるケースは多々あります。

一方、抜歯するデメリットで最も気になる点は「健康な歯を失うこと」でしょう。痛みを伴うだけでなく、一度抜歯すれば一生生えてきません。

インビザライン矯正は、歯並びを整える効果的な方法ですが、抜歯を伴う場合は、抜歯によるリスクも考慮する必要があります。信頼できる歯科医院で治療を受け、抜歯のメリットやデメリットを理解した上で、治療を受けるようにしましょう。

赤坂さくら歯科クリニックの抜歯なしインビザライン矯正の症例

症状:叢生(でこぼこの歯)
治療費用:800,000円(税抜)
治療期間:2年

こちらは、赤坂さくら歯科クリニックで治療したインビザライン矯正の症例です。

上記1枚目の症例写真を見てわかるように、左側の上あご2番(側切歯)と、3番(八重歯)の重なりが大きかったり、左側の下あご八重歯も上の歯を覆うようになっていたりと、でこぼこが目立つ歯並びでした。

徐々に歯の間のスペースを広げ、抜歯なしで叢生を矯正治療し、きれいに整ったことがわかります。

特に、複雑に重なり合った左側部分の歯並びの変化は著しく、ずれていた正中も揃いました。

横から見た2枚目の症例写真でも、1枚目で顕著にあらわれていた左側上あごの噛み合わせのずれが、正しく矯正されたことがわかります。

また、右側の下あご2番側切歯が前に傾いていましたが、後方に移動したことで違和感なく歯列が整っています。

抜歯なしで、前、横から見ても格段に審美性が上がった症例です。

インビザライン矯正で抜歯が必要かどうか気になるときは赤坂さくら歯科クリニックへ

インビザライン矯正は、抜歯を必要としない矯正治療ですが、歯並びや骨格の状態によっては、抜歯が必要になるケースもあります。

抜歯が必要なケースは、前歯の突出(口ゴボ)、歯の生え方(向き)の問題、虫歯や歯周病の悪影響、親知らずなど、さまざまな理由が挙げられます。

しかし、IPRや側方拡大、奥歯の遠心移動によって、抜歯なしで歯の移動スペースを確保することが可能です。

赤坂さくら歯科クリニックでは、患者様の歯の健康を考え、できる限り抜歯なしで矯正をしています。

他の歯科医院で、抜歯が必要と言われた方でも、当院では抜歯なしで矯正できるケースもあるため、一度無料カウンセリングにお越しください。

より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。

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インビザラインで失敗することはある?代表的な失敗事例をご紹介

インビザラインは透明なマウスピースを使用して行う歯列矯正法であり、痛みが少なく外から目立ちにくいというメリットがあります。

しかし、インビザラインにも失敗のリスクは少なからず伴います。

インビザラインをご検討の際には、「失敗するとどうなるのか」「失敗を避けることができるのか」が気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、インビザライン矯正の失敗事例について詳しく解説します。

インビザラインを検討中の方はぜひ参考にしてください。

赤坂さくら歯科クリニックでは、歯列矯正のエキスパートである医師によるインビザライン矯正を受けられます。

歯並びでお悩みの方、インビザラインに興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

インビザラインで失敗した事例

インビザラインは目立ちにくく取り外しができるため、一般的なワイヤー矯正よりも手軽なイメージがありますが、実際にはインビザラインで失敗したという事例もあります。

以下で、インビザラインでの失敗事例を詳しく解説します。

思った通りの効果が得られなかった

インビザラインでの矯正期間が終了しても、自分が想像していた歯並びにならなかったという失敗です。

この失敗は、主に次のような原因が考えられます。

  • マウスピースの装着時間が足りなかった
  • 歯科医師との仕上がりイメージに相違があった
  • インビザラインに適さない歯並びの問題があった

インビザラインでは、患者様ご自身がマウスピースの装着を行う必要があり、正確な方法と時間を守らないと期待通りの結果が得られないことがあります。

また、歯科医師とのコミュニケーション不足や不適切な診察も、矯正の失敗につながる可能性があります。

そのため、インビザラインを受けるクリニックを選ぶ際には、非常に慎重な検討が必要です。

噛み合わせが悪くなった

歯並びが改善されても噛み合わせが悪くなったという失敗です。

歯列矯正は、歯の位置を適切に調整することにより噛み合わせを改善するための治療法であり、通常は噛み合わせが悪化することはありません。

しかし、未熟な歯科医師が誤った治療計画やアプローチを選んでしまうと、噛み合わせの問題が発生する可能性があり、適切な歯科医師の選択が重要です。

特にインビザライン矯正に限らずマウスピース矯正は上下の歯列の間にマウスピースが介在するため、噛み合わせの調整が難しいこともあります。マウスピース矯正に精通した歯科医師を選びましょう。

虫歯・歯周病を発症した

インビザラインでの矯正中に、虫歯や歯周病を発症してしまうケースがあります。

これは、矯正中に口腔内が不衛生な状態であったことが原因となって起こります。

インビザラインを使用する際は、口腔ケアを怠ってマウスピースを長時間装着し続けたり、マウスピースの手入れを怠ることが口腔内に細菌の増殖を招き、結果的に虫歯や歯周病のリスクを高めてしまいます。

虫歯や歯周病が治療中に発症してしまうと、進行度合いにもよりますがそれらの治療が最優先されなければなりません。

治療中は歯の矯正が行えず、そのため矯正治療の期間が延びたり、最初からやり直す必要が生じる可能性もあるのです。

このような事態を避けるために、食事の後には歯磨きを丁寧に行い、口腔内の清潔さを維持することが重要です。

さらに、マウスピースの適切な装着方法を守ることも虫歯や歯周病予防に大切となります。

歯茎が下がった

インビザライン矯正によって、歯茎が下がり、歯根が露出してしまう場合があります。

歯にかけられる圧力が過剰であることによって、歯槽骨が過度に吸収され、歯肉が後退する歯肉退縮が発生するためです。

歯肉退縮が進行すると、歯が不自然に長く見えたり、歯根が露出してしまうことから、歯が非常に過敏になることがあります。

特に、インビザラインを含む歯列矯正治療では、歯肉退縮のリスクが増加すると言われています。

そのため、歯科医師は患者様の歯の状態を正確に把握したうえでリスク判断を行い、歯肉退縮のリスクを十分に患者様に説明し、理解していただいた上で治療方針を決定する必要があります。

もし歯肉退縮のリスクが大きいと判断したら、歯に対する負荷を減らしたり、動かす速さを減らしたりすることもあります。

赤坂さくら歯科クリニックのインビザラインについて

赤坂さくら歯科クリニックでは、特色のあるインビザライン矯正を提供しつつ、失敗のリスクを最小限に抑えるための治療が可能です。

以下では、当院のインビザライン矯正の特徴について詳しく説明いたします。

歯列矯正のエキスパートである医師が在籍

インビザライン矯正の成功において、医師の深い知識と幅広い経験が必要です。

赤坂さくら歯科クリニックはこの点を特に重要視しており、歯列矯正の分野で豊富な実績を持つ専門医が専属で在籍しています。

そのため、失敗のリスクが低減され、患者様が安心して治療を受けることができます。

当院では患者様に対して丁寧なカウンセリングを行い、ご希望や不安、そして歯の現状について細かくお伺いします。

これにより、患者様に最適な治療プランを提案できるよう努めています。

先進の医療機器を使用

赤坂さくら歯科クリニックでは、最新の歯科用機器を導入し、患者様の口腔内の状態を的確に把握することが可能です。

これにより、患者様一人ひとりに合わせた適切な治療を提供することができます。

特に、インビザライン矯正においては「オルソパルス」という矯正補助装置を活用しています。

オルソパルスを使用することで、矯正中に歯が歯根吸収されるリスクを軽減し、歯肉退縮のリスクを低減できます。さらに、歯の動きを良くし、治療期間を短縮することで、患者様の不快感を軽減するといったメリットもあります。

赤坂さくら歯科クリニックでは、これらの先進的な設備と技術を駆使して、患者様の歯の健康と美しさを追求し、最高水準の治療を提供しています。

赤坂さくら歯科クリニックのインビザライン症例写真を紹介

赤坂さくら歯科クリニックでインビザライン矯正を行った患者様の症例写真をご紹介します。

症状:下あごの叢生
治療費用:693,000円(税込)
治療期間:9ヶ月

上の治療前の写真では、下の前歯の高さが凸凹と不揃いであり、歯と歯が重なっている部分も見られます。

そこで、当院でインビザライン矯正を行いました。

治療期間は9ヶ月間で、下の前歯の凸凹や重なりが改善され、美しい歯並びが実現しました。

また、上の歯の歯並びも明らかに向上していることが分かります。

歯列矯正による歯並びの改善は、見た目の美しさだけでなく、歯磨きが容易になり、虫歯予防にもつながる重要な側面があるのです。

インビザラインの失敗を避けるなら赤坂さくら歯科クリニックへ

インビザライン矯正は、一定の成功率があるものの失敗のリスクも無視できない治療と言えます。

このリスクを最小限に抑えるためには、マウスピースの適切な使用や歯の丁寧なケア、そしてクリニックの選択が非常に重要です。

赤坂さくら歯科クリニックでは、インビザライン矯正において最新の機器を導入し、歯列矯正の専門医による的確な治療が提供されています。

経験豊富な医師陣が患者様の症状を的確に評価し、適切な治療プランを決定するため、失敗のリスクを最小化する取り組みが行われています。

インビザラインの失敗に不安を感じている方は、ぜひ赤坂さくら歯科クリニックへご相談ください。

より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。

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インビザラインは痛いの?痛みを感じるケースと痛みを軽減させる方法について解説

インビザラインは、金具やワイヤーを使用せず、透明なマウスピースを使って行う歯科矯正法です。

歯の矯正治療は通常、痛みを伴うというイメージが一般的です。

そのため、インビザラインを検討中の方は、どの程度の痛みが伴うのかについて知りたいと思うことでしょう。

この記事では、インビザライン治療における痛みの程度や痛みが生じるケースについて解説いたします。

赤坂さくら歯科クリニックでは、歯科矯正の専門医による患者様に合わせた治療を提供しています。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

インビザラインは痛いの?

一般的に言えば、インビザライン矯正はワイヤー矯正と比較すると、痛みが少ないのが特徴です。

通常のワイヤー矯正では、歯が動くときに発生する痛みだけでなく、装置が口内に当たるときや食事中にも痛みを感じることが多くあります。

それに対して、インビザラインはコンピューター上で緻密にシミュレーションされたマウスピースを使用して、歯を徐々に調整していくため、ワイヤー矯正に比べて痛みが軽減されます。

また、食事の際にはマウスピースを外す必要があるため、食事に関連する痛みも抑えられる傾向があります。

インビザライン矯正で痛みを感じるケース

インビザライン矯正は痛みが少ないのが特徴ですが、多少の痛みが伴う場合もあります。

以下では、矯正治療中に痛みを感じるケースについて解説します。

はじめてマウスピースを装着したとき

はじめてマウスピースを装着したときは、歯が圧迫されることで痛みを感じることがあります。

また、マウスピースの装着感に慣れていないため、違和感や痛みが生じる場合もあります。

通常、マウスピースを装着してから3〜6時間後に痛みを感じ始め、この痛みのピークは装着から1〜2日程度で訪れます。

しかし、この痛みは持続的なものではなく、一般的には3日から1週間ほどで慣れて、痛みを感じなくなることがほとんどです。

新しいマウスピースに交換したとき

新しいマウスピースに交換したときも痛みを感じることがあります。

インビザライン治療では、通常、週に一度新しいマウスピースに交換することで、歯を徐々に調整していきます。

そのため、新しいマウスピースに切り替えた際には、再び歯が動くため、痛みを感じやすくなります

この痛みは、はじめてマウスピースを装着したときと同様に、時間とともに軽減されていく傾向があります。

しばらく使用することで、歯が新しいポジションに適応し、装着感にも慣れていくでしょう。

マウスピースやアタッチメントが口内に当たっている

インビザラインで使用するマウスピースやアタッチメントが口内に当たり、痛みを感じる場合もあります。

アタッチメントとは、マウスピースを歯に確実に取り付けるために、歯に直接取り付ける小さな突起物のことです。

インビザラインのマウスピースは通常、食事の際に外す必要があるため、このアタッチメントが食事中に口内を傷つけ、痛みを引き起こす可能性があります。

さらに、マウスピースが歯茎に当たることで痛みを感じることもあるでしょう。

この場合は、クリニックでマウスピースを調整することで問題を改善できます。クリニックでマウスピースの辺縁を削ったり調整することで違和感が軽減されることがほとんどです。

インビザラインの痛みが軽減できるオルソパルスとは

オルソパルスとは、光を当てることで歯が動くスピードを速めることができる、矯正治療の補助装置のひとつです。

オルソパルスの使用によって、単に矯正期間の短縮だけでなく、矯正治療に伴う痛みを軽減できるメリットもあります。

これは、光を歯周組織に照射することで、細胞活性化が促進され、歯が動く際の痛みや違和感が軽減されるためです。

赤坂さくら歯科クリニックでは、オルソパルスを使用して、効果的な歯列矯正治療を提供しております。

オルソパルスを検討されている方々は、どうぞお気軽にご相談ください。

赤坂さくら歯科クリニックのインビザライン矯正の症例をご紹介

赤坂さくら歯科クリニックで行った症例をご紹介します。

次の写真は当院でインビザライン矯正を行った患者様の治療前と治療後のお写真です。

こちらは治療前のお写真です。

そしてこちらが、治療後半のお写真です。

治療前は、歯並び全体に凸凹や不規則な配置が目立つ状態でしたが、インビザライン矯正を1年半受けた結果、歯並びが驚くほど改善されました。

特に、目立っていた八重歯の箇所が美しく調整され、周囲の歯と自然に調和しています。

この後正中を合わせて微調整を行いました。

このような複雑な歯並びであっても、抜歯なしでこれほど美しい歯並びに改善することも可能です。

歯列矯正によって歯並びを改善することは、審美性だけではなく、虫歯や歯周病の予防にもなり、お口の健康を保つことにもつながります。

痛くないインビザライン矯正なら赤坂さくら歯科クリニックへ

インビザライン矯正は、ワイヤー矯正と比較するとはるかに痛みが少ない矯正法です。

しかし、矯正によって歯を動かす際には少なからず痛みが発生します。

赤坂さくら歯科クリニックでは、オルソパルスという特別な装置を導入しており、これを用いることで矯正治療に伴う痛みを軽減することができます。

インビザライン矯正を受けつつも痛みを最小限に抑えたいとお考えの方々は、どうぞ赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください。

当院では、矯正歯科の専門家である医師が、患者様に最適な治療を提供いたします。

より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。

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歯の根の治療ってどんな治療?治療が必要なケースと治療の流れを解説

歯科治療においては、様々な原因によって歯の根(神経)の治療が必要となることがあります。

しかし、歯の根の治療がどのようなものか分からないと、「神経を抜いて大丈夫?」「歯がなくなるのでは?」などと不安になってしまうことがあります。

歯の根の治療は、自分の歯を保つために非常に重要な治療です。

この記事では、歯の根の治療について詳しく解説していきます。

歯の根の治療に不安を感じている方はぜひ参考にしてください。

歯の根の治療とは

歯の根の治療とは、歯の内部にある神経(歯髄)に関連する治療の一つで、通常は「根管治療」とも呼ばれます。

この治療は、さまざまな原因によって感染や炎症が生じた歯髄を取り除く処置を行うものです。

歯の根の治療は歯を残すために重要な治療

歯の根の治療は、自分の歯を長く保つために行われる重要な治療です。

歯の内部に感染や炎症が進行して神経に達してそのままの状態を放置すると、歯を抜く必要が出てくるかもしれません。

しかし、歯の根の治療を受けることで、自分の歯を保ちながら問題を解決できます。

この治療では、感染や炎症を引き起こしてしまった歯髄を慎重に取り除き、根管内に特別な薬物を詰めて感染の再発を防ぎます

これにより、歯は抜かずに自分の歯を長く使うことができる可能性が高まります。

歯の根の治療が必要なケース

歯の根の治療が必要なケースには次のようなものがあります。

  • 虫歯が神経にまで到達している
  • 神経が死んでしまっている
  • 歯の根の先に膿がたまっている

以下でこれらについて詳しく解説します。

虫歯が神経にまで到達している

歯の虫歯を放置すると、最終的には虫歯が歯の神経にまで進行してしまいます。

虫歯が神経に達すると、痛みや不快感が顕著になり、この痛みを和らげるためには歯の根の治療が必要です。

神経に到達した虫歯は、ズキズキとした激しい痛みを引き起こし、この痛みは日常生活に支障をきたすこともあります。

また、感染が進行すると歯の周囲の組織にも影響を及ぼし、さらなる合併症を引き起こす可能性があるため、早急な治療が必要となります。

神経が死んでしまっている

歯の神経が死んでしまっている状態でも、歯の根の治療が必要となることがあります。

この状態は、虫歯が進行したり事故や歯ぎしりなどによって歯に強い衝撃が加わったときに発生することがあります。

歯の神経が死んでしまった状態では、一般的に痛みは感じません

しかし、神経が死ぬと、歯の内部に感染が進行するリスクが高まり、歯茎の腫れや化膿、歯の変色などの症状が現れる可能性があります。

そのため、これらの症状が現れると、神経を取り除く治療が必要となります。

歯の根の先に膿がたまっている

歯の根のあたりに膿がたまることを「根尖性歯周炎」と言い、歯の根の治療が必要となります。

この症状は、歯の神経が死んでいる状態を放置することで、歯根の中で細菌が繁殖し、膿がたまることで起こります。

初期段階では、根尖性歯周炎に関する自覚症状がほとんどないことが一般的です。

しかし、この状態が進行すると、歯の下あたりの歯茎が腫れたり、腫れた歯茎から膿が排出されることもあります。

また、一度歯の根の治療を行った歯が再び感染を起こして、根尖性歯周炎を起こすケースもあります。

歯の根の治療の流れ

歯の根の治療は、一般的に次のような流れで行われます。

  1. 歯を削り、神経を抜く(抜髄)
  2. 歯根の洗浄
  3. 歯根に薬を詰める
  4. 被せものを被せる

赤坂さくら歯科クリニックの根管治療の流れや、治療内容は公式YouTubeチャンネルの動画で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

赤坂さくら歯科クリニックの根管治療の特徴

歯の根の治療は非常に難しく、失敗のリスクが高い治療とされています。

その主な理由は、歯根が非常に複雑な形状をしており、内部を十分にクリーニングすることが難しいことです。

さらに、治療中に細菌が歯の内部に侵入し、再度感染が起こる可能性があるためです。

赤坂さくら歯科クリニックでは、これらの課題に対処するための先進的な設備を備えています。

以下では、当院の根管治療の特徴を詳しく説明いたします。

マイクロスコープによる根管治療

当院では、歯科用マイクロスコープを活用した根管治療を実施しています。

歯の根管は非常に複雑な構造をしており、肉眼では微細な詳細までを観察することが難しいことがあります。

そのため、マイクロスコープを導入することで、根管の内部を明確に見ることができ、より精密な治療を行うことが可能となります。

ラバーダム防湿

ラバーダム防湿とは、ラバーダムシートと呼ばれるゴム製のシートを用いて、治療対象の歯を隔離し、唾液と治療器具や治療部位の接触を防ぐ方法です。

治療中に唾液などから細菌が感染すると、根管治療の成功率が低下する可能性があるため、ラバーダム防湿は極めて重要な要素とされています。

日本ではラバーダムを使用しない歯科医院が多いため、根管治療の成功率が低いという指摘もあるのです。

当院では、ラバーダム防湿を実施することにより、感染を予防し、治療の精度を向上させています。

ニッケルチタンファイル

ファイルとは、根管内の組織を取り除き、清掃するための道具です。

当院で使用しているニッケルチタンファイルは、非常に優れた柔軟性を備えており、複雑な根管の形状に適応し、細部まで緻密に処置できる特徴があります。

これにより、根管治療の成功率を向上させることが期待されます。

歯の根の治療は高い技術と最新の医療機器を備えた赤坂さくら歯科クリニックへ

歯の根の治療は、自分の歯を残し、長く保つために非常に重要な治療です。

ただし、歯の根の治療は複雑で失敗のリスクも存在するため、治療を受ける際にはクリニックの選択が非常に重要です。

赤坂さくら歯科クリニックでは、高度な技術を持つ医師が治療を担当し、最新の医療機器を活用することで、治療の精度を向上させています。

自分の歯を長く保つためにも、歯の根の治療を検討される際には、ぜひ赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください。

より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。

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歯髄再生治療を東京で受けるなら赤坂さくら歯科クリニックへ!おすすめの理由を紹介

虫歯の進行や事故による損傷は、歯髄に悪影響を及ぼすことがあり、その結果、歯を抜くか神経を取る処置が必要になることがあります。

しかし、これらの処置には、見た目が損なわれたり、歯の寿命が短くなるなどのデメリットが存在します。

そこで、「神経を残したい」「歯を抜きたくない」「歯の寿命を伸ばしたい」と考える方には、歯髄再生治療が選択肢として存在します。

この治療法は、歯髄を取り除かずに再生させる方法を用いて歯を健康に戻すことを目指します。

歯髄再生治療は、東京で受けるなら、赤坂さくら歯科クリニックがおすすめです。

この記事では、歯髄再生治療について詳しく解説し、赤坂さくら歯科クリニックの特徴についてご紹介します。

歯髄再生治療にご興味のある方はぜひ参考にしてください。


歯髄再生治療とは

歯髄再生治療は、虫歯や歯周病によって損傷し、死んでしまったり、治療によって抜かれた歯髄を再生させる治療法です。

歯髄は歯の内部に位置し、歯の神経としても知られています。

この治療法では、歯髄の再生を促すために患者の体内から採取した幹細胞を用いることが一般的です。

治療は、乳歯・親知らず・矯正の便宜抜歯で抜いた歯などの不要な歯を利用し、歯の内部に存在する歯髄幹細胞を採取して移植します。

これにより、歯髄が再生され、歯が健康的な状態に戻ることが期待されます。

歯髄再生治療のメリット

歯髄再生治療には様々なメリットがあります。

以下で歯髄再生治療のメリットについて詳しく解説します。

歯が長持ちする

神経は歯にとって非常に重要な存在であり、歯を強化し、適切な機能を維持する役割を果たしています。

神経のない歯は、神経によって栄養供給が行われなくなるため、歯の組織がもろくなり、割れやすくなることがあります。

歯髄再生治療は、歯内部の神経を再生させ、栄養供給を復活させることで、歯を割れにくく丈夫に保ちます

これにより、歯が本来の強度と耐久性を取り戻し、長い間健康的に機能し続けることが期待できるのです。

二次カリエスを防ぐ

二次カリエスとは、虫歯治療後の詰め物や被せものの隙間に虫歯菌が入り、再び虫歯になることです。

従来から用いられる、神経を取った後の空洞に詰められる充填物には細菌に抵抗する作用がほとんどありません。

細菌の侵入に抵抗するためには緊密に充填物を詰める必要がありますが、そうしても数マイクロメートル単位の細菌の侵入を防ぐのは難しいです。

神経が歯髄再生治療によって復活すると、緊密に封鎖し細菌に対しても抵抗性を示してくれるので、より再度の細菌の感染に強くなる効果があります。

また、神経のない歯は痛みを感じないため、虫歯などの問題に気づきにくく、進行が進んでしまうことがあります。

そのため、歯の神経を蘇らせることで、二次カリエスのリスクを低くし、歯を健康に保つことができます。

全身の健康につながる

歯の健康は全身の健康に密接に関連しています。

歯の神経が失われてしまうと、歯のトラブルがより頻繁に発生し歯が割れやすくなることがあります。

歯が割れてしまうと抜歯になってしまうことが多く、結果として歯の寿命を短くしてしまいます。

歯を抜歯するとその部分で噛みづらくなり、反対側の歯で噛むようになります。片側で噛む癖がついてしまうと左右一方にばかり負担がかかり、さらなる歯の割れるリスクが高まってしまいます。

これにより、食事を十分に噛むことが難しくなり、栄養の吸収に問題が生じることで、健康を損なう恐れがあります。

歯の神経を再生させることは、このような問題を軽減し、全身の健康をサポートするために重要です。

再生された歯髄は歯を健康な状態に戻し、自分の歯でしっかり噛んで食事ができるため、全身の健康を維持することにつながります。

歯以外の全身に応用できる

歯髄再生治療において採取された歯髄幹細胞は、歯の再生に留まらず、全身のさまざまな健康問題や美容へ応用する研究が進んでいます。

採取された歯髄幹細胞は、凍結保存が可能であるため、将来の医療や美容のニーズに備えて保管することができます

これにより、自身の幹細胞を利用して、様々な疾患の治療に役立てる可能性が広がるのです。

赤坂さくら歯科クリニックの歯髄再生治療の特徴

歯髄再生治療は比較的新しい治療法であるため、その専門的な対応を提供できる歯科クリニックはまだ数が限られているのが現状です。

しかし、赤坂さくら歯科クリニックはこの治療法に早くから注目し、専門のエキスパートによって質の高い治療を提供しています。

当院では、歯髄再生治療に特化したカウンセリングルームと治療室を完備しています。

専用の治療室には、無菌状態を保つクリーンベンチや専用の治療器具が設置されており、治療中に微生物の侵入や院内感染のリスクを極限まで減らすための対策が施されています。

赤坂さくら歯科クリニックでは、歯科医師の高度な専門知識と最新の設備を駆使して、患者様に最高水準の治療を提供しています。

当院の歯髄再生治療については、公式YouTubeチャンネルの動画「新時代到来!?抜いた親知らずを有効活用できる歯髄再生治療について徹底解説!【歯医者】」も合わせてご覧ください。

東京で歯髄再生治療をお考えの方は赤坂さくら歯科クリニックへ

歯髄再生治療は、失われた歯の神経を再生させる画期的な治療法であり、その効果は歯を健康に保つだけでなく、全身の健康にも大きな影響を及ぼすことがあります。

ただし、現状では歯髄再生治療を提供できる歯科クリニックはまだ限られており、適切な治療を受けるためには信頼性の高いクリニックを選ぶことが重要です。

赤坂さくら歯科クリニックは、最新の設備と歯髄再生治療の専門家による治療を提供しています。

歯の健康を守り、全身の健康を支えるためにも、東京で歯髄再生治療をお考えの方は赤坂さくら歯科クリニックへご相談ください。

より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。

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