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歯の神経が死ぬまでの期間は?神経が死んだ場合のリスクと治療法を解説

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歯の神経が死ぬまでの期間は?神経が死んだ場合のリスクと治療法を解説

歯をぶつけたり虫歯を放置したりすると、歯の神経が死ぬことがあります。

しかし忙しくて治療に通えない場合、治療を急ぐべきか後回しにするか悩みます。

そこで今回は、歯の神経が死ぬまでの期間や歯の神経が死にかけている歯の治療法を解説します。

治療するかどうかを迷っている方は、最後まで読んでみてください。

赤坂さくら歯科クリニックは歯髄再生治療を提供しております。

歯を長持ちさせたい方、歯の神経を除去したままにしたくない方は、ぜひご相談ください。

歯の神経が死ぬまでの期間は?

歯の神経が死ぬまでの期間は、数日から数カ月です。

原因や個人差などによって異なります。

歯の神経が死ぬ主な原因は以下のとおりです。

・虫歯の症状が進行し、歯の神経まで到達した
・歯周病が進行し、細菌が歯の神経にまで広がった
・歯ぎしりや食いしばりによって歯がすり減った部分から細菌が侵入した
・ケガや事故で外部から強い衝撃が加わり歯が損傷し、細菌に感染した

虫歯の場合は痛みが3〜4日続き、痛みを感じなくなると歯の神経が死んでいることが多いです。

ただし、痛みがないこともあります。

歯の神経は細菌に感染して死ぬことが多いです。

そのため、虫歯の大きさや歯の抵抗性によって異なるのです。

できるだけ早く治療することをおすすめします。

死にかけている歯の神経を放置した場合のリスク

歯の神経が死にかけている場合、放置するとリスクがあります。

細菌に感染していたり強い衝撃で歯が損傷していたりするためです。

・細菌の感染が広がり、周辺組織に炎症や感染拡大が発生する
・歯の損傷がひどくなる

放置すると細菌の感染が広がったり、損傷した部分からひびが入ったりして損傷範囲が広くなることがあります。

放置しても自然には回復しないため、早急な治療が必要です。

歯の神経が死にかけている場合の治療法

歯の神経が死にかけている場合、根管治療や根管治療と歯髄再生を組み合わせて治療するのが一般的です。

ほかにも治療後に被せ物をしたり最終的には抜歯を行います。

治療法を解説します。

根管治療

根管治療は歯の神経が細菌に感染した場合などに、一般的に行われている方法です。

歯の神経を除去して歯を消毒し、新たに感染しないように薬を詰めます。

抜歯と違い歯を残せますが、歯の神経がないため以下のようなデメリットがあります。

・痛みやしみを感じにくくなり、虫歯や歯周病などのトラブルに気付くまでに時間がかかる
・栄養などが行き届かなくなり、歯がもろくなり寿命も短くなる
・歯の神経の中の血管もなくなり、歯の代謝能力が失われて変色する
・本来の歯の寿命に比べて10年ほど短くなり、5年~30年になる

根管治療は難しい治療のため失敗率も高く、行う際はデメリットを理解しておくことも大切です。

こちらでも解説しています。

併せてご覧ください。

歯髄再生治療と根管治療の組み合わせ

歯の神経が死にかけている場合、おすすめなのは根管治療と歯髄再生治療を組み合わせた治療法です。

歯髄再生治療は歯の神経を含む組織を再生する技術です。

不要な親知らずや乳歯から歯髄幹細胞を採取し、培養して移植することで歯の神経の再生が期待できます。

幹細胞にはほかの細胞に変化する分化と同じ細胞を増やす自己増殖の能力があります。

死にかけている歯の神経を除去したあとに再生を促す成長因子とともに移植することで歯の神経の根本的な治療が期待できるのです。

そのため、さまざまなメリットがあります。

・刺激や温度の感覚が戻る
・栄養が届くようになり、歯が丈夫になる
・虫歯や歯周病などのトラブルに気付きやすくなり早期治療ができる

しかし歯髄再生治療はまだ新しい技術のため、行っているクリニックが少なく、費用も高いというデメリットもあります。

こちらでも解説しています。

併せてご覧ください。

歯の神経に関するよくある質問

歯の神経の死に関するよくある質問です。

疑問や不安がある方は、確認してみましょう。

痛みがなくなれば歯の神経が死んだということ?

「痛みがない=歯の神経が死んだ」とは言い切れません。

神経が死んでいても痛みがある場合も多いからです。

歯の神経が死んだ兆候としては、歯が変色した、刺激や熱を感じなくなった、歯茎の部分に膿の袋ができたなどがあります。

虫歯になった時点で、細菌の感染が進行している可能性があります。

痛みの有無に関係なく、クリニックで診てもらいましょう。

歯の神経が死んでいるかレントゲンで検査できる?

検査できます。

レントゲンでは硬い歯や骨が白く写りますが、歯の神経が死んでいると歯根の先端の硬い骨が膿袋に置き換わり、黒く見えることも多いです。

レントゲンのほかにも温度や電気を使用して検査をすることもあり、検査方法はクリニックによって異なります。

治療で歯の神経が死んで痛みが治まるまでの期間は?

治療で歯の神経が死んで痛みが収まるまでの期間も、歯の神経の感染状態や腫れの進行なども、個人差があります。

1週間以上経過しても痛みが続く場合は、歯の神経障害性疼痛の可能性があります。

死んだ歯の神経の周りの歯の神経が異常を感じ、痛みを引き起こしたのが原因です。

根管治療後に痛みが続く場合、持続性根管治療後疼痛の可能性があります。

歯の神経障害性疼痛は自然と治らないため、早急にクリニックに相談してください。

歯の神経を再生するなら赤坂さくら歯科クリニックへ

歯の神経が死ぬまでの期間は原因や症状の度合い、進行の度合いなどの個人差によって異なります。

しかし多くの場合細菌に感染したことが原因のため、なるべく早く治療することが大切です。

歯の神経が死にかけている場合の治療は、赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください。

赤坂さくら歯科クリニックでは、歯の神経を再生する歯髄再生治療を提供しています。

興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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カテゴリ:医師監修コラム, 歯髄再生治療に関するコラム

赤坂の矯正歯科クリニック|選ぶ際のポイントと赤坂さくら歯科の魅力

矯正を考えていても、どのクリニックを選べばよいのかわかりません。

矯正は高額のため、失敗したくないと思う方は多いです。

今回は、矯正歯科を選ぶ際の注意点と、赤坂でおすすめの「赤坂さくら歯科クリニック」の魅力を解説します。

赤坂さくら歯科クリニックでは、子どもから大人まで幅広い矯正治療を提供しています。

興味のある方は、ぜひご相談ください。

赤坂の矯正歯科を選ぶ際の確認事項

矯正歯科を選ぶ際は複数の視点から確認することが大切です。

以下に解説します。

自分にあった矯正装置の種類があるか

矯正歯科選びで最も重要なのは、自分に合った矯正装置があるかどうかです。

装置にはさまざまな種類があり、選び方を間違えると後悔する可能性があります。

以下の表で主な種類を比較しましょう。

ワイヤー矯正

マウスピース矯正

取り外し

不可能

可能

(毎日20時間以上装着の必要あり)

痛み

強いことがある

弱い

治療期間

全体:1年半~3年以上

部分:2カ月~1年

全体:3カ月~2年

部分:2年~3年

相場

全体:60万~120万円

部分:30万~70万円

全体:40万~100万円

部分:30万~60万円

見た目

目立ちやすい

(種類によって異なる)

目立ちにくいものが多い

種類

・メタルブラケット矯正

・セラミックブラケット矯正

・舌側(裏側)矯正/リンガル矯正

・インビザライン

・クリアコネクト

・アソアライナー

歯科矯正を選ぶ際には、まず、自分に合った矯正装置を提供しているかを確認してください。

信頼できる医師かどうか

矯正歯科を選ぶ際、信頼できる医師かどうかも重要です。

・知識や技術があるか
・リスクをしっかり説明してくれるか
・接客態度に問題がないか

特に、日本矯正歯科学会の認定医が在籍するクリニックは、知識や技術が高いと言えます。

ただし、認定医でも接客態度やリスク説明が不十分なら注意が必要です。

また、費用が安すぎる場合は、経験が浅い医師が行う可能性や医師のチェックがないまま衛生士などのスタッフが治療を進めていく可能性があります。

医師の経歴やカウンセリング、口コミなどを通じて信頼性を確認しましょう。

自分に合った支払いができるか

矯正歯科を選ぶなら、自分に合った支払いができるかどうかもチェックしましょう。

矯正治療は高額です。

また、クリニックによって支払方法が異なります。

医療ローンは組めるか、カード払いや電子決済、分割支払いはできるかなど、自分に合った支払いができるか確認してください。

フォロー体制が整っているか

クリニック選びにはフォロー体制が整っているかも大切です。

矯正中にトラブルが起こることも多いためです。

・ワイヤーの痛みが強い
・マウスピースを紛失した
・矯正装置に不具合が起きた
・虫歯や歯肉炎(歯茎が腫れたり出血したりする)になった

夜や休日でもメールやラインで連絡ができるかを確認してください。

また、通いやすさや予約の取りやすさも大切です。

フォロー体制が整っており、迅速に対応できるクリニックを選びましょう。

矯正治療に必要な設備が整っているか

矯正治療を受ける際は、クリニックの設備も確認しておくことをおすすめします。

特に、セファログラムや歯科用CTスキャンがあると、より精密な検査が可能です。

セファログラム:歯やあごの位置関係を確認するX線写真で、治療計画に役立つ

歯科用CTスキャン:歯やあごの骨、神経や血管の位置まで確認でき、正確な治療をサポートする

必要な設備が整っているクリニックを選ぶことで、最適な治療が受けられます。

設備の有無は、ホームページやカウンセリングで確認してください。

設備に関してはこちらでも解説しています。

併せてご覧ください。

赤坂さくら歯科クリニックの矯正歯科の魅力

赤坂さくら歯科クリニックでは、以下の矯正治療を提供しています。

・メタルブラケット矯正
・セラミックブラケット矯正
・インビザライン
・サクライナー

赤坂さくら歯科クリニックの矯正歯科の魅力を紹介します。

歯列矯正の認定医が在籍

赤坂さくら歯科クリニックには、歯列矯正の認定医が在籍しています。

認定医は5年以上大学病院などで歯列矯正について学び、審査に合格した知識と技術が優れた医師です。

認定医がカウンセリングで丁寧に悩みを聞き、最新の機器による診断のもと一人ひとりに最適な治療計画を提案します。

高度な技術の治療を安心して受けられます。

メリット多数のオリジナルマウスピース矯正サクライナーあり

赤坂さくら歯科クリニックでは、オリジナルのマウスピース「サクライナー」を提供しています。

マウスピース会社を介して行う治療より院長の土黒が直接患者様のご要望を聞き治療に反映させていくので、他の矯正装置に比べてトラブルが起こりにくく、AIや機械よりも精度の高い治療が可能です。

他のマウスピース矯正ブランドを通さないため、以下のメリットがあります。

・最短で初診翌日から治療開始
・低コスト
・トラブル時にすぐに対応できる
・個人情報の保護にも役立つ

サクライナーがどんな方に向いているか知りたい方は、こちらをご覧ください。

デンタルローンが利用できる

赤坂さくら歯科クリニックでは、デンタルローンが利用できます。

デンタルローンとは、銀行やカード会社からお金を借りて高額な歯科治療の分割払いができる制度です。

条件は以下のとおりです。

・対応会社:アプラス、ジャックス、アイフル
・申請額:3万円以上
・最大分割回数:120回
・実質年率:2.9%〜

1回ごとの支払いが楽になりますが、総費用は元の金額より高くなります。

ただし、審査結果は即日出るため、早く治療を始められます。

赤坂で矯正するなら赤坂さくら歯科クリニックに相談を!

矯正歯科を探す際は、提供している矯正装置や医師の信頼度、フォロー体制など、複数の確認が必要です。

信頼できる医師をお探しなら、赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください。

歯科矯正の認定医が在籍しており、デンタルローンも組めて支払いもしやすいです。

また、メリット多数のオリジナルマウスピースサクライナーも提供しています。

完全予約制で、初診相談・カウンセリングは無料です。

興味がある方はご予約ください。

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カテゴリ:マウスピース矯正(サクライナー)に関するコラム, 医師監修コラム

神戸で歯髄再生医療研究会に参加してきました

衛生士の川﨑と神戸の国際くらし医療館・神戸の歯科再生医療協会で行われた第3回歯髄再生医療研究会に参加しました。

今までWebでの開催でしたが、今回初めての対面での開催になり、まだ数少ない歯髄再生を行う先生方を実際にお会いして楽しく情報交換できてとても有意義な時間となりました。

症例発表やディスカッションなどのあとに懇親会で盛り上がりました。

またこのような機会に参加できたら嬉しいです。

歯髄再生は知れば知るほど有意義な治療です。

随時カウンセリングも行っておりますのでお気軽にご相談ください。

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歯の再生医療はどこまで進んでいるの?研究中の再生医療まで徹底解説

年齢とともに歯が弱くなり抜けることで、食事を楽しめなくなります。

また、入れ歯などを意識し、老いを感じることもあります。

そんな方におすすめなのが、歯に関する再生医療です。

今回は歯の再生医療の進展と、現在行われている研究について解説します。

歯の衰えを感じてきた方は最後まで読んでみてください。

赤坂さくら歯科クリニックでは、4つの再生医療を行っています。

記事を読んで気になった方は、ぜひご相談ください。

2024年10月時点で提供されている歯の再生医療


2024年10月現在、さまざまな再生医療が行われています。

再生医療は自身の細胞や組織を利用して、機能障害や機能不全に陥った組織の再生を目指す治療法です。

一時的な対処療法と違い、根本的な治療が期待できます。

クリニックで受けられる歯の再生療法を紹介します。

歯髄再生治療

歯髄再生治療は、歯の内部にある歯髄(神経を含む組織)を再生する方法です。

親知らずや乳歯などの不要歯から採取した歯髄幹細胞を培養し、移植して再生を促します。

神経が損傷したり死んだりした場合、通常は根管治療で神経を除去します。

しかし感覚が鈍くなり、栄養不足で歯がもろく、寿命も短くなりやすいです。

「根管治療」

神経を取り除いて歯の根管内を殺菌し、薬を詰めることで歯を残す治療法。

神経を再生することによって歯の異常を感知しやすくなり、栄養も行き渡ります。

そのため、歯が長持ちする効果が期待できるのです。

しかし、2020年頃から実用化され始めたまだ新しい技術のため、治療費は数十万から数百万円かかります。

こちらでも解説しています。

併せてご覧ください。

象牙質再生治療

象牙質再生治療は、歯の主体とも言える象牙質を再生する方法です。

被せ物や詰め物をする際や、虫歯の進行で歯が深く損傷した場合に行います。

通常、被せ物や詰め物には人工材料を使います。

進行した虫歯は痛みをとり、感染を防ぐため、根管治療で歯髄を除去することが一般的です。

象牙質を再生することで以下のようなメリットがあります。

・歯の厚みが増すことで歯が強化され、歯の破折リスク・抜歯リスクを下げることができる
・自然な歯の構造に近づけられる

象牙質再生は親知らずや乳歯などの不要歯から採取した象牙質を加工し、特殊な材料に包み移植します。

ただし、象牙質再生治療は、歯髄再生治療と組み合わせることで効果的に再生が進むことが多いです。

通常は、歯髄幹細胞と一緒に移植します。

また、昨年(2023年6月)から実用化されたばかりの新しい技術のため、行っているクリニックが少ないというデメリットもあります。

こちらでも解説しています。

併せてご覧ください。

歯周組織再生療法

歯周組織再生療法は歯肉、歯槽骨、歯根膜、セメント質などの歯周組織を再生する技術です。

歯周組織再生療法はさまざまな方法で歯周組織の再生を促します。

・再生材料で歯が生える環境を再現する
・骨や筋肉の細胞を増やして歯周組織の再生を促す
・特殊な膜を使用して骨や歯根膜の再生を促す

歯と歯茎の境目に汚れが蓄積すると菌がとどまり、免疫反応によって炎症が起こります。

その炎症が長く続くと歯肉や骨などの組織も破壊されてしまうのです。

これが歯周病で、進行すると歯が抜け落ちます。

歯周組織を再生することで歯の脱落防止や早期治療が期待できます。

GBR(骨誘導再生術)

GBRはあごの骨が不足している場合に使用される方法で、インプラント治療の際に行われます。

インプラントは歯を失った際に埋め込む人工歯です。

被せる差し歯や入れ歯と違いネジで直接埋め込むため、天然歯のような安定感やかみごこちが得られます。

しかし、あごの骨が不足していると、しっかりと固定がされません。

そのため、インプラントができない方も多くいました。

GBRは自身の骨を採取・粉砕し、特殊な膜で覆い患部に埋め込みます。

骨の高さや厚みを補うことでインプラントを受けられる方も増えるようになったのです。

現在研究されている歯の再生医療

2024年10月現在は歯を再生する「歯生え薬」が研究されています。

進めているのは京都のベンチャー企業「トレジェムバイオファーマ」の高橋先生らです。

歯の本数は親知らずを入れると通常28〜32本です。

乳歯は20本ですが、あごが成長したり新しい歯が生えたりして最終的には28本に達します。

しかし生まれつき歯がなかったり歯の本数が不足していたりすることがあります。

先天性欠如や無歯症という疾患で、放置するとデメリットがあるのです。

・生えている歯が歯のない部分に倒れる
・かみ合わせができず、生えている側の歯が伸びすぎてしまう

先天性(生まれつき)に歯の本数が不足している場合、USAG-1という体内の因子が骨の形成に関わる因子の働きを阻害しているとされています。

USAG-1は歯の発生を抑制するタンパク質です。

歯生え薬はUSAG-1の働きを抑制することで歯の発達を促し、新しい歯が生えることを期待されているのです。

現在はマウスやフェレットを使用した実験に成功しています。

2030年の実用化を目安に研究が進められているところです。

歯の再生医療は赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください


2024年10月現在、歯髄、象牙質、歯周組織、あごの骨の再生医療が実用化されています。

また、2030年の実用化を目標に歯生え薬の研究開発も進められています。

しかし歯髄や象牙質は再生医療のなかでもまだ新しい技術のため、受けられないクリニックも多いです。

歯の再生医療が気になる方は、ぜひ赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください。

赤坂さくら歯科クリニックでは、今回ご紹介した4つの再生医療を提供しています。

歯の健康に不安がある方や再生医療にご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

最新の技術であなたの歯を守り、快適な生活をサポートいたします。

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神経が死んだ歯を治療したい!治療法や放置した場合のリスクを解説

歯の神経が死ぬと、痛みや不快感、温度などを感じにくくなります。

また、歯が弱くなったり抜け落ちたりする可能性もあり、早急な治療を求められます。

そこで今回は、神経が死んだ歯の治療法や放置した場合のリスクなどを解説します。

歯の神経が死んでいる方は、最後まで読んでみてください。

赤坂さくら歯科クリニックでは、根管治療や歯髄再生治療を提供しています。

興味がある方はぜひご相談ください。

神経が死んだ歯の治療法2つ


神経が死んだ歯を治療する方法は2つあります。

神経を除去して歯を残す根管治療と、その根管治療ののちに神経そのものを再生する歯髄再生治療です。

それぞれの治療法を解説します。

根管治療

根管治療は虫歯が進行し、歯の神経が菌に感染した際に行う治療法です。

歯の神経が菌に感染すると炎症が起こり、歯髄炎や根尖性歯周炎を発症して痛みや腫れが生じます。

治療は根管内を消毒した上で、新たに感染しないように薬を詰める必要があるのです。

根管治療は抜歯せずに自分の歯を残せるというメリットがあります。

しかし難しい治療のため失敗率が50〜70%とも言われており、必ずしも成功するとは限りません。

ただし歯科医の経験や最新の技術の導入により、近年では根管治療の成功率は着実に向上しています。

こちらでも解説しています。

併せてご覧ください。

歯髄再生治療

歯髄再生治療は、死んだ歯の神経を再生する治療法です。

人の体には、ほかの細胞になる分化と必要に応じて分裂する自己複製の能力をもつ幹細胞があります。

不要歯から採取した幹細胞を培養・移植することで、再生を促すのです。

歯の神経が再生するまでに約1年かかります。

また、歯髄再生治療はまだ新しい治療法で行えるクリニックが少なく、費用も数十万〜数百万と高額です。

しかし不要な歯から採取した自身の幹細胞を使うため、体への負担が少なく拒絶反応や副作用のリスクも低いです。

トラブルの報告もなく、成功率は全国でも90%以上とされています。

こちらでも解説しています。

併せてご覧ください。

歯の神経が死ぬ代表的な原因

歯の神経が死ぬ原因は以下のとおりです。

・虫歯が神経まで到達し、さらに症状が進行した
・歯周病が進行して菌の感染が広がった
・歯ぎしりや食いしばりによって歯にダメージが蓄積したあと、菌が感染した
・外部からの強い力が加わった

歯の神経は主に、菌に感染して死ぬことが多いです。

虫歯や歯周病の原因菌、または歯ぎしりや食いしばりで摩耗した部分からの感染が原因です。

運動中のケガや交通事故などで強い力が加わった場合に神経が死ぬこともあります。

歯の神経が死ぬと歯が黒っぽく変色したり歯茎が腫れたりすることがあります。

心当たりがある場合は、早めにクリニックに相談してください。

神経が死んだ歯を放置した場合のリスク

神経が死んだ歯を放置した場合、歯が抜けたり抜歯したりするリスクがあります。

なぜそのようなことになるのか、理由を説明します。

感染の範囲が広がる

神経が死んだ歯を放置すると、感染の範囲が広がり、さまざまなトラブルを引き起こすことがあります。

神経が死んだ場合、菌の感染が進行していることが多いです。

そのため、放置すると根尖(こんせん)と呼ばれる歯の根の先まで感染の範囲が広がってしまうのです。

そのため、以下のようなトラブルを引き起こすことがあります。

・炎症が起こる
・膿袋ができて膿がでる
・あごの骨が溶けて歯が抜け落ちる

症状が起こる前に、なるべく早く治療することをおすすめします。

歯が弱くなる

神経が死んだ歯を放置すると、歯が弱くなる可能性もあります。

以下のことが原因です。

・歯の感覚が鈍くなり、痛みや不快感がわかりづらくなる
・神経内の血管やリンパ管の機能が低下し、免疫細胞や栄養が届かなくなる
・外部からのダメージを防ぐクッションの役割が果たせなくなる

そのため、神経が死んだ歯は割れやすくなり、最終的には抜歯が必要になるケースもあるのです。

神経が死んだ歯に関するよくある質問

神経が死んだ歯に関するよくある質問です。

疑問や不安がある方は、確認してみましょう。

歯の神経が死んでいるかどうか検査で調べることはできる?

EPT(電気歯髄検査)や温度診(温熱診)、レントゲンなどで調べることが可能です。

EPTでは電気、温度診では冷温刺激を与え、歯の反応を確認します。

また、レントゲンでは歯の内部構造を撮影し異常を調べます。

検査方法はクリニックによって異なるため、気になる方は事前に確認してください。

神経が死んだ歯の治療の痛みはどれくらい?

治療時の痛みはほぼありません。

神経が死んでいる場合は痛みを感じにくく、生きている場合は麻酔を使用します。

クリニックによっては、神経が死んでいる場合でも麻酔を行うこともあります。

痛みが心配な方は、事前に担当医に相談してください。

神経が死んだ歯はなるべく早く治療した方が良い?

早急に治療することをおすすめします。

神経が死ぬと痛みは消えますが、菌の感染が進行している可能性が高いです。

放置すると、あごの骨が溶けたり、歯が抜け落ちたりする危険があります。

また、歯が弱くなって抜歯が必要になることもあります。

早めにクリニックで診てもらいましょう。

歯の神経が死んでいる兆候はある?

いくつかの兆候があります。

・歯の色が茶・灰・黒などの暗い色に変色する
・痛みやしみなどの刺激を感じなくなる
・熱いものや冷たいものを感じなくなる
・歯の根元の歯茎に膿袋ができる
・歯が浮いた感じがする
・噛んだ時響く感覚がある

これらの症状に心当たりがある場合は、早めにクリニックに相談してください。

神経が死んだ歯の治療は赤坂さくら歯科クリニックに相談を


神経が死んだ歯はなるべく早めの治療を求められます。

菌が感染している場合が多く、歯が抜け落ちたり抜歯したりするリスクがあるためです。

神経が死んだ歯は根管治療や歯髄再生治療で治療が期待できます。

気になる方は、赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください。

根管治療と歯髄再生治療の両方を行っており、歯の状態に合わせて最適な治療法を提案します。

ぜひ、ご連絡ください。

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フォレストワン社でのEMSのエアフローのセミナーに当院の衛生士3人と参加してきました。

2024/11/24フォレストワン社でのEMSのエアフローのセミナーに当院の衛生士3人と参加してきました。

毎日患者様に行っているEMS社のエアフローの良さを改めて知ることができました。

エアフロークリーニングの技術的にもブラッシュアップでき、翌日からの診療に活かしています。

衛生士と歯科医師の共同の学びの場は情報交換がたくさんできてとても楽しかったです。

ありがとうございました。

EMSのエアフローのセミナー EMSのエアフローのセミナー EMSのエアフローのセミナー

セミナー

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マウスピースで奥歯が痛い原因は?対処法について詳しく解説

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを装着し、交換していくことで歯を動かせる矯正方法です。

マウスピース矯正をしている方の中には、「奥歯が痛い」とお悩みの方も少なくありません。

この記事では、マウスピース矯正で奥歯が痛い原因と、対処法について詳しく解説します。

赤坂さくら歯科クリニックでは、歯列矯正の専門医による治療が受けられ、インビザライン・キレイライン・Zenyum・医院オリジナルインハウスアライナーといった様々なマウスピース矯正にも対応しています。

歯列矯正をお考えの方は、赤坂さくら歯科クリニックにお問い合わせください。

マウスピース矯正で奥歯が痛い主な原因


マウスピース矯正は、一般的なワイヤー矯正と比べると痛みが少ないと言われています。

しかし、マウスピース矯正であっても、様々な原因で奥歯などに痛みを感じる場合もあります。

歯の移動による痛み

マウスピースの装着により、歯に圧力がかかり、奥歯に痛みが生じる場合があります。

マウスピース矯正では、歯に持続的な力をかけることで、歯槽骨(歯を支える骨)内で歯が移動します。

この力により、歯周組織や骨に圧力がかかり、痛みを感じることがあります。

特に、初めてマウスピースを装着した場合や、新しいマウスピースに交換した際に痛みが生じやすいです。

この痛みは通常、2~3日程度で落ち着くことが多いです。

嚙み合わせによる痛み

矯正治療中は、嚙み合わせの刺激で奥歯に痛みが出ることがあります。

矯正治療中、歯が移動する過程で歯周組織や歯を支える骨に圧力がかかるため、歯が刺激に対して敏感になります。

奥歯は噛み合わせの主な役割を担っており、食事の際に痛みや不快感を感じることがあります。

マウスピースが粘膜に当たる痛み

マウスピースを装着する際に、縁が歯茎や頬の内側に当たることで痛みが生じることがあります。

通常、マウスピースは患者様の口腔内の形状に合わせて個別に作成されますが、まれにその縁が尖っていたり、適切にフィットしない場合があります。

マウスピースの縁が歯茎や頬の内側に当たると、圧力や摩擦によって痛みが発生します。

この摩擦が続くと、局所的な炎症を引き起こし、最終的には口内炎や出血を伴うこともあります。

マウスピース矯正で奥歯が痛いときの対処法

マウスピース矯正中に奥歯が痛むことがありますが、その際には適切な対処が重要です。

正しい対処をすることで、痛みを軽減したり、痛みの発生を防ぐことができます。

痛み止めを服用する

マウスピース矯正中に強い痛みや持続的な痛みを感じる場合は、痛み止めの服用を検討しましょう。

特に、マウスピースを初めて装着した際や、交換した際には、歯に大きな圧力がかかるため、痛みが出やすくなります。

このような痛みが続くと、日常生活にも支障をきたすことがあります。

痛みを和らげるために痛み止めを使用することで、より快適に過ごすことが可能になります。

圧力による痛みは、通常2~3日で落ち着くことが多いため、この期間を乗り越えることが大切です。

もし痛みが長引く場合や他の症状が現れる場合は、治療を受けたクリニックに相談することをお勧めします。

マウスピースを調整する

マウスピースの縁が歯に当たって痛みを感じる場合は、適切な調整が必要です。

特に、マウスピースにとがった部分や不規則な形状がある場合、対処しない限り、痛みを完全に解消することは難しいです。

痛みを和らげるために、縁をやすりで削ることが考えられますが、この際には十分な注意が求められます。

削りすぎると、マウスピースの形が変わってしまい、装着感や効果に影響を及ぼす可能性があります。

そのため、自己調整は極力避け、治療を受けたクリニックにマウスピースを持参し、専門の医師に調整を依頼しましょう。

柔らかい食べ物を食べる

マウスピース矯正中に歯が敏感になっている場合、なるべく柔らかい食べ物を選ぶことが痛みの軽減につながります。

硬い食べ物を食べると、特に奥歯で噛みしめる必要があり、その際に過度な圧力がかかるため、痛みが増すことがあります。

したがって、特に痛みを感じているときは、柔らかい食材を選び、歯に刺激を与えないことが重要です。

マウスピース矯正の痛みを軽減するオルソパルスとは

赤坂さくら歯科クリニックでは、マウスピース矯正の際、オルソパルス(光加速装置)の使用が可能です。

オルソパルス(光加速装置)とは、矯正治療の補助装置です。

この装置は、特定の波長の光を歯の周辺組織に照射することで、歯の移動を加速させる働きを持っています。

光が当たることで、歯の周囲にある骨や組織の代謝が促進され、歯がスムーズに移動します。

この結果、通常の矯正治療に比べて治療期間の短縮ができます。

さらに、オルソパルスは矯正に伴う痛みの軽減にも効果が期待できます。

矯正治療中の痛みや治療期間について不安を感じている方は、ぜひ当院にお問い合わせください。

マウスピース矯正をお考えの方は赤坂さくら歯科クリニックへ


マウスピース矯正は、一般的に痛みが少ない方法として知られていますが、特に奥歯に痛みを感じることもあります。

しかし、この痛みは一時的なもので、適切な対処を行うことで軽減が可能です。

赤坂さくら歯科クリニックでは、痛みの軽減に役立つオルソパルス(光加速装置)を使用できます。

また、当院では独自に開発したマウスピース矯正「サクライナー」を提供しており、院長がすべての治療計画を担当します。

そのため、トラブルが発生した際にも迅速に対応できます。

さらに、独自のマウスピースを使用することで、治療費を抑えられるメリットもあります。

マウスピース矯正に興味がある方や、痛みに不安がある方は、ぜひ赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください。

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リテーナーの費用はいくらかかる?種類別費用と特徴を解説

矯正治療が完了した後は、リテーナーという保定装置を使用することが必要になってきます

歯並びが元に戻らないようにしっかりと定着させるための大切な装置のため、リテーナー選びは非常に重要です。

高額な費用をかけて歯列矯正を行ったにもかかわらず、リテーナー選びを間違えて再び歯並びが崩れてしまうことは避けたいところです。

本記事では、リテーナーの種類とそれぞれの特徴・費用について詳しく紹介します。

自分に合ったリテーナーを選んで、美しい歯並びをしっかりキープしましょう

リテーナーの費用にお悩みなら赤坂さくら歯科クリニックにお気軽にご相談ください。

リテーナー(保定装置)とは?


リテーナー(保定装置)は、矯正治療が終わった後に歯並びを安定させるための大切な装置です。

矯正した直後は、支えている骨がまだしっかりと固まっておらず、不安定な状態です。

そのため、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が発生します。

矯正した歯を安定させ、後戻りを防ぐためにリテーナーは欠かせません

リテーナーには、取り外しができるタイプと、歯に固定するタイプがあります。

装着の頻度は時間が経つにつれて減らすことができますが、基本的には少なくとも2年間は使用するのが理想です。

特に、矯正後の最初の1年は後戻りのリスクが高いため、しっかりと使い続けることが大切です。

矯正後は歯が動きやすく、リテーナーを1日でも外すと後戻りが始まることがあります。

1年以上装着していれば1日程度は大きな問題にはなりませんが、避けた方が良いでしょう。

もしリテーナー装着時に痛みと圧迫感があれば、歯が動いて後戻りしているサインです。

リテーナーが入らなくなった場合は後戻りが進んでおり、作り直し・再矯正になることもあるため、早めにクリニックに相談することをおすすめします。

作り直し・再矯正となると、余計な費用がかかってしまうため、しっかり装着時間を守りましょう。

リテーナーの種類と費用

リテーナーの費用は、種類と治療を受けるクリニックによって異なりますが、歯並びを守るための大切な投資と言えます。

リテーナーは、主に「マウスピース型」「プレート型」「ワイヤー型」の3種類です。

それぞれ特徴と費用が違うため、慎重に比べて検討することが大切です

以下より、リテーナーの種類と費用について詳しく紹介していきます。

マウスピース型

マウスピース型のリテーナーは、透明で目立たず、取り外しができることが特徴です

費用の目安は、上下セットで1万〜2万円程度です。

マウスピース型リテーナーは、見た目、衛生面が気になる方におすすめします。

着脱が可能なため、食事・歯磨きの際にも便利で、発音への影響もほとんどありません。

一方で、歯ぎしりなどの強い力が加わると破損する可能性がある点には注意が必要です。

赤坂さくら歯科クリニックでも、マウスピース型の「ビベラ・リテーナー」やオリジナルのリテーナーが使われています。

プレート型

プレート型リテーナーは、ワイヤーで歯を囲み、裏側をプラスチックで支えるリテーナーです

費用は上下セットで2万〜6万円が目安となります。

特徴は、着脱が可能で清潔に保ちやすいことと、耐久性が高く長期間使用できる点です。

ただし、ワイヤーが歯の表面に出るため目立つことや装着初期には違和感を感じる場合などもあります。

ワイヤー型

ワイヤータイプのリテーナーは、前歯の裏側にワイヤーを固定するタイプで、取り外しができない保定装置です。

費用は上下で2万〜6万円程となります。

1度装着すれば外す必要がなく、歯をしっかりと安定させ、後戻りを防ぐ効果が高いのが特徴です

また、ワイヤーが歯の裏側に通っているので、見た目が気にならない点もメリットです。

装着時の違和感もほとんどなく、日常生活に支障はありません。

ただし、ワイヤー部分があるためブラッシングが難しく、磨き残しが出やすいので注意が必要です。

ワイヤー型リテーナーを選ぶ際は、定期的にクリーニングを受けましょう。

赤坂さくら歯科クリニックのリテーナーの費用は上下3セット50,000円

赤坂さくら歯科クリニックで使用する主なリテーナーは、インビザライン・ジャパン株式会社が開発した「ビベラ・リテーナー」です。

ビベラ・リテーナーは、目立ちにくいマウスピース型のリテーナーです

歯にぴったりフィットし、歯茎に当たらないようカスタマイズ可能、長期間使用できるよう耐久性の高い素材で作られています。

そのため、亀裂と破損のリスクが低減され、快適に使い続けられるのが特徴です。

インビザライン治療を受けた方だけでなく、他の矯正治療を終えた方も使用できるため、幅広い患者に対応しています。

赤坂さくら歯科クリニックで提供されているリテーナーは、上下3セットで50,000円(税別)となっています。

まとめ


リテーナーは、矯正治療後に歯並びを安定させるために重要な保定装置です

主にマウスピース型、プレート型、ワイヤー型の3種類があり、それぞれ特徴と費用が異なります。

赤坂さくら歯科クリニックでは、主にインビザラインのビベラ・リテーナーが提供されており、費用は上下3セットで50,000円(税別)となっています。

リテーナーの費用にお悩みなら赤坂さくら歯科クリニックにお気軽にご相談ください。

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歯の再生医療とは?種類やメリット・デメリットを徹底解説

最近、歯の再生医療という言葉を聞く方も増えてきました。

しかし、いったいどういう治療法なのか、よくわかりません。

今回は歯の再生医療について解説します。

この記事を読んで歯髄再生治療に興味を持った方は、ぜひ赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください

再生医療とは


再生医療は機能障害や機能不全に陥った組織や臓器に対して、自身の細胞などを利用してその機能の再生を目指す治療法です

人の体のさまざまな組織や臓器には、分化や自己複製の能力を持った幹細胞という細胞が存在します。

分化:ほかの細胞に変化する能力
自己複製:分裂して同じ細胞を作り出す能力

幹細胞を採取して培養し患部に移植することで機能の再生を促すのです。

ほかにも自身の骨や脂肪組織、皮膚組織などを利用して再生を促すこともあります。

歯と歯周組織の再生医療の種類

歯の再生医療は複数の種類があります

・歯髄再生治療
・象牙質再生治療
・歯周組織再生療法
・GBR(骨誘導再生術)

それぞれの治療がどのようなものかを解説します。

歯髄再生治療

歯髄再生治療は、損傷したり死んだりした歯の神経(歯髄)を再生する方法です

歯髄から採取した幹細胞を培養し、神経の再生を促す成長因子とともに移植することで歯髄を再生します。

歯の神経を再生することで、虫歯になりにくくなったり歯のトラブルを早期発見できたりします。

また、歯が長持ちするというメリットもあります。

こちらでも解説しています。

併せてご覧ください。

象牙質再生医療

象牙質再生医療は歯髄再生治療とともに行われ、歯髄とともに象牙質も再生する治療法です

象牙質は歯の内側にある硬い歯の主体です。

不要な歯から採取した象牙質を粉砕し歯髄幹細胞とあわせて移植することで、歯髄と象牙質を再生します。

歯髄再生治療だけでも象牙質は0.2〜0.3mm再生します。

しかし象牙質を物理的に入れることで2~3mmと大幅に象牙質を再生でき、歯が硬く強固になるのです。

象牙質再生医療だけでは象牙質は再生しません。

歯髄幹細胞と組み合わせて行うことで象牙質が再生するため、歯髄再生治療とセットで行われることが多いです。

歯周組織再生療法

歯周組織再生療法は、歯周病によって失われた歯周組織を再生します

歯周組織とは歯肉や歯槽骨、歯根膜やセメント質などのことです。

歯周病は菌が原因で歯を支える歯茎や骨などが溶けてしまう病気です。

歯と歯茎の境目に磨き残しがあると菌が停滞し、免疫反応によって起こった炎症が長く続くと歯肉や骨の組織が破壊されます。

歯周病は赤みや腫れがありますが痛みはなく、いつの間にか歯周組織が溶けていることが多いです。

歯周組織再生療法は歯周組織再生材料で歯が生える環境を再現したり骨の細胞を増やして歯周組織の再生を促します。

また、特殊な膜を使用して骨や歯根膜の再生を促す方法もあります。

歯周病が進行し続けると最終的には歯が抜け落ちます。

歯周組織を再生することで予防や早期治療が期待できるのです。

GBR(骨誘導再生術)

GBRは骨誘導再生術とも呼ばれ、インプラント治療の際に骨が不足している部分に骨を再生する方法です

インプラントは失った歯や損傷した歯の代わりに人工の歯根を顎骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。

自身の歯に被せ物をする入れ歯と違い、あごの骨に固定されるため、天然歯のようなかみ心地や安定感を得られます。

インプラントはあごの骨の高さや厚みが不足していると、歯根が収まりきらず露出した状態でしっかりと固定できません。

GBRは自身の骨を採取して粉砕したり、骨を造るのを手助け(誘導)する材料を入れて、人工膜で覆って患部に埋め込むことで、骨の高さや厚みを補います。

それによりインプラントをしっかりと固定できるようになるのです。

歯を再生医療で治療するメリット・デメリット

歯を再生医療で治療するメリットやデメリットを解説します

従来の方法と比べてどんな特徴があるのかを理解することが大切です。

歯を再生医療で治療するメリット

歯の再生医療は自身の細胞などを利用するため、さまざまなメリットがあります。

・自身から採取した組織を使用するため、拒絶反応や副作用などが起こりにくい
・不要な組織や回復する組織を少量だけ採取するため、体の負担が少ない
・疾患の原因を取り除きながら再生を促すため、根本的な治療が期待できる

体内に人工材料を入れるほかの治療法と異なり、再生治療では拒絶反応や副作用が起こりにくく、体の負担も最小限で済みます

歯を再生医療で治療するデメリット

歯を再生医療で治療する場合、デメリットもあります。

・新しい技術で受けられるクリニックが少ない
・組織や患部の状態によっては、治療が難しい場合や成功しないこともある
・費用が高いほか、自由診療のため保険も適用されない

歯の再生医療は比較的新しい技術です。

データが少なく安全性に細心の注意を払う必要があるため、厚生労働省に認められた歯科クリニックでしか受けられません

また、採取した組織や患部の状態によっては治療が難しかったり培養が成功しなかったりします。

ほかにも、治療効果が現れない、続かないこともあります。

再生医療全体に言えますが、費用が高額です。

数十万から数百万円の費用がかかるケースが多く、自由診療で保険は適用されません。

再生医療を受ける場合、デメリットについてもしっかりと考慮することが大切です。

歯の再生医療なら赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください


歯の再生医療は体の負担が少なく、根本的な治療が期待できます。

しかし、新しい治療法で受けられるクリニックが少ないです

歯の再生医療が気になる方は、赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください。

赤坂さくら歯科クリニックは歯の再生医療を行っている数少ないクリニックです。

歯髄再生、象牙質再生、歯周組織再生、GBRと多数の再生医療を行っています。

疑問や不安がある方も、まずはお気軽にお問い合わせください。

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歯髄幹細胞を活用した再生医療「歯髄再生治療」について詳しく解説

歯髄幹細胞は、歯の内部にある歯髄(神経)に存在する特別な細胞です。

この幹細胞を使って、歯の歯髄を再生させる治療が可能です

この記事では、歯髄幹細胞を使った再生医療「歯髄再生治療」について、詳しく解説します。

この治療を行っているクリニックはまだ限られていますが、赤坂さくら歯科クリニックではいち早くこの治療に取り組んでいます。

歯髄再生治療に興味がある方は、ぜひ赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください。

歯髄幹細胞とは


歯髄幹細胞は、歯の内部にある歯髄(しずい)と呼ばれる神経組織に存在する特殊な幹細胞です。

幹細胞とは、体内で新しい細胞を生み出し、損傷を受けた組織を修復する能力を持つ細胞のことを指します。

この再生能力により、歯髄幹細胞は将来の再生医療の重要な役割を担うと考えられており、

大きな注目を集めています。

これまでの幹細胞研究では、主に骨髄や臍帯血から幹細胞が採取されていましたが、これらの幹細胞は採取の機会が限られ、体に負担をかける場合もありました。

歯髄幹細胞は、他の幹細胞に比べて採取が非常に容易であるというメリットがあります

生え変わりの乳歯や抜歯した親知らずから採取できるため、従来の幹細胞採取に伴うリスクや負担を軽減することができます。

歯髄幹細胞の特徴

歯髄幹細胞の大きな特徴は、増殖力が高いことです

これにより、限られた数の細胞からでも効率よく細胞を増やし、再生医療に応用できる可能性があります。

また、歯髄幹細胞は硬い歯の内部に存在するため、外部からの影響を受けにくく、遺伝子が傷つきにくいという利点もあります。

この特性により、より健康で安定した細胞が提供されることが期待されています。

歯髄幹細胞を活用した歯髄再生治療とは

歯髄再生治療は、歯の内部に存在する歯髄幹細胞を活用し、損傷したり死んでしまった歯の神経(歯髄)を再生する治療法です。

この歯髄が損傷すると、歯の痛みが起こり、最終的には歯全体の健康に悪影響を及ぼします。

従来、虫歯の進行や外傷によって歯髄が損傷した場合、細菌感染を防ぐために「抜髄」という治療が行われるのが一般的でした。

抜髄では、感染した神経を完全に取り除くことで、感染の拡大や痛みを防ぎますが、この処置にはいくつかのリスクが伴います。

歯髄再生治療では、この抜髄の処置を行った後に歯髄幹細胞を移植することで、神経や血管の再生を促進します。

これにより、歯の機能を回復させ、従来の治療では得られなかった歯の長期的な健康維持が期待できます

歯髄を残すメリット

歯の状態によっては、神経を抜く必要がある場合もありますが、できる限り神経を残すことが望ましいとされています

歯髄を残すことで、歯が健康に機能し続けるための多くのメリットがあります。

歯を長持ちさせる

歯髄を保存することは、歯を長期間健康に保つために非常に重要です

歯髄は歯に水分や栄養分を送り届け、歯の硬い外側部分であるエナメル質や象牙質の健康を保つ働きをしています。

歯髄を失うと、栄養供給が途絶え、時間とともに脆くなり、歯が割れやすくなるリスクが高まります。

そのため、歯髄を残すことで、歯の強度が維持され、歯の寿命を延ばすことが期待されます。

虫歯の重症化を防ぐことができる

歯髄は、歯に栄養を供給するだけでなく、痛みや感覚を伝える重要な役割を持っています

歯髄を抜いてしまうと、歯は感覚を失い、痛みを感じなくなります。

これにより、虫歯や外傷による損傷、感染症などが進行しても、気づかずに放置されるリスクが高まります。

痛みや不快感がないために、異常に気付かないまま病状が悪化し、最終的に歯の抜歯が必要になるケースもあります。

歯髄が残っていることで、何らかの異常が起こった際に痛みや感覚で異常を察知できるため、早期に治療を行うことが可能です。

これにより、虫歯やその他の歯の問題が重症化する前に治療することができ、歯の健康を長期的に保つことが期待されます。

歯髄再生治療の流れ

赤坂さくら歯科クリニックの歯髄再生治療は以下の流れで行われます

不要な歯の抜歯と歯髄幹細胞の採取

最初に、親知らずなどの不要な歯を抜歯し、その内部に存在する歯髄幹細胞を採取します。

もし親知らずがない場合でも、矯正治療の過程で抜いた歯なども利用可能です

採取した歯髄幹細胞は、適切な条件下で1~2ヶ月かけて培養されます。

歯髄幹細胞の移植

治療を行う歯の内部にある歯髄を慎重に取り除き、その部分に培養された歯髄幹細胞を移植します

この際、遊走因子「G-CSF」も併せて移植することで、より治療効果を高めることが期待できます。

歯髄の再生

移植されたG-CSFの働きにより、移植された歯髄幹細胞が根管内にしっかりと定着し、歯髄組織が再生され、新たな神経や血管が形成されます。

さらに、歯髄再生とともに象牙質の再生も促進されます。

このようにして、歯髄と象牙質が再び健康な状態に回復することで、歯の感覚機能や保護機能が改善され、治療前の自然な健康な歯に近い状態まで再生されます

歯髄再生治療なら赤坂さくら歯科クリニックへ


歯髄幹細胞を利用することで、失われた歯髄を再生することが可能です。

歯髄は、歯を長く健康に保つために非常に重要な役割を果たしています。

様々な理由で歯髄を抜かないといけないケースもありますが、「歯をなるべく残したい」「神経を抜いて後悔している」「抜いた神経を復活させて元の歯のような感覚を取り戻りたい」と考えている方にとって、歯髄再生治療は最適な治療法のひとつです。

赤坂さくら歯科クリニックでは、歯髄再生および根管治療の専門家による治療を受けることができ、最新の医療機器を用いて、安全かつ安心して治療を受けることができます

ご自身の歯をなるべく残したいとお考えの方は、ぜひ赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください。

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