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医師監修コラム

実用化されている歯の再生医療とは?あなたの歯を蘇らせる新技術

再生医療は、細胞を活用して失われた組織と機能を蘇らせる最先端の技術です。

歯の再生医療もその一環として注目されており、歯髄再生治療や歯周組織再生治療、インプラント治療などが実用化されています。

これらの治療法により、失われた歯を自然に近い形で再生させることが可能になり、健康的な生活の維持が期待されています。

本記事では、実用化されている歯の再生医療について詳しく紹介していくため、治療を受ける際の参考にしていただけたら幸いです。

実用化されている歯の再生医療を受けるなら赤坂さくら歯科クリニックへお気軽にご相談ください。

実用化されている歯の再生医療とは?

再生医療とは、細胞を活用して病気やケガなどで失われた臓器・組織の機能を再生する最先端の医療技術です。

特にiPS細胞・ES細胞が広く知られていますが、近年、歯の再生医療において『歯髄幹細胞』にも注目が集まっています。

歯髄は歯の中にある軟組織で、そこに含まれる細胞が再生医療に活用され、失われた歯と歯周組織の再生を実現する可能性を秘めています。

この技術により、単に歯を補うだけでなく、自然に近い形で歯とその周辺組織を蘇らせることが可能です。

歯の再生医療はすでに実用化がされており、未来の医療ではなくなっています。

次に、実用化されている歯の再生医療の特徴について見ていきましょう。

歯髄再生治療

歯髄再生治療は、虫歯・外傷で失われた歯髄(神経)を再生する最先端の再生医療です。

歯髄は歯に水分と栄養を供給し、傷ついた象牙質を修復する重要な役割を担っています。

しかし、歯髄が失われるとこれらの機能が低下し、歯が弱くなり寿命が縮まることがあります。

この問題を解決するのが歯髄再生治療です。

治療では、抜歯した乳歯や親知らずなどから採取した歯髄幹細胞を培養し、細胞を失った歯の根管に移植します。

移植後、1〜3カ月で歯髄が再生し、供給機能と象牙質再形成能力が回復します。

歯髄再生治療を受けることで、再び歯の痛みを感じられるようになり、結果的に歯を長く健康に保つことが期待できるでしょう。

歯周組織再生治療

歯周組織再生治療は、歯周病や加齢などによって失われた顎の骨と歯ぐきを再生させる歯の再生医療の1つです。

この歯周組織再生治療により、歯を支える土台を取り戻し、歯の健康を維持することが可能になります。

歯周組織再生治療として実用化されている主な治療法は以下の通りです。

・GTR法

広範囲に歯槽骨が吸収された場合、人工膜を使用して歯周組織の再生を促進します。

吸収性の人工膜を用いるため、除去手術が不要です。

・エムドゲイン法

部分的または深刻な歯槽骨吸収に対応する治療で、特殊なたんぱく質ゲルを使用して骨の再生を促します。

このゲルも体内で吸収されるため、手術の負担を軽減します。

・トラフェルミンを用いた治療

歯周組織の再生を促す医薬品を使用する治療法です。

リグロスという商品名で使用されていることが多いです。

歯石を除去した後、トラフェルミン剤を歯槽骨に塗布し、傷の修復を進めます。

この治療は保険適用で、比較的気軽に受けられる点も特徴です。

インプラント治療

インプラント治療は、歯を失った際に選ばれる治療法の1つで、天然歯に最も近い構造を持つのが特徴です。

ブリッジや入れ歯などと異なり、インプラントは顎の骨に埋め込むことで、噛む力がしっかりと顎に伝わり、顎の骨が痩せにくい利点があります。

このため、天然歯に近い咬合力(噛む力)を取り戻すことが可能です。

治療では、まず顎の骨にインプラント体を埋め込み、その上に土台(アバットメント)を設置し、さらに人工歯を被せます。

ただし、顎の骨が十分にない場合、骨造成手術を行う必要がある場合もあります。

これは加齢または歯周病で顎の骨が減少してしまうと、自然回復が難しいためです。

歯の再生医療としてのインプラント治療は、実用化が進んでおり、多くの方が天然歯に近い快適さを取り戻しています。

骨再生治療

骨再生治療は、歯周病または加齢によって減少した顎の骨を再生させる歯科領域の再生医療です。

顎の骨は歯を支える土台となる重要な役割を担っていますが、骨が不足するとインプラント治療が困難になります。

そのため、インプラント治療を実現するための準備段階として骨再生治療が行われます。

骨再生治療として一般的なのは、『GBR法(骨誘導再生法)』です。

人工膜『メンブレン』で骨形成を妨げる細胞の侵入を防ぎ、骨充填剤や自家骨を使用して顎の骨を造成します。

治療のタイミングはインプラント手術と同時に行う場合と、骨造成後に行う場合があります。

吸収性メンブレンを使用することで、患者の負担が軽減されるのが特徴です。

ソケットリフトは、上顎の骨がある程度残っている場合に適用される治療法で、インプラント手術と同時に行うことが可能です。

一方、広範囲に骨が不足している場合には、サイナスリフトが適用されます。

この方法では上顎洞を持ち上げてスペースを作り、そこに骨充填剤を挿入しますが、治療期間が長くなる傾向があります。

実用化された歯の再生医療を受けるなら赤坂さくら歯科クリニックへ

赤坂さくら歯科クリニックは、歯髄再生治療を実施する東京でも数少ない歯科医院の1つです。

再生医療等安全性確保法を遵守し、歯科再生医療協会にも登録されています。

歯の再生医療専用のクリーンベンチと治療室を完備し、無菌環境で高品質な治療を提供しています。

また、ラバーダム防湿を使用することで、感染リスクを最小限に抑えた安心の治療を受けることが可能です。

2025年4月現在、治療の失敗事例は一切なく、万が一があっても1回分の再移植費用を無償で対応するアフターケアの充実ぶりが魅力となっています。

アクセス面でも便利で、赤坂駅から徒歩0分という好立地に加え、赤坂見附駅・溜池山王駅からも近く、遠方から通う方も多いです。

完全予約制で1日4名限定のため、十分なカウンセリング時間を確保し、画像と動画を用いた丁寧な治療説明を行っています。

歯の再生医療を安心して受けたい方には、赤坂さくら歯科クリニックが最適な選択肢と言えるでしょう。

まとめ

歯の再生医療は、歯髄再生治療や歯周組織再生治療、インプラント、骨再生治療などの治療法がすでに実用化されており、歯の健康を取り戻すための新しい選択肢となっています。

実用化されている歯の再生医療を受けるなら赤坂さくら歯科クリニックへお気軽にご相談ください。

監修医師:土黒 さくら
略 歴
2014年 鹿児島大学歯学部 卒業
2014年 東京医科歯科大学 臨床研修歯科医
2015年 大型医療法人グループ歯科医院 勤務
2016年 大型医療法人グループ歯科医院 分院長就任
2018年 港区赤坂の歯科医院 勤務
2020年 赤坂さくら歯科クリニック 開院
2023年 医療法人社団桜麗会設立 理事長就任
所属学会等
・日本口腔インプラント学会
・日本歯周病学会
・東京SJCD歯科スタディーグループ
・インビザライン 認定ドクター
・日本顕微鏡歯科学会

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カテゴリ:医師監修コラム, 歯髄再生治療に関するコラム