記事は、赤坂さくら歯科・矯正歯科 院長・歯科医師 土黒さくらの監修のもと作成しています。
「ラミネートベニアは時間がたつと変色する?」
「コーヒーや紅茶を毎日飲んでも白さを保てる?」
ラミネートベニアを検討しているものの、治療後の変色や着色が気になる方も多いです。
長くきれいな状態を保てるのか、不安に感じる方も少なくありません。
この記事では、ラミネートベニアが変色したように見える原因や、白さを長く保つ方法、変色した場合の対処法について解説します。
治療後も自然な白さを長く維持するために、変色や着色の原因からセルフケア、メンテナンスまで知っておきたいポイントがわかる内容です。
ラミネートベニアの変色が気になる方や、治療後の白さを長く保ちたい方は、ぜひ参考にしてください。
変色した歯をラミネートベニアで白くしたい方は「前歯にラミネートベニアを貼ると自然に見える?仕上がり・費用・本数の目安を解説」をご覧ください。
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ラミネートベニアは変色する?
ラミネートベニアの変色のしやすさは素材によって異なりますが、セラミックは色素が浸透しにくく、変色しにくい素材です。
ただし、表面の着色や接着部分、周囲の天然歯の変化によって、ラミネートベニアが変色したように見えることがあります。
素材による変色のしやすさの違いは、以下のとおりです。
| 素材 | 変色のしやすさ | 特徴 |
|---|---|---|
| ハイブリッドセラミック | 比較的変色しやすい | レジンを含むため吸水性があり、経年による変色が起こりやすい。寿命は7~8年程度が目安。 |
| e.max(ガラスセラミック) | 変色しにくい | レジンを含まず吸水しにくいため、経年による変色が起こりにくい。寿命は10~15年程度が目安。 |
| ジルコニア | 変色しにくい | レジンを含まず吸水しにくいため、経年による変色が起こりにくい。寿命は10年前後が目安。 |
一般的に、e.maxやジルコニアなどのセラミック自体は、10~20年単位で見ても色そのものが変化しにくい素材です。
ただし、長期間使用するなかで表面に着色汚れが付着することがあります。
また、天然歯との境目や周囲の天然歯の色が変化し、変色したように見える場合もあります。
ラミネートベニアの寿命については「ラミネートベニアのデメリットを歯科医が正直に解説|後悔しないための全知識」をご覧ください。
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素材ごとの特徴や費用については「ラミネートベニアの費用相場は1本いくら?素材別の値段と保険適用の有無を解説」をご覧ください。
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ラミネートベニアが変色したように見える原因
ラミネートベニアが変色したように見えるおもな原因は、表面の着色汚れ、接着部分の変色、周囲の天然歯の変化の3つです。
表面に着色汚れが付着している
セラミックは表面が滑らかで色素が浸透しにくいものの、ステインなどの着色汚れが表面に付着することはあります。
特に、コーヒーや紅茶、赤ワイン、カレーなど色素の濃い飲食物を頻繁に摂ると、着色汚れが蓄積しやすくなります。
また、タバコのヤニも表面の黄ばみや着色につながる原因の一つです。
ラミネートベニアと天然歯の境目が変色している
ラミネートベニアと天然歯を接着するセメントの経年変色は、境目が目立つ原因の一つです。
透明感の高いセラミックでは、接着部分の色が透けて見える場合もあります。
また、ラミネートベニアの端が欠けたり接着部分に浮きが生じたりすると、隙間から着色物質が入り込みやすくなります。
ラミネートベニアと天然歯の境目は汚れが蓄積しやすいため、セルフケアに加えて、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることも大切です。
ラミネートベニアの不具合ややり直しについては「ラミネートベニアはやり直しできる?剥がし方・再施術の費用・条件を歯科医が解説」をご覧ください。
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周囲の天然歯との色の差が目立っている
ラミネートベニア自体の色が変わっていなくても、周囲の天然歯は加齢や飲食習慣などによって黄ばむことがあります。
天然歯の色が変化すると、ラミネートベニアとの色の差が大きくなり、以前とは違う色に見える場合があります。
この場合はラミネートベニア自体が変色しているのではなく、周囲の天然歯との相対的な色の違いによるものです。
天然歯とラミネートベニアの色の差が気になる場合は、クリーニングやホワイトニングなどで対応できることがあります。
ラミネートベニアの変色につながる飲食物・生活習慣
セラミックは色素が浸透しにくい素材ですが、飲食物や生活習慣によって表面に着色汚れが付着することがあります。
着色につながりやすい飲食物は、以下のとおりです。
| 飲食物 | 着色につながる原因 |
|---|---|
| コーヒー・紅茶 | ポリフェノールやタンニンなどの色素が付着しやすい。 |
| 赤ワイン | ポリフェノールなどの色素が付着しやすい。 |
| 炭酸飲料・柑橘系の飲み物 | 酸によって周囲の天然歯のエナメル質が影響を受けると着色しやすくなり、ラミネートベニアとの色の差や境目が目立つことがある。 |
| カレー・トマトケチャップ | カロテノイドなどの色素が表面に残りやすい。 |
| ブルーベリー・ぶどう | アントシアニンなどの色素が付着しやすい。 |
| しょうゆ・ソース | 色が濃く、着色汚れにつながることがある。 |
| 生活習慣 | 着色につながる原因 |
|---|---|
| 喫煙 | タバコのタールが歯の表面のペリクル(唾液由来の薄い膜)と結びつき、ヤニとして強く付着する。 |
| セルフケア・メンテナンス不足 | プラークや着色汚れが蓄積し、表面や天然歯との境目の着色が目立ちやすくなる。 |
ただし、着色しやすい飲食物をすべて避ける必要はありません。
摂取後に口をゆすぐなど、着色汚れを残さないためのケアが重要です。
また、これらの飲食物や生活習慣を控えても、変色を完全に防げるわけではありません。
経年変化や接着部分、天然歯の状態なども見た目に影響します。
ラミネートベニアの白さを長く保つためには、日々のセルフケアと歯科医院での定期的なメンテナンスを続けることが大切です。
ラミネートベニアの白さを長く保つ方法
ラミネートベニアの白さを長く保つには、治療前の素材選びに加えて、治療後のセルフケアや定期的なメンテナンスが重要です。
ここでは、ラミネートベニアの白さを長く保つための方法を解説します。
変色しにくい素材を選ぶ
ラミネートベニアの変色しやすさは、使用する素材によって異なります。
長期的な白さを重視する場合は、ハイブリッドセラミックよりもe.maxなどのガラスセラミックやジルコニアを検討しましょう。
ただし、見た目や強度など素材ごとに特徴が異なるため、変色のしにくさだけでなく、歯の状態や希望に合わせて選ぶことが大切です。
また、変色しにくい素材でも表面に着色汚れが付着することはあるため、治療後のケアも必要です。
着色しやすい飲食物を摂ったあとは口をゆすぐ
コーヒーや紅茶、赤ワインなどを摂ったあとは、できるだけ早めに水で口をゆすぎましょう。
口をゆすぐことで、着色成分が口腔内や天然歯、ラミネートベニアとの境目などに長時間残るのを防ぎます。
着色しやすい飲食物を完全に避ける必要はなく、摂取後のケアを意識することが大切です。
毎日の歯磨きや歯間清掃を丁寧に行う
毎日のセルフケアでは、ラミネートベニアの表面だけでなく、天然歯との境目や歯と歯の間まで丁寧に清掃しましょう。
デンタルフロスや歯間ブラシを使用すると、歯ブラシだけでは落としにくいプラークや汚れも除去できます。
研磨性の高い歯磨き粉は、セラミック表面に微細な傷をつけ、着色汚れが付着しやすくなる場合があるため、使用を控えましょう。
また、強い力で磨かず、セラミック表面を傷つけないようにブラッシングすることが大切です。
歯科医院で定期的にクリーニング・メンテナンスを受ける
セルフケアだけでは落としきれない着色汚れや歯石などは、歯科医院のクリーニングで除去できます。
定期的なメンテナンスの目的は、汚れの除去だけではありません。
ラミネートベニアの表面や天然歯との境目、接着状態なども確認します。
一般的な定期受診の目安は3~6カ月に1回程度です。
コーヒーや紅茶をよく飲むなど着色汚れが付きやすい方は、1~2カ月に1回程度が目安になる場合もあります。
赤坂さくら歯科・矯正歯科では、2~3カ月に1回程度を定期検診の目安としています。
着色や境目の変化を早期に確認することも、長期的に見た目を維持するために大切です。
ラミネートベニアが変色・着色してしまったときの対処法
ラミネートベニアが変色・着色した場合のおもな対処法は、以下のとおりです。
| 見た目・変化 | 考えられる原因・対処法 |
|---|---|
| ラミネートベニアの表面に色が付いている | 表面の着色汚れの可能性がある。PMTCやエアフローなどのクリーニングで改善できる場合がある。 |
| 周囲の天然歯が黄色く見える | 天然歯の黄ばみが考えられる。ホワイトニングによって色の差を整えられる場合がある。 |
| 天然歯との境目が変色している | 接着部分の変色などが考えられる。原因や状態に応じてクリーニングや再接着、ラミネートベニアの再製作などを検討する。 |
| ラミネートベニア全体の色が以前と変わって見える | ベニア自体の劣化・変色などが考えられる。状態を確認したうえで交換・再製作を検討する。 |
クリーニングについては「赤坂で歯のクリーニング(PMTC・ホワイトニング)|1回の費用と所要時間まとめ」をご覧ください。
関連記事赤坂で歯のクリーニング(PMTC・ホワイトニング)|1回の費用と所要時間まとめPMTCやエアフローなど歯のクリーニングの内容と、1回あたりの費用・所要時間をまとめています。
ラミネートベニアの再製作については「ラミネートベニアはやり直しできる?剥がし方・再施術の費用・条件を歯科医が解説」をご覧ください。
クリーニングで改善できない場合でも、必ずラミネートベニアの再製作が必要になるわけではありません。
変色・着色が気になる場合は、まず歯科医院で原因や状態を確認することが大切です。
赤坂さくら歯科・矯正歯科では、着色汚れに対するクリーニングや天然歯のホワイトニングにも対応しています。
ラミネートベニアの再製作が必要な場合、費用は1本19.8万円(税込)です。
ラミネートベニアの変色・着色が気になる方は、お気軽にご相談ください。
ラミネートベニアの変色に関するよくある質問
よくいただくご質問にお答えします。
クリーニングとホワイトニングの違いは何ですか?
クリーニングは、歯やラミネートベニアの表面に付着したプラークや歯石、着色汚れなどを除去する処置です。
一方、ホワイトニングは薬剤を使用して、天然歯そのものの色を明るくする方法です。
そのため、ラミネートベニア表面の着色汚れにはクリーニング、周囲の天然歯の黄ばみにはホワイトニングが適しています。
ラミネートベニア装着後にホワイトニングはできますか?
ラミネートベニア装着後でも、周囲の天然歯をホワイトニングすることは可能です。
ただし、ラミネートベニア自体の色は白くならないため、天然歯との色の差が目立つ場合があります。
赤坂さくら歯科・矯正歯科では、天然歯のホワイトニングにも対応しています。
オフィスホワイトニングは1回2.2万円、ホームホワイトニングは3.85万円です。
オフィスホワイトニング3回とホームホワイトニングを組み合わせたデュアルホワイトニングは8.25万円です(すべて税込)。
ホワイトニングについて詳しくは「ホワイトニングの効果と期間はどれくらい続く?オフィス・ホーム・デュアルを徹底比較」をご覧ください。
関連記事ホワイトニングの効果と期間はどれくらい続く?オフィス・ホーム・デュアルを徹底比較オフィス・ホーム・デュアルホワイトニングの効果の持続期間を比較しています。
ラミネートベニアのメンテナンスはどのくらいの頻度で受けますか?
ラミネートベニアの定期的なメンテナンスは、一般的に3~6カ月に1回程度が目安です。
メンテナンスでは、着色汚れや歯石の除去に加え、天然歯との境目や接着状態、欠け・浮きなどの確認も行います。
赤坂さくら歯科・矯正歯科では、2~3カ月に1回程度を定期検診の目安としています。
コーヒーや紅茶をよく飲む方や喫煙する方などでは、月1回の来院を希望するケースも少なくありません。
着色の付きやすさや口腔内の状態には個人差があるため、適した受診頻度は歯科医師や歯科衛生士と相談して決めましょう。
コーヒーや紅茶はストローで飲むと着色を防げますか?
ストローを使用することで、飲み方によってはコーヒーや紅茶などが前歯に触れる機会を減らせます。
ただし、ストローを使用しても着色を完全に防げるわけではありません。
飲んだあとは水で口をゆすぎ、着色成分を口腔内に長時間残さないことも大切です。
変色は市販の研磨剤や重曹でセルフケアしてもいいですか?
市販の研磨剤や重曹などを使用して、自己判断でラミネートベニアの表面を削ることは避けましょう。
強く研磨すると、セラミック表面に傷がついたり、ツヤが失われたりする可能性があります。
また、表面が粗くなることで、かえって着色汚れが付着しやすくなる場合もあります。
表面の着色汚れが気になる場合は、歯科医院でPMTCやエアフローなどのクリーニングを受けましょう。
失活歯など変色した歯はラミネートベニアで白くできますか?
失活歯(しっかつし)でも、変色の程度や歯質、歯根の状態などによっては、ラミネートベニアで色を改善できる場合があります。
ただし、失活歯の状態によって適した治療法は異なるため、治療前に診査を受けることが大切です。
また、テトラサイクリン歯(抗菌薬の影響で変色した歯)やホワイトスポット(歯の表面にできる白い斑点)も、状態によってはラミネートベニアで見た目を整えられる場合があります。
失活歯の変色については「神経のない歯(失活歯)にラミネートベニアはできる?ウォーキングブリーチとの使い分け」をご覧ください。
関連記事神経のない歯(失活歯)にラミネートベニアはできる?ウォーキングブリーチとの使い分け神経のない歯にラミネートベニアができるケースと、ウォーキングブリーチとの使い分けを解説しています。
この記事のまとめ
ラミネートベニアの変色のしやすさは素材によって異なります。
セラミックの中でも、e.max(ガラスセラミック)やジルコニアなどは、素材自体の色が変化しにくいのが特徴です。
ただし、飲食物による表面の着色や接着部分、周囲の天然歯の変化によって、変色したように見えることがあります。
白さを長く保つためには、飲食後に口をゆすぐほか、毎日の歯磨きや歯間清掃、歯科医院での定期的なメンテナンスを続けることが大切です。
表面の着色汚れはクリーニングで改善できる場合もあります。
変色や着色が気になったときは歯科医院で原因を確認し、状態に合った方法で対処しましょう。
ラミネートベニアは赤坂さくら歯科・矯正歯科にご相談ください
赤坂さくら歯科・矯正歯科では、歯の状態や希望する白さ・透明感などを考慮し、自然な仕上がりのラミネートベニアを提供しています。
Before

After

※効果・結果には個人差があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 治療 | ラミネートベニア(サクラミネートベニア) |
| 年齢・性別 | 30代女性 |
| 治療費用 | 144万円(ラミネートベニア1本18万円×8本) |
| 治療期間 | 2週間 |
| リスク | 剥がれや破損 |
※症例の治療費用は治療当時のもので、現在の料金とは異なる場合があります。
上記は、前歯8本をラミネートベニアで治療した症例です。
周囲の天然歯との色調や透明感のバランスを考慮して治療しています。
また、歯への負担を抑えた削らないラミネートベニアを提供しています。
削らないラミネートベニアについては「削らないラミネートベニア(ノンプレップベニア)とは?メリット・デメリットと向いている人を解説」をご覧ください。
関連記事削らないラミネートベニア(ノンプレップベニア)とは?メリット・デメリットと向いている人を解説歯を削らないラミネートベニアの特徴やメリット・デメリット、向いている人を解説しています。
治療後は、定期検診やクリーニングにも対応しています。
セルフケアでは落としきれない着色汚れには、エアフロークリーニングも可能です。
赤坂さくら歯科・矯正歯科のラミネートベニアは1本19.8万円(税込)、歯石・着色取り+エアフローは1.65万円(税込)です。
定期検診やエアフロークリーニングについて詳しくは「予防歯科」のページをご覧ください。
赤坂さくら歯科・矯正歯科は赤坂駅から徒歩30秒で、平日は朝7時30分から診療しています。
Web予約は24時間受け付けており、LINEや電話での予約にも対応しています。
ラミネートベニアの変色や着色が心配な方、治療後の白さを長く維持したい方は、赤坂さくら歯科・矯正歯科へご相談ください。

監修医師:土黒 さくら
- 略 歴
- 2014年 鹿児島大学歯学部 卒業
- 2014年 東京医科歯科大学 臨床研修歯科医
- 2015年 大型医療法人グループ歯科医院 勤務
- 2016年 大型医療法人グループ歯科医院 分院長就任
- 2018年 港区赤坂の歯科医院 勤務
- 2020年 赤坂さくら歯科・矯正歯科 開院
- 2023年 医療法人社団桜麗会設立 理事長就任
- 所属学会等
- ・日本口腔インプラント学会
- ・日本歯周病学会
- ・東京SJCD歯科スタディーグループ
- ・インビザライン 認定ドクター
- ・日本顕微鏡歯科学会
