「ラミネートベニアの費用はいくら?」
「保険適用で安く受けられる?」
ラミネートベニアは前歯の見た目を整えたい方に選ばれている審美治療です。しかしクリニックによって費用に差があり、何を基準に判断すればよいのか分からない方も少なくありません。
保険が適用されるのか、医療費控除の対象になるのかも気になるポイントです。
この記事では、ラミネートベニアの費用相場や素材別の値段、保険適用の有無について解説します。
治療にかかる費用の目安や、費用に差が出る理由を理解できる内容です。ラミネートベニアを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ラミネートベニアの費用相場

ラミネートベニアとは、歯の表面を薄く削ってセラミック製のチップを貼り付け、前歯の色や形を改善する審美治療です。
厚さ0.3〜0.5mm程度の薄いセラミックを、専用の接着剤で歯の表面に固定します。おもにすきっ歯や歯の変色、軽度の歯並びの乱れなどの改善に用いられることが多いです。
ここでは、ラミネートベニアの費用相場を解説します。
1本あたりの費用相場
ラミネートベニアの費用相場は以下のとおりです。
| 赤坂さくら歯科・矯正歯科 | 相場 | |
| ラミネートベニア | - | 5~15万円 |
| 削らないラミネートベニア | 19.8万円 | 10~20万円 |
※カウンセリング料や検査料が追加されることもあります。
費用は歯科医院や使用するセラミックの種類、治療法などによって異なります。
削らないラミネートベニアは、歯をほとんど削らずに、自然な見た目とかみ合わせの両立を目指す治療法です。その精密さゆえに、一般的なラミネートベニアより費用が高くなる傾向があります。
当院では、マイクロスコープを使った精密な処置による、歯への負担の少なさが特徴です。見た目の美しさとかみ合わせの両立にもこだわっており、その技術力が費用にも反映されています。
費用相場については「前歯にラミネートベニアを貼ると自然に見える?仕上がり・費用・本数の目安を解説」でも解説しています。
本数ごとの費用の目安
ラミネートベニアは、1本だけの治療では周囲の歯との色や形の差が目立ちやすいため、2〜6本程度をまとめて治療を提案されるケースが多いです。複数本の治療を勧められて、総額が想定より高くなることもあります。
| 治療本数 | 費用の目安 |
| 1本 | 10~20万円 |
| 2本 | 20~40万円 |
| 4本 | 40~80万円 |
| 6本 | 60~120万円 |
| 8本 | 80~160万円 |
治療本数は歯の状態や希望する仕上がりによって異なるため、カウンセリングで確認することが大切です。
ラミネートベニアにかかる費用
ラミネートベニアの費用は、セラミックチップの製作費だけではありません。
治療内容や費用、期間などを相談するカウンセリング料が必要になる場合があります。適応を判断するためのレントゲン撮影や口腔内写真撮影など、検査・診断料が別途かかります。
歯を削る治療では、完成までの仮歯代も必要です。治療後は、長持ちさせるための定期検診やクリーニングといったメンテナンス費用もかかります。
費用に含まれる内容や追加費用の有無はクリニックによって異なるため、事前に総額を確認しておくことが大切です。
ラミネートベニアの費用に差が出る理由
ラミネートベニアの費用は、治療本数だけで決まるわけではありません。治療法や使用する素材、歯の状態に加え、歯科医師や歯科技工士の技術力によっても異なります。
治療法の違い
ラミネートベニアには複数の治療法があり、治療範囲や歯を削る量、治療の難易度によって費用が異なります。
| 治療法 | 特徴 | 費用への影響 |
| フルラミネートベニア | 1本の歯の表面全体にセラミックを貼り付ける | 比較の基準となる一般的な治療法 |
| パーシャルラミネートベニア | 1本の歯の半分など、欠けやすき間のある部分だけに貼り付ける | 費用を抑えられる場合がある |
| ノンプレップベニア (削らないラミネートベニア) |
歯1本の表面全体にセラミックを貼り付けるが、歯をほとんど削らない | 高額になる傾向がある |
このように、治療範囲や歯を削る量が増えるほど、費用も上がりやすい傾向があります。
治療法はクリニックによって取り扱いが異なるため、希望する治療に対応しているか事前に確認しておくことが大切です。
素材の違い
ラミネートベニアの費用は、使用する素材によっても異なります。
| 素材 | 相場(1本) | 特徴 |
| ハイブリッドセラミック | 5〜12万円 | 費用を抑えやすいが、変色や摩耗が起こりやすい |
| e.max (ガラスセラミック) |
8〜18万円 | 透明感があり、天然歯に近い見た目を再現しやすい |
| ジルコニア | 8〜20万円 | 強度が高く、割れや欠けに強い |
一般的に、審美性や耐久性に優れた素材ほど費用が高くなる傾向があります。
前歯の自然な見た目を重視する場合はe.max、強度を重視する場合はジルコニアが選択されることが多いです。取り扱っている素材はクリニックによって異なります。
歯科医師や歯科技工士の技術力
ラミネートベニアは、歯科技工士によるセラミックチップの製作技術も仕上がりを左右します。
歯の色や形、透明感を自然に再現するには高度な技術が必要です。技術力によっては周囲の歯との色調に差が出たり、形が不自然になったりすることもあります。
そのため、経験が豊富な歯科医師や歯科技工士が在籍するクリニックでは費用が高くなる傾向があります。
歯の状態や症例の難易度
歯並びの乱れや変色の程度が強い場合は、周囲の歯と自然に調和させるための精密な設計や調整が必要です。
また、複数本を同時に治療する場合も歯列全体のバランスを考慮する必要があり、診査や設計の手間が増えるほど費用が高くなることがあります。
ラミネートベニアは何年持つのか
ラミネートベニアの寿命は、治療法や使用する素材、口腔内の状態、歯科医師の技術、日頃のケアなどによって異なります。
治療法ごとの寿命の目安は以下のとおりです。
| 治療法 | 寿命の目安 |
| フルラミネートベニア | 5~10年程度 |
| パーシャルラミネートベニア | 7~10年程度 |
| ノンプレップベニア(削らないラミネートベニア) | 10~20年程度 |
また、使用するセラミックの種類別の目安は以下のとおりです。
| 素材 | 寿命の目安 |
| ハイブリッドセラミック | 7~8年 |
| e.max | 約10~15年 |
| ジルコニア | 約10年前後 |
いずれも一般的な目安であり、実際の寿命はさまざまな要因によって左右されます。
治療法や素材にかかわらず、ラミネートベニアを長持ちさせるためには、日頃のケアや生活習慣にも気を配ることが大切です。
ラミネートベニアを長持ちさせるコツ
ラミネートベニアを長持ちさせるためのポイントは以下のとおりです。
口腔内を清潔に保つ
毎日の歯磨きやデンタルフロスで、歯とラミネートベニアの境目を清潔に保ちましょう。ここに汚れがたまると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
定期検診・クリーニングを継続する
定期検診やクリーニングを受けることで、かみ合わせや接着状態を確認でき、トラブルの早期発見・早期対応につながります。
歯ぎしり・食いしばり対策をする
歯ぎしりや食いしばりがある場合は、ナイトガードを使用しましょう。就寝中に加わる強い力を軽減し、欠けや剥がれを予防しやすくなります。
硬いものを前歯で噛まない
氷や硬い食べ物を前歯で強く噛むと、ラミネートベニアが欠けたり剥がれたりする原因になることがあります。
日頃のセルフケアと歯科医院での定期的なメンテナンスを継続することで、ラミネートベニアを良好な状態で維持しやすくなります。
ラミネートベニアは欠けたり剥がれたりすることがある
ラミネートベニアは薄いセラミックを歯に接着する治療です。強い衝撃や歯ぎしり・食いしばり、かみ合わせの問題などによって欠けたり剥がれたりすることがあります。
歯科医院での定期的な検診は、歯ぎしりや食いしばりの状態を確認し、欠けや剥がれのリスクを下げるために重要です。欠けた場合は、再接着や再製作で対応できることもあります。
ラミネートベニアは変色しにくい
セラミック自体は変色しにくく、長期間自然な見た目を維持しやすい治療法です。一方で、周囲の天然歯は加齢や飲食によって変色するため、時間の経過とともに色の差が目立つことがあります。
色の差が気になるときは、クリーニングやホワイトニングで天然歯の色味を整える方法もあるので、歯科医師に相談するとよいでしょう。
ラミネートベニアは保険適用の対象になるのか
保険診療は、噛む・話すなど歯の機能回復や健康維持を目的とした治療が対象です。
ラミネートベニアは見た目の改善を目的とした審美治療のため、基本的に保険適用外(自由診療)となります。
保険適用で前歯の欠けや虫歯を治したい場合は、欠けた部分に素材を入れて形を整えるコンポジットレジン修復という選択肢もあります。
詳しくは歯科医院に確認するとよいでしょう。
ラミネートベニアの費用を判断する前に知っておきたいメリット・デメリット
費用を判断する際は、価格だけでなく治療の特徴も理解しておくことが大切です。
ここでは、ラミネートベニアのメリット・デメリットを解説します。
ラミネートベニアのメリット
歯の見た目を改善する治療には、歯並びを整える矯正治療や歯の色を改善するホワイトニングなどがあります。ラミネートベニアはそれらとは異なり、歯の色と形を同時に改善できる治療法です。
ホワイトニングでは改善が難しい変色歯にも対応できるほか、すきっ歯や軽度の欠け、歯の大きさの左右差なども改善できます。
透明感のあるセラミックを使用することで、天然歯に近い自然な見た目を目指せます。
セラミッククラウンと比べて歯を削る量が少なく、比較的短期間で口元の印象を改善しやすいことも特徴です。
ラミネートベニアのデメリット
ラミネートベニアは自由診療のため、費用が高額になりやすい治療です。
一般的なラミネートベニアでは歯の表面を削る必要があり、一度削った歯は元に戻せません。また、歯を削った直後は一時的に知覚過敏が起こり、冷たい飲み物や食べ物がしみることがあります。
さらに、強い衝撃や歯ぎしりによって欠けたり剥がれたりすることもあるため、治療後は定期的なメンテナンスが必要です。
歯を削りたくない場合は、削らないラミネートベニア(ノンプレップベニア)という選択肢もあります。
削らないラミネートベニアについては「削らないラミネートベニア(ノンプレップベニア)とは?メリット・デメリットと向いている人を解説」をご覧ください。
ラミネートベニアの費用を安く抑える方法
ラミネートベニアは自由診療のため、治療本数によっては費用負担が大きくなることがあります。
ここでは、ラミネートベニアの費用を安く抑える方法を解説します。
医療費控除の申請をする
医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、所得税の一部が軽減される制度です。
年間の医療費が10万円以上(所得によって異なる)になった場合、確定申告で申請することで税負担を軽減できる可能性があります。
通院にかかった交通費も対象になる場合があるため、領収書は保管しておきましょう。
医療費控除については「歯科治療費における医療費控除」をご覧ください。
デンタルローンを利用する
デンタルローンは歯科治療専用のローンです。
治療費を分割で支払えるため、一括払いが難しい場合でも治療を始めやすくなります。
月々の支払額を抑えられる一方、審査があるほか金利や手数料が発生し、利用条件や支払回数も金融機関やクリニックによって異なります。
ラミネートベニアに関するよくある質問
Q:ラミネートベニアができない歯はありますか?
ラミネートベニアはおもに前歯に用いる治療のため、強い力がかかる奥歯には適応しにくい治療です。重度の歯並びの乱れや出っ歯、受け口などにも対応できません。
歯が大きく欠けていたり、歯の表面が十分に残っていない場合も適応できないことがあります。
また、歯ぎしりや食いしばりが強い場合は欠けや剥がれのリスクが高く、虫歯や歯周病がある場合は先に治療が必要です。
Q:ラミネートベニアは1本だけでもできますか?
1本だけでも治療は可能です。
ただし、周囲の歯との色や形のバランスによっては複数本の治療が提案される場合もあります。まずは歯科医師に相談し、自分に合った治療本数を確認するとよいでしょう。
Q:ラミネートベニアとセラミッククラウンはどちらが良いですか?
セラミッククラウンは歯を全周削ってセラミックの被せ物を装着する治療です。大きな欠けや詰め物が大きい場合、歯の形を大きく変えたい場合に選択されやすいです。
歯をできるだけ削りたくない場合や前歯の色・形を改善したい場合はラミネートベニアが選択されます。
Q:ホワイトニングとの違いは何ですか?
ホワイトニングは薬剤によって歯を白くする治療であり、歯の形やすきっ歯は改善できません。
一方、ラミネートベニアは歯の色だけでなく、形や大きさ、軽度のすきっ歯なども改善できることが特徴です。
Q:保険適用のコンポジットレジン修復との違いは何ですか?
コンポジットレジン修復は歯科用プラスチックを直接盛り付けて歯を修復する治療です。費用を抑えられる一方、色調の再現や透明感、耐久性に限界があります。
ラミネートベニアは費用が高くなるものの、より自然な見た目を目指しやすく、変色もしにくいです。
Q:ラミネートベニアはどのような流れで治療しますか?
カウンセリング・診査診断で歯の状態や希望する仕上がりを確認します。必要に応じて歯の表面をわずかに削ったうえで型取りを行い、ラミネートベニアを製作する流れです。
完成後に装着し、色やかみ合わせを調整します。通院回数は2〜3回程度、治療期間は2週間〜1カ月程度が目安です。
Q:ラミネートベニア治療後の日常生活に支障はありませんか?
セラミックは天然歯に近い色や透明感を再現できるため、近距離で会話をしても目立ちにくいです。
装着後は基本的に普段通りの生活を送れ、食事制限もありません。ただし、装着直後は接着を安定させるため、硬いものや粘着性のある食べ物は避ける必要があります。
Q:ラミネートベニアをすると虫歯になりやすくなりますか?
ラミネートベニアそのものは虫歯になりません。
ただし、天然歯との境目に汚れがたまると虫歯や歯周病のリスクが高まるため、毎日の歯磨きや定期的なメンテナンスが重要です。
Q:ラミネートベニアで失敗した場合はやり直しできますか?
再製作や再治療は可能で、状態によってはセラミッククラウンなど別の治療を検討することもあります。再治療には追加費用がかかる場合があります。
Q:ラミネートベニアがよくないと言われる理由は?
歯を削ること、費用負担の大きさ、欠けや剥がれによる再治療のリスクなどが理由として挙げられます。ただし、適応を見極めて治療を受ければ、自然な仕上がりを目指せる治療法です。
Q:ラミネートベニアで後悔しないために注意することは?
費用だけで歯科医院を選ばず、症例実績や設備、保証制度なども確認することが大切です。また、治療後は欠けや剥がれ、変色を防ぐため、定期的なメンテナンスを受けることも欠かせません。
Q:ラミネートベニアの支払い方法には何がありますか?
クリニックによって異なりますが、現金やクレジットカード、デンタルローンなどが利用できます。利用できる支払い方法はクリニックによって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
この記事のまとめ

ベニアの場合は10〜20万円程度が目安です。前歯の色や形のバランスを整えるため、2〜6本程度をまとめて治療するケースが多く、費用は治療法や使用する素材によっても変わります。
カウンセリング料や検査料、仮歯代、メンテナンス費用などが別途かかるケースも少なくありません。
ラミネートベニアは保険適用外の自由診療ですが、医療費控除の対象となるケースもあります。
デンタルローンを利用すれば、月々の支払い負担を抑えられる場合もあるので、検討してみてください。
ラミネートベニアは赤坂さくら歯科・矯正歯科にご相談ください
ラミネートベニアは、使用する素材や治療本数、治療法によって費用が大きく異なります。また、歯の状態によって適応できる治療法も変わるため、事前の診査・診断が重要です。
赤坂さくら歯科・矯正歯科では、削らないラミネートベニアにも対応しています。
マイクロスコープを活用した精密治療で、天然歯を削り過ぎないよう配慮するのが特徴です。見た目の美しさだけでなくかみ合わせにも配慮し、自然な見た目と機能性の両立を目指しています。
歯並びの乱れと矮小歯が気になり、インビザライン矯正とラミネートベニアを併用した症例です。矯正治療で歯列を整えた後、矮小歯にラミネートベニアを装着し、自然な見た目の口元に整えました。


| 治療 | インビザライン矯正・ラミネートベニア |
| 年齢・性別 | 20代女性 |
| 治療費用 | 117万円 (インビザライン矯正99万円・ラミネートベニア1本18万円) |
| 治療期間 | 2年 |
| リスク | 痛みや違和感、歯周病や虫歯、後戻り、剥がれや破損 |
前歯のすき間や歯の大きさのばらつきが気になり、ラミネートベニアを装着した症例です。上の前歯8本に装着し、歯のすき間を改善するとともに、口元全体のバランスを整えました。


| 治療 | ラミネートベニア(サクラミネートベニア) |
| 年齢・性別 | 30代女性 |
| 治療費用 | 144万円(ラミネートベニア1本180,000円×8本) |
| 治療期間 | 2週間 |
| リスク | 剥がれや破損 |
デンタルローンもご利用いただけるため、月々1〜2万円程度の分割払いで治療を受けられる方も多くいらっしゃいます。
赤坂駅から徒歩1分、平日は19時30分まで診療しています。WEB予約は24時間対応、電話・LINEでのご予約も可能です。
前歯の色や形、すきっ歯、矮小歯などでお悩みの方は、赤坂さくら歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください。

監修医師:土黒 さくら
- 略 歴
- 2014年 鹿児島大学歯学部 卒業
- 2014年 東京医科歯科大学 臨床研修歯科医
- 2015年 大型医療法人グループ歯科医院 勤務
- 2016年 大型医療法人グループ歯科医院 分院長就任
- 2018年 港区赤坂の歯科医院 勤務
- 2020年 赤坂さくら歯科・矯正歯科 開院
- 2023年 医療法人社団桜麗会設立 理事長就任
- 所属学会等
- ・日本口腔インプラント学会
- ・日本歯周病学会
- ・東京SJCD歯科スタディーグループ
- ・インビザライン 認定ドクター
- ・日本顕微鏡歯科学会
