インビザラインには、いくつか種類があります。
歯並びや歯の状態により選ぶ種類が変わってくるため、まずはインビザラインを行っているクリニックで、自分に適した方法を提示してもらうのが良いでしょう。
この記事では、インビザラインコンプリヘンシブについてメリットやデメリットをまとめています。
目次
インビザラインコンプリヘンシブとは
インビザラインコンプリヘンシブは、インビザライン矯正の中でもよく選ばれているもので、ファーストチョイスとされている方法です。
以前は、インビザラインフルと呼ばれていました。
コンプリヘンシブは、包括的・広範囲という意味があり、様々な症例に対して対応できるインビザラインということで、最初に提案される方法となっています。
インビザラインコンプリヘンシブの魅力
インビザラインコンプリヘンシブの魅力は、様々な歯並びに対応でき、他のインビザラインでは対応できない症例にも適用されるという点です。
不揃いな歯並びで前後にでこぼこしていても、インビザラインコンプリヘンシブなら治療できる可能性があります。
インビザラインコンプリヘンシブのメリット
インビザラインコンプリヘンシブを選択すると、治療計画が細かく調整できる、使用するマウスピースの数に制限が無いため納得できるまで矯正できるなど様々なメリットがあります。
治療計画の細かな調整ができる
インビザラインコンプリヘンシブなら、治療計画を細かく調整することができます。
インビザラインを使った矯正治療は最初に治療計画を立てますが、アライナーで歯を動かしていく途中で、治療計画を変更しなければならないケースもあります。
歯の動き方は個人差があるため、綿密にシミュレーションしていてもコンピューターでシミュレーションした通りに動かないこともあるからです。
このような場合にスムーズに治療計画を変更できるのが、インビザラインコンプリヘンシブのメリットです。
総合的な治療ができる方法なので、当初の計画よりさらに歯を動かす必要が出てきても、柔軟に対応することができます。
また、その際に必要となる追加のアライナーの作成も枚数制限がないため、計画に基づいて細かく調整可能です。
作成できるマウスピースの枚数に制限がない
インビザラインコンプリヘンシブでは、作成できるマウスピースの枚数に制限がありません。
インビザライン治療で使われるマウスピースの平均的な枚数は50枚以内とされています。
しかし、歯並びが極端に悪かったり難しい症例には、50枚のマウスピースで治療を終えることができないケースがあるのです。
そのような場合、治療費に含まれていないマウスピースの費用は、追加負担しなければならなくなってしまいます。
しかし、インビザラインコンプリヘンシブは枚数の制限がないため、50枚以上マウスピースを作成しなければならないというときも安心です。
全体的に歯を動かすことが可能
インビザラインコンプリヘンシブは移動させる歯の範囲に制限がないため、全体的に歯を動かすことができ、抜歯が必要となったときにも対応することができます。
出っ歯・八重歯・受け口などがあっても適応できる方法です。
奥歯も移動させることができるため、噛み合わせも改善されます。
納得できる歯並びまで調整できる
インビザラインコンプリヘンシブは、じっくり時間をかけて治療をしていくことができるため、治療期間内であれば、納得できるまで歯並びを整えることができます。
インビザラインコンプリヘンシブのデメリット
メリットが多いインビザラインコンプリヘンシブですが、デメリットと言えることもあります。
それは、治療費や治療期間です。
詳しく見てみましょう。
他のインビザラインに比べて治療費が高くなる
インビザラインコンプリヘンシブは、他のインビザライン治療と比べると費用が高くなってしまいます。
作成するマウスピースの枚数の上限がないことから、治療費が高くなりがちです。
もし、全部の歯を大きく動かさなくても良いと診断された場合は、他のインビザラインを選ぶことで治療費が抑えられます。
治療期間が長くなるケースも
インビザラインコンプリヘンシブで矯正治療を行うと、平均して2〜3年の治療期間がかかるとされています。
また、難しい症例ではこの期間だけで終了することができず、治療期間が長引くこともあるでしょう。
インビザラインコンプリヘンシブでは、5年が最大治療期間となっています。
マウスピースの作成は5年内まで
インビザラインコンプリヘンシブは、5年が最大の治療期間なので、マウスピースの作成も治療期間内の5年と限られています。
5年の間であれば何枚マウスピースを作成しても追加費用は発生しません。
インビザラインコンプリヘンシブの治療費の相場は?
インビザラインコンプリヘンシブの治療費は、700,000円から1,200,000円と幅があります。
治療するクリニックにより、検査費用は含まれているのか、マウスピースの調整料は含まれているのかといった内訳が変わってきますので、それらも確認しておく必要があります。
安いクリニックは検査費用や調整費が別途発生するケースもあるため、注意しましょう。
インビザラインコンプリヘンシブがおすすめの人
インビザラインコンプリヘンシブは、下記のような方におすすめです。
- 他のインビザライン治療ができない
- 出っ歯
- 受け口
- 八重歯がある
- すきっ歯がある
- でこぼこの歯並び
インビザラインコンプリヘンシブを受けるならさくら歯科へ
インビザラインコンプリヘンシブについて、メリットやデメリットをお伝えしました。
インビザラインコンプリヘンシブは、他のインビザラインよりも対応可能な症例が多く、細かな治療計画を立てて、しっかり歯を動かすことができる方法です。
納得できる綺麗な歯並びを目指したい方に最適な治療法となっているため、まずは赤坂さくら歯科へお気軽にご相談ください。
より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。