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医師監修コラム

エンジェルアライナーとインビザラインはどっちがいい?違いを詳しく解説

※この記事は、赤坂さくら歯科・矯正歯科院長・土黒さくら医師監修のもと作成しています。

「エンジェルアライナーとインビザライン、どっちを選べばいいの?」
「見た目は似ているけれど、何が違うのかわからない」

エンジェルアライナーやインビザラインが気になっているものの、違いがわからず迷っている方は少なくありません。

この記事では、エンジェルアライナーの特徴やインビザラインとの違いなどを解説します。

それぞれの特徴や向き・不向きがわかる内容です。マウスピース矯正選びで後悔しないためにも、ぜひ最後までお読みください。


目次

エンジェルアライナーとは?代表的な4つの特徴


エンジェルアライナーは、2003年に中国のエンジェルアラインテクノロジー社が開発したマウスピース矯正です。

ヨーロッパや南米など世界各地でも展開されており、日本国内でも導入する歯科医院が増えています。

ここでは、エンジェルアライナーの主な特徴を解説します。

エンジェルボタンで矯正中の見た目や違和感に配慮

一般的なマウスピース矯正では、ゴムかけのための装置を歯に直接取り付ける場合があります。口を開けたときに目立ったり、唇の裏側に当たって違和感が出ることも少なくありません。

エンジェルアライナーでは、ゴムかけに使う「エンジェルボタン」をマウスピース本体に組み込める設計になっています。歯に直接装置を取り付けないため、見た目や装着時の違和感を抑えやすいのが特徴です

独自素材「masterControl S」が透明感の維持と着脱時の負担軽減を両立

エンジェルアライナーでは、「masterControl S(マスターコントロール S)」という独自素材を採用しています。

着色しにくく、インビザラインとの比較研究でも変色が少なかったという報告があり、人前でも口元が目立ちにくいのが特徴です。

また、弾力性があり着脱しやすいため、硬くて外しにくい・爪が割れるといった矯正初期のストレス軽減につながります

3種類のトリムラインで歯並びや状態に合わせたマウスピースを選べる

エンジェルアライナーでは3種類のトリムラインから選択できます。トリムラインとは、マウスピースの端(辺縁)の形状のことです。

歯のみを覆うタイプは違和感が少なくフィット感に優れ、歯茎まで覆うタイプは歯の動きが大きい症例にも対応できます。前歯と奥歯で形状を変えるタイプは、見た目と矯正力のバランスを取りやすいのが特徴です

インビザラインは基本的に1種類のため、細かく選択できる点はエンジェルアライナーならではといえます。

治療計画ソフト「iOrtho」による精密なシミュレーションが可能

エンジェルアライナーでは、「iOrtho(アイオルソ)」という治療計画ソフトを使用しています。

iOrthoはアジア人を中心とした症例データをもとに歯の動きをシミュレーションできるソフトです。あごの骨格や歯の位置関係も踏まえた治療計画を立てられます。

また、治療前に仕上がりのイメージを確認できるため、矯正後の状態を把握したうえで治療を始めやすいのも特徴です。

エンジェルアライナーとインビザラインの違い

自分に合うマウスピース矯正を選ぶためには、それぞれの違いを知ることが大切です。

ここでは、エンジェルアライナーとインビザラインの主な違いを比較します。

インビザラインの特徴は「港区でインビザライン矯正!選び方と魅力を解説」でも解説しています。あわせてご覧ください。

症例データの特徴や実績の違い

エンジェルアライナー インビザライン
症例データ アジア人を中心とした症例データをもとに発展 欧米を中心に発展
特徴 叢生(がたがた)や口元の突出が起こりやすいアジア人症例に対応しやすい 幅広い人種や骨格パターンの症例データが蓄積されており、グローバルでの普及度が高い
実績 中国を中心にアジアやヨーロッパ、南米など世界各地で展開されており、累計の治療患者数は200万人以上 世界2,000万人以上の治療実績

対応できる症例・プラン・費用の違い

エンジェルアライナー インビザライン
プラン
対応できる症例
Select10・20・30(部分矯正・軽度〜中等度症例向け)
Unlimited(全体矯正向け)
Pro(難症例向け)
エクスプレス(軽度の部分矯正向け)
ライト(軽度症例向け)
モデレート(中等度症例向け)
コンプリヘンシブ(全体矯正・難症例向け)
費用 40〜55万円程度 部分矯正30〜80万円
全体矯正70〜100万円程度

※費用は目安です。実際には症例や医院によって異なります。

仕事や日常生活への影響の違い

エンジェルアライナー インビザライン
見た目 透明・目立ちにくい 透明・目立ちにくい
素材 「masterControl S」
マウスピースの端が比較的やわらかく、着脱しやすい
「SmartTrack素材」
歯へのフィット感が高く、持続的な矯正力がある
アタッチメント エンジェルボタンと一体化できるため、症例によっては少なくできる 比較的多く使用する傾向
日常生活への影響 装着直後は話しにくさや違和感が出ることがある(数日程度) 装着直後は話しにくさや違和感が出ることがある(数日程度)

マウスピースの受け取りや再製作対応の違い

エンジェルアライナー インビザライン
制作場所 アジア圏のラボ アメリカのラボ
完成までの期間 約2〜3週間程度 約2〜4週間程度
再制作対応 症例やクリニックによって異なる 症例やクリニックによって異なる

治療期間と1日の装着時間の違い

エンジェルアライナー インビザライン
装着時間 1日20時間以上 1日20時間以上
交換頻度 1週間ごと 1~2週間ごと
治療期間 6カ月~2年程度 部分矯正3カ月〜1年程度
全体矯正1〜3年程度
治療後 リテーナー(保定装置)の装着が必要 リテーナー(保定装置)の装着が必要

※治療期間は、歯並びの状態や装着時間の遵守状況によって前後します。

取り扱いクリニック数・国内実績の違い

エンジェルアライナー インビザライン
国内取り扱いクリニック数 増加傾向だが限られている 多数
国内実績 国内での長期症例は発展途上 豊富
グローバル実績 累計200万人以上(アジア圏中心) 世界2,000万人以上

エンジェルアライナーとインビザライン以外のサクライナーという選択肢

費用を抑えたい・早く矯正を始めたいという方に向けて、オリジナルのマウスピース矯正「サクライナー」も提供しています。

ここでは、サクライナーの特徴とエンジェルアライナー・インビザラインとの違いを解説します。

サクライナーとは

サクライナーは、赤坂さくら歯科・矯正歯科で提供している院内作製型のマウスピース矯正です。

院内でマウスピースを製作するため最短翌日から治療を開始でき、トラブル時の対応も迅速です。海外への製作依頼が不要なため、個人情報の保護にも有効といえます。

軽度〜中度の歯並びに対応した全体矯正向けで、治療期間は2カ月〜1年程度です。回数ごとのコース制を採用しており、費用を抑えやすいのが特徴です

サクライナーの特徴は「オリジナルのマウスピース矯正サクライナーで美しい歯へ!」でも解説しています。あわせてご覧ください。

エンジェルアライナーやインビザラインとの違い

エンジェルアライナー インビザライン サクライナー
開発・提供 中国のエンジェルアラインテクノロジー社 アメリカのアライン・テクノロジー社 赤坂さくら歯科・矯正歯科
特徴 エンジェルボタン一体型
トリムラインを選択可能
「スマートトラック」素材を使用
薄くフィット感が高い
院内作製型
トラブル時も迅速対応
プラン設計 症例に応じた複数プラン制 症例や治療範囲に応じた複数プラン型 回数ごとのコース制
症例 部分矯正から全体矯正まで対応・難症例にも対応しやすい 部分矯正から全体矯正まで幅広く対応 全体矯正で軽度〜中度症例向け
費用 40〜55万円程度 部分矯正 30〜80万円
全体矯正 70〜100万円
17.6万〜44万円
お試しセット 2万円
治療期間 6カ月~2年 部分矯正 3カ月〜1年
全体矯正 1〜3年
2カ月〜1年
治療開始まで 2~3週間 約1カ月 最短翌日
通院頻度 3カ月に1回 1〜2カ月に1回 2〜3カ月に1回
装着時間 1日20時間以上 1日20時間以上 1日20時間以上
リスクと副作用 痛みや違和感、虫歯、歯肉炎、歯肉退縮、装着時間不足による治療期間の延長など

サクライナーは、費用を抑えたい方や早く治療を始めたい方に向いています。

ただし、歯並びの状態によっては、ほかの矯正方法が適している場合もあるため、精密検査での確認をおすすめします

インビザライン・サクライナーの症例写真

以下は、インビザラインを受けた30代女性の患者様です。

前歯の重なりや八重歯、上下の中心のずれを主訴にインビザラインを希望されました。

抜歯なしで歯列全体のバランスを整え、ガタつきやかみ合わせを改善しています。歯列のアーチが整い、口元全体がすっきりとした印象になりました。


施術内容 インビザライン
費用 990,000円
年齢・性別 30代女性
治療期間 2年半
リスクと副作用 違和感や痛み、歯周病、虫歯

以下は、サクライナーを受けた30代男性の症例写真です。

前歯のすき間やかみ合わせのずれを主訴にサクライナーを希望されました。

歯列全体のバランスを整えながら前歯のすき間とかみ合わせを改善し、比較的短期間で口元がすっきりとした印象になりました。


施術内容 サクライナー
費用 300,000円
年齢・性別 30代男性
治療期間 4カ月
リスクと副作用 痛みや違和感、むし歯や歯周病

エンジェルアライナー・インビザライン・サクライナーはどんな人に向いている?

エンジェルアライナーが向いている方

•あごが小さく叢生(がたがた)、口元の突出(ロゴボ)、過蓋咬合(深いかみ合わせ)などの歯並びが気になる方
•歯に装置を直接つけたくない方
•部分矯正から難症例まで幅広く対応したい方
•歯並びに合わせて細かく治療計画を立てたい方

インビザラインが向いている方

•世界的に導入実績の多いマウスピース矯正を選びたい方
•部分矯正から全体矯正まで幅広く対応したい方
•症例数や治療実績を重視したい方
•転勤や出張が多く、全国で継続しやすい治療を重視する方

サクライナーが向いている方

•費用を抑えながら、全体の歯並びを整えたい方
•なるべく早く治療を開始したい方
•治療期間を短く抑えたい方
•破損や調整時もスムーズに対応してほしい方
•仕事が忙しく、クリニックへの通院回数をできるだけ抑えたい方
•赤坂周辺で通院しやすいクリニックを探している方
•個人情報の管理に敏感な方

エンジェルアライナーとインビザラインに関するよくある質問

Q:エンジェルアライナーやインビザラインに痛みはありますか?
マウスピース交換直後に締め付け感や軽い痛みを感じることがありますが、多くは数日程度で落ち着きます。

Q:エンジェルアライナーやインビザラインで抜歯が必要になることはありますか?
歯を並べるスペースが不足している場合は、抜歯が必要になることがあります。

Q:矯正後に元に戻ることはありますか?
矯正後は歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こるため、治療後は、リテーナー(保定装置)を装着して歯並びを安定させます。

Q:装着時間を守れないとどうなりますか?
治療期間が延長したり、追加のマウスピースが必要になる場合があります。

Q:エンジェルアライナーやインビザラインは何歳までできますか?
年齢制限はありませんが、歯周病の有無やあごの状態によって適応が異なるため、精密検査での確認が必要です。

Q:装着中に食事や飲み物の制限はありますか?
食事の際は取り外しが必要で、装着中は基本的に水のみが推奨されています。エンジェルアライナーは着色しにくい素材を使用していますが、飲食時は取り外してください。

Q:エンジェルアライナーやインビザラインは保険適用や医療費控除の対象になりますか?
基本的に保険適用外ですが、あご変形症など特定の症例では保険適用になる場合があります。かみ合わせの改善など治療目的と判断される場合は医療費控除の対象になることがあります。

詳細は「インビザラインは医療費控除の対象になる?手続きでの注意点まで詳しく解説」をご覧ください。

Q:エンジェルアライナーやインビザラインはどれくらいで効果を実感できますか?
どちらも1枚あたりの歯の移動量は最大0.25mm程度で、早い方では数カ月で変化を感じ始めるケースが多いです。

Q:エンジェルアライナーは安いぶん性能が低いですか?
費用差はプラン設計や提供体制などによるもので、性能だけで単純に比較できるものではありません。

Q:エンジェルアライナーはアタッチメントをつけないのですか?
エンジェルボタンとアタッチメントは別のもので、症例によってはアタッチメントが必要になる場合があります。

アタッチメントについては「インビザラインのアタッチメント|つける理由と知っておきたい基礎知識」でも解説しています。あわせてご覧ください。

エンジェルアライナーはどこの歯科医院でも受けられますか?

エンジェルアライナーは、インビザラインと比べると日本国内での取り扱いクリニックがまだ限られています。

エンジェルアライナーとインビザラインはどちらが難症例に向いていますか?

どちらも難症例に対応していますが、適しているかは歯並びの状態によって異なります。

この記事のまとめ


・エンジェルアライナーはアジア人の歯並びに対応しやすい設計や、エンジェルボタン・独自素材が特徴
・インビザラインは世界的な症例数と実績が豊富で、幅広い症例に対応
・サクライナーは院内作製型で最短翌日から開始でき、費用や治療期間を抑えやすい
・自分に合う矯正方法は、精密検査で適応を確認したうえで選ぶことが大切

マウスピース矯正は赤坂さくら歯科・矯正歯科にご相談ください

赤坂さくら歯科・矯正歯科では、インビザラインと院内作製型マウスピース矯正「サクライナー」に対応しています。歯並びや費用、治療期間など重視したいポイントに合わせて治療方法をご提案します。

院長の土黒さくら医師は日本矯正歯科学会認定医で、一人ひとりの歯並びやライフスタイルに合わせた矯正治療を行っています。

赤坂駅から徒歩約30秒、朝7時30分から診療しており、仕事前や通勤前にも通いやすい環境です。

「どのマウスピース矯正が自分に合うかわからない」という方は、お気軽にご相談ください。Web予約は24時間受け付けており、LINE・お電話でもご予約いただけます。


監修医師:土黒 さくら
略 歴
2014年 鹿児島大学歯学部 卒業
2014年 東京医科歯科大学 臨床研修歯科医
2015年 大型医療法人グループ歯科医院 勤務
2016年 大型医療法人グループ歯科医院 分院長就任
2018年 港区赤坂の歯科医院 勤務
2020年 赤坂さくら歯科・矯正歯科 開院
2023年 医療法人社団桜麗会設立 理事長就任
所属学会等
・日本口腔インプラント学会
・日本歯周病学会
・東京SJCD歯科スタディーグループ
・インビザライン 認定ドクター
・日本顕微鏡歯科学会

赤坂の歯医者 赤坂さくら歯科・矯正歯科
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カテゴリ:インビザラインに関するコラム, 医師監修コラム