「前歯だけマウスピース矯正できる?」
「費用や治療期間はどれくらい?」
前歯の歯並びだけが気になり、「できるだけ費用や治療期間を抑えて治療したい」と考える方は多いでしょう。一方で、自分は部分矯正で対応できるのか、全体矯正が必要なのか分からず悩む方も少なくありません。
この記事では、前歯だけの矯正が向く症例・向かない症例や、費用、期間、メリット・デメリットを解説します。
また、全体矯正が必要な場合でも費用を抑えられる選択肢についても紹介します。
前歯だけのマウスピース矯正が自分に適しているか、また、費用や治療期間の目安まで分かる内容です。
前歯の歯並びで悩んでいる方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
目次
- 1 前歯だけマウスピース矯正はできる?
- 2 前歯だけのマウスピース矯正で対応できる歯並び・対応が難しい歯並び
- 3 前歯だけマウスピース矯正のメリット・デメリット
- 4 前歯だけマウスピース矯正の費用・期間
- 5 全体矯正が必要な場合でも費用を抑えやすいサクライナー
- 6 前歯だけマウスピース矯正に関するよくある質問
- 6.1 前歯1本だけの矯正はできますか?
- 6.2 前歯だけのマウスピース矯正でも歯を削ったり抜歯したりすることはありますか?
- 6.3 保険は適用されますか?
- 6.4 前歯だけのマウスピース矯正は目立ちますか?
- 6.5 部分矯正をするならマウスピース矯正とワイヤー矯正のどっちが良い?
- 6.6 前歯だけのマウスピース矯正にはどのような種類がありますか?
- 6.7 前歯だけのマウスピース矯正は痛いですか?
- 6.8 前歯だけのマウスピース矯正でもアタッチメントは付けますか?
- 6.9 前歯だけのマウスピース矯正でも自然な仕上がりになりますか?
- 6.10 前歯だけの矯正で失敗しないためには?
- 6.11 子どもでも前歯だけの矯正はできますか?
- 7 この記事のまとめ
- 8 前歯だけのマウスピース矯正なら赤坂さくら歯科・矯正歯科へ
前歯だけマウスピース矯正はできる?

マウスピース矯正では、前歯だけを対象とした部分矯正ができます。
部分矯正は、前歯を中心とした軽度の歯並びの乱れを改善する治療法です。動かす歯が限られるため、全体矯正と比べて費用や治療期間を抑えやすいのが特徴です。
ただし、前歯だけが気になっていても、実際には噛み合わせや歯列全体に原因があるケースも少なくありません。奥歯の調整や歯の大きな移動が必要な場合は、全体矯正が適していることもあります。
部分矯正が適応となるかは、精密検査・診断によって判断します。希望だけで選ぶのではなく、ご自身の症例に合った治療法を選ぶことが大切です。
実際に前歯だけのマウスピース矯正で改善した症例を紹介します。
以下はインビザライン ライトにより前歯の歯並びを整えた症例です。歯列を整えることで、歯ぐきの黒いすき間(ブラックトライアングル)も目立ちにくくなっています。


| 施術内容 | インビザラインライト |
| 費用 | 396,000円 |
| 年齢・性別 | 40代女性 |
| 治療期間 | 6カ月 |
| リスクと副作用 | 痛みや違和感、むし歯や歯周病 |
※費用は治療当時の料金です。
前歯だけのマウスピース矯正で対応できる歯並び・対応が難しい歯並び
前歯だけのマウスピース矯正は、歯並びや噛み合わせの状態によって適応が異なります。
ここでは、対応できる歯並びと対応が難しい歯並びを紹介します。
対応できる歯並び
前歯だけのマウスピース矯正は、軽度なずれにとどまっている歯並びに向いています。
軽度のすきっ歯、前歯1〜2本が軽く重なっている叢生(そうせい)、前歯1本だけがねじれていたり回転していたりする捻転歯が対象です。
前歯が少し前に出ている程度の軽い出っ歯や、矯正治療後に前歯のすき間やずれが再びできた後戻りのケースにも対応できます。
対応が難しい歯並び
一方、前歯が大きく前に出ている、または下の前歯が上の前歯より前に出ている重度の出っ歯・受け口は対応が難しくなります。
前歯だけでなく犬歯や奥歯まで大きく重なっている重度の叢生や、奥歯の噛み合わせに問題があり歯列全体の調整が必要なケースも同様です。
開咬(かいこう)や過蓋咬合(かがいこうごう)がある場合も対応が難しくなります。開咬は前歯が噛み合わずすき間ができる状態、過蓋咬合は上の前歯が下の前歯を深く覆っている状態です。
歯がグラついている、歯を支える骨が大きく減っているなど、重度の歯周病がある場合も前歯だけの治療では対応できません。
前歯だけマウスピース矯正のメリット・デメリット
前歯だけの矯正を検討していても、「本当に前歯だけで大丈夫?」と不安に感じる方も少なくありません。
ここでは、前歯だけをマウスピース矯正(部分矯正)するメリット・デメリットを解説します。
メリット
前歯だけのマウスピース矯正は、全体矯正と比べて治療期間を短縮しやすい点がメリットです。軽度の症例であれば、数か月〜1年程度で治療が完了することもあります。
治療期間が短いため、結婚式や就職活動などの予定に合わせて治療計画を立てやすく、通院の負担も比較的少なく済むでしょう。
また、動かす歯が少ないため、全体矯正より費用を抑えられる傾向があります。
デメリット
一方で、前歯だけのマウスピース矯正は、適応できる症例が限られています。対象となるのは、軽度のすきっ歯や軽度の叢生などです。
部分矯正は前歯を中心に歯を動かす治療のため、奥歯を含めた噛み合わせや歯列全体のバランスを改善することはできません。
適応外の症例で無理に部分矯正を行うと、希望する歯並びにならなかったり、十分な改善が得られなかったりする可能性があります。
そのため、前歯だけを治したい場合でも、症例によっては全体矯正が必要になることもあります。
前歯だけマウスピース矯正の費用・期間
前歯だけのマウスピース矯正(部分矯正)の費用や治療期間は、歯並びの状態や治療範囲によって異なります。
ここでは、一般的な費用相場と治療期間の目安を解説します。
費用の目安
前歯だけのマウスピース矯正(部分矯正)の費用相場は、以下のとおりです。
| マウスピース矯正 | 前歯だけ(部分矯正) | 全体矯正 |
| 相場 | 20~80万円 | 70~100万円 |
費用は歯並びの状態や歯を動かす量、使用するマウスピースの種類によって異なります。
赤坂さくら歯科・矯正歯科では、インビザライン エクスプレス(264,000円)とライト(418,000円、共に税込)を提供しています。
精密検査料や保定装置(リテーナー)の費用が別途かかる場合もあるため、総額を確認しておくことが大切です。
治療期間の目安
前歯だけのマウスピース矯正(部分矯正)の治療期間の目安は、以下のとおりです。
| マウスピース矯正 | 部分矯正 | 全体矯正 |
| 治療期間 | 3カ月~1年 | 1年~3年 |
治療期間は、歯並びの状態や歯を動かす量によって異なります。軽度の症例であれば、表の目安より短期間で治療が完了することもあります。
また、矯正治療後は歯並びを安定させるために2年程度の保定期間が必要です。保定期間中は、後戻りを防ぐためにリテーナー(保定装置)を装着します。
全体矯正が必要な場合でも費用を抑えやすいサクライナー
サクライナーは、赤坂さくら歯科・矯正歯科オリジナルのマウスピース矯正です。全体矯正に対応しており、軽度から中度の歯並びを改善できます。
院内でマウスピースを製作するため、費用を抑えやすく、最短翌日から治療を開始できます。トラブル時に迅速な対応を受けやすい点や、個人情報を保護しやすい点も特徴です。
前歯だけの部分矯正では対応できず全体矯正が必要な場合でも、費用を抑えられる可能性があります。
以下はサクライナーにより前歯の歯並びを改善した症例です。前歯のすき間(正中離開)が改善され、歯列全体のバランスが整っています。


| 施術内容 | サクライナー |
| 費用 | 300,000円 |
| 年齢・性別 | 30代男性 |
| 治療期間 | 4カ月 |
| リスクと副作用 | 痛みや違和感、むし歯や歯周病 |
※費用は治療当時の料金です。
サクライナーの特徴は「オリジナルのマウスピース矯正サクライナーで美しい歯へ!」でも解説しています。あわせてご覧ください。
サクライナーの費用
サクライナーの費用は以下の通りです。
| 費用 | |
| 検査・診断料 | 無料(初回セットやコース代に含む) |
| 初回お試し上下1セット (ホワイトニングジェル1本込) |
20,000円 |
| 5回コース | 176,000円 |
| 10回コース | 300,000円 |
| 15回コース | 440,000円 |
| 追加1回 | 44,000円 |
| 光加速装置(オルソパルス) | 198,000円 |
サクライナーは回数ごとのコース制で、歯並びの状態に合わせてプランを選択できます。治療の進行に応じて追加治療が必要になった場合は、追加1回ごとのプランを利用することも可能です。
また、デンタルローンや院内分割払いにも対応しています。まとまった費用を一度に用意することが難しい場合でも、月々の負担を抑えながら治療を始めやすいです。
デンタルローンやオルソパルスについては「料金表」をご覧ください。
サクライナーの治療期間・通院頻度
サクライナーの治療期間は約2カ月〜1年が目安です。軽度の症例であれば、比較的短期間で治療を終えられる場合もあります。
通院頻度は2〜3カ月に1回程度のため、仕事や学校で忙しい方でも通院しやすいでしょう。なお、マウスピース矯正では、十分な治療効果を得るために1日20時間以上の装着が必要です。
また、治療後は後戻りを防ぐため、約2年間リテーナー(保定装置)を装着します。
より短期間での治療を希望する場合は、歯の移動をサポートする加速矯正装置「オルソパルス」を併用できることもあります。気になる方は、一度相談してみましょう。
前歯だけマウスピース矯正に関するよくある質問
前歯1本だけの矯正はできますか?
前歯1本だけが気になっていても、1本だけを動かすわけではありません。周囲の歯も含めて歯並びや噛み合わせのバランスを考慮しながら治療を行うことが一般的です。
前歯だけのマウスピース矯正でも歯を削ったり抜歯したりすることはありますか?
軽度の症例であれば、抜歯をせずに治療できるケースが多いです。ただし、歯を並べるスペースを確保するため、必要に応じて歯と歯の間をわずかに削る「IPR」を行うことがあります。
歯を大きく動かす必要がある症例では、部分矯正では対応できず、抜歯を伴う全体矯正が必要になる場合もあります。
保険は適用されますか?
見た目の改善を目的としたマウスピース矯正は自由診療のため、保険は適用されません。
ただし、先天性疾患など厚生労働省が定める条件を満たす場合は、保険適用となることがあります。
前歯だけのマウスピース矯正は目立ちますか?
マウスピースは透明な素材で作られているため、装着中も目立ちにくく、周囲に気付かれにくいのが特徴です。
また、金属のワイヤーやブラケットを使用しないため、見た目が気になる方にも選ばれています。
部分矯正をするならマウスピース矯正とワイヤー矯正のどっちが良い?
見た目や取り外しやすさを重視する場合は、マウスピース矯正が向いています。
一方で、歯のねじれや奥歯を動かす必要がある場合は、ワイヤー矯正が適していることもあります。
どちらが適しているかは歯並びや噛み合わせによって異なるため、歯科医師と相談したうえで治療方法を選びましょう。
前歯だけのマウスピース矯正にはどのような種類がありますか?
前歯だけのマウスピース矯正には、さまざまなプランがあります。
例えばインビザラインでは、前歯の部分矯正向けとしてエクスプレスやライトなどのプランが用意されています。
インビザラインの部分矯正については「インビザラインの部分矯正とは?費用やメリット、他のインビザ治療との違いまで解説」をご覧ください。
前歯だけのマウスピース矯正は痛いですか?
前歯だけのマウスピース矯正でも、痛みを感じることはあります。
特に、装着を開始した直後やマウスピースを交換した直後は、歯が動くことによる圧迫感や痛みを感じやすいです。
ただし、奥歯まで大きく動かす全体矯正と比べると、痛みや負担は比較的少ない傾向があり、多くの場合は数日程度で落ち着きます。
前歯だけのマウスピース矯正でもアタッチメントは付けますか?
アタッチメントとは、マウスピースだけでは難しい歯の動きをサポートするために、歯の表面へ取り付ける小さな樹脂製の補助装置です。
前歯だけのマウスピース矯正でも、歯を効率よく動かすために装着する場合があります。必要かどうかや装着する本数・位置は、歯並びや治療計画によって異なります。
アタッチメントは歯の色に近い樹脂でできているため、比較的目立ちにくいことも特徴です。
前歯だけのマウスピース矯正でも自然な仕上がりになりますか?
適応症例であれば、前歯だけのマウスピース矯正でも自然な仕上がりが期待できます。
ただし、歯並びや噛み合わせによっては、前歯だけを動かすことで口元のバランスや噛み合わせに影響が出る場合もあります。
そのため、自己判断で部分矯正を希望するのではなく、歯科医師の診断を受けたうえで、自分に適した治療方法を選ぶことが大切です。
前歯だけの矯正で失敗しないためには?
費用だけで治療方法を選ばず、自分の歯並びや噛み合わせに合った治療法を選ぶことが大切です。
また、治療費に精密検査料や保定装置(リテーナー)の費用が含まれているかなど、総額も事前に確認しておきましょう。
治療方針や費用はクリニックによって異なるため、複数のクリニックでカウンセリングを受けて比較・検討することも大切です。
子どもでも前歯だけの矯正はできますか?
永久歯が生えそろった後であれば、前歯だけの矯正が適応となる場合があります。開始時期は歯並びや成長の状態によって異なるため、歯科医師へ相談しましょう。
この記事のまとめ

前歯だけのマウスピース矯正は、軽度のすきっ歯や叢生などであれば部分矯正で対応できます。全体矯正と比べて、費用や治療期間を抑えられるケースが多いのがメリットです。
一方で、噛み合わせや歯列全体に問題がある場合は、全体矯正が適していることもあります。
前歯だけで治療できるかどうかは自己判断が難しいため、歯並びや噛み合わせを含めた精密検査を受けたうえで判断することが大切です。
前歯だけのマウスピース矯正なら赤坂さくら歯科・矯正歯科へ
赤坂さくら歯科・矯正歯科では、前歯だけの部分矯正から全体矯正まで対応しています。
精密検査をもとに、部分矯正で対応できるか、全体矯正が必要かを丁寧に診断し、一人ひとりに適した治療方法の提案が可能です。
インビザラインのほか、オリジナルのマウスピース矯正「サクライナー」もご用意しています。
赤坂駅から徒歩1分、平日は19時30分まで診療しています。WEB予約は24時間受け付けているほか、電話・LINEでのご予約も可能です。
「前歯だけで治せるか知りたい」「部分矯正が適応か相談したい」という方は、お気軽にご相談ください。

監修医師:土黒 さくら
- 略 歴
- 2014年 鹿児島大学歯学部 卒業
- 2014年 東京医科歯科大学 臨床研修歯科医
- 2015年 大型医療法人グループ歯科医院 勤務
- 2016年 大型医療法人グループ歯科医院 分院長就任
- 2018年 港区赤坂の歯科医院 勤務
- 2020年 赤坂さくら歯科・矯正歯科 開院
- 2023年 医療法人社団桜麗会設立 理事長就任
- 所属学会等
- ・日本口腔インプラント学会
- ・日本歯周病学会
- ・東京SJCD歯科スタディーグループ
- ・インビザライン 認定ドクター
- ・日本顕微鏡歯科学会
