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リテーナーの費用はいくらかかる?種類別費用と特徴を解説

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リテーナーの費用はいくらかかる?種類別費用と特徴を解説

矯正治療が完了した後は、リテーナーという保定装置を使用することが必要になってきます

歯並びが元に戻らないようにしっかりと定着させるための大切な装置のため、リテーナー選びは非常に重要です。

高額な費用をかけて歯列矯正を行ったにもかかわらず、リテーナー選びを間違えて再び歯並びが崩れてしまうことは避けたいところです。

本記事では、リテーナーの種類とそれぞれの特徴・費用について詳しく紹介します。

赤坂さくら歯科クリニックなら、他院では難しい「即日リテーナー受取」が可能です。(即日のご対応の可否はご予約の状況によります)

型取りしたその日にお持ち帰りいただけるため、お忙しい方にも大変ご好評いただいております。

マウスピース型リテーナーは1セット27500円(+税)という、他院と比較しても非常にお求めやすい価格設定です。

最適なリテーナーを選んで、理想の歯並びを生涯にわたってキープしませんか?

ご相談・お見積りは無料です。まずはお電話またはWEBからお気軽にお問い合わせください。

 

リテーナー(保定装置)とは?


リテーナー(保定装置)は、矯正治療が終わった後に歯並びを安定させるための大切な装置です。

矯正した直後は、支えている骨がまだしっかりと固まっておらず、不安定な状態です。

そのため、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が発生します。

矯正した歯を安定させ、後戻りを防ぐためにリテーナーは欠かせません

リテーナーには、取り外しができるタイプと、歯に固定するタイプがあります。

装着の頻度は時間が経つにつれて減らすことができますが、基本的には少なくとも2年間は使用するのが理想です。

特に、矯正後の最初の1年は後戻りのリスクが高いため、しっかりと使い続けることが大切です。

矯正後は歯が動きやすく、リテーナーを1日でも外すと後戻りが始まることがあります。

1年以上装着していれば1日程度は大きな問題にはなりませんが、避けた方が良いでしょう。

もしリテーナー装着時に痛みと圧迫感があれば、歯が動いて後戻りしているサインです。

リテーナーが入らなくなった場合は後戻りが進んでおり、作り直し・再矯正になることもあるため、早めにクリニックに相談することをおすすめします。

作り直し・再矯正となると、余計な費用がかかってしまうため、しっかり装着時間を守りましょう。

リテーナーの種類と費用

リテーナーの費用は、種類と治療を受けるクリニックによって異なりますが、歯並びを守るための大切な投資と言えます。

リテーナーは、主に「マウスピース型」「プレート型」「ワイヤー型」の3種類です。

それぞれ特徴と費用が違うため、慎重に比べて検討することが大切です

以下より、リテーナーの種類と費用について詳しく紹介していきます。

マウスピース型

マウスピース型のリテーナーは、透明で目立たず、取り外しができることが特徴です

マウスピース型リテーナーは、見た目、衛生面が気になる方におすすめします。

着脱が可能なため、食事・歯磨きの際にも便利で、発音への影響もほとんどありません。

一方で、歯ぎしりなどの強い力が加わると破損する可能性がある点には注意が必要です。

赤坂さくら歯科クリニックでも、マウスピース型の「ビベラ・リテーナー」やオリジナルのリテーナーが使われています。

プレート型

プレート型リテーナーは、ワイヤーで歯を囲み、裏側をプラスチックで支えるリテーナーです

費用は上下セットで2万〜6万円が目安となります。

特徴は、着脱が可能で清潔に保ちやすいことと、耐久性が高く長期間使用できる点です。

ただし、ワイヤーが歯の表面に出るため目立つことや装着初期には違和感を感じる場合などもあります。

ワイヤー型

ワイヤータイプのリテーナーは、前歯の裏側にワイヤーを固定するタイプで、取り外しができない保定装置です。

実際の感じはこのような形になります。

ワイヤーリテーナー

費用は上下で2万〜6万円程となります。

1度装着すれば外す必要がなく、歯をしっかりと安定させ、後戻りを防ぐ効果が高いのが特徴です

また、ワイヤーが歯の裏側に通っているので、見た目が気にならない点もメリットです。

装着時の違和感もほとんどなく、日常生活に支障はありません。

ただし、ワイヤー部分があるためブラッシングが難しく、磨き残しが出やすいので注意が必要です。

ワイヤー型リテーナーを選ぶ際は、定期的にクリーニングを受けましょう。

赤坂さくら歯科クリニックのリテーナーの費用について

赤坂さくら歯科クリニックで使用する主なリテーナーは、インビザライン・ジャパン株式会社が開発した「ビベラ・リテーナー」です。

ビベラ・リテーナーは、目立ちにくいマウスピース型のリテーナーです

歯にぴったりフィットし、歯茎に当たらないようカスタマイズ可能、長期間使用できるよう耐久性の高い素材で作られています。

そのため、亀裂と破損のリスクが低減され、快適に使い続けられるのが特徴です。

インビザライン治療を受けた方だけでなく、他の矯正治療を終えた方も使用できるため、幅広い患者に対応しています。

リテーナーの費用にお悩みなら赤坂さくら歯科クリニックにお気軽にご相談ください。

他院矯正の方のリテーナーは上下1セット27,500円(税込)片顎13,750円(税込)3セット66000円(税込)となっております。

なお、その日の予約状況や予約時間によって即日対応できる場合とそうでない場合がございますので、即日リテーナーをご希望の方はご予約時にお伝えください。

まとめ

リテーナーは、矯正治療後に歯並びを安定させるために重要な保定装置です

主にマウスピース型、プレート型、ワイヤー型の3種類があり、それぞれ特徴と費用が異なります。


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歯の再生医療とは?種類やメリット・デメリットを徹底解説

最近、歯の再生医療という言葉を聞く方も増えてきました。

しかし、いったいどういう治療法なのか、よくわかりません。

今回は歯の再生医療について解説します。

この記事を読んで歯髄再生治療に興味を持った方は、ぜひ赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください


再生医療とは


再生医療は機能障害や機能不全に陥った組織や臓器に対して、自身の細胞などを利用してその機能の再生を目指す治療法です

人の体のさまざまな組織や臓器には、分化や自己複製の能力を持った幹細胞という細胞が存在します。

分化:ほかの細胞に変化する能力
自己複製:分裂して同じ細胞を作り出す能力

幹細胞を採取して培養し患部に移植することで機能の再生を促すのです。

ほかにも自身の骨や脂肪組織、皮膚組織などを利用して再生を促すこともあります。

歯と歯周組織の再生医療の種類

歯の再生医療は複数の種類があります

・歯髄再生治療
・象牙質再生治療
・歯周組織再生療法
・GBR(骨誘導再生術)

それぞれの治療がどのようなものかを解説します。

歯髄再生治療

歯髄再生治療は、損傷したり死んだりした歯の神経(歯髄)を再生する方法です

歯髄から採取した幹細胞を培養し、神経の再生を促す成長因子とともに移植することで歯髄を再生します。

歯の神経を再生することで、虫歯になりにくくなったり歯のトラブルを早期発見できたりします。

また、歯が長持ちするというメリットもあります。

こちらでも解説しています。

併せてご覧ください。

象牙質再生医療

象牙質再生医療は歯髄再生治療とともに行われ、歯髄とともに象牙質も再生する治療法です

象牙質は歯の内側にある硬い歯の主体です。

不要な歯から採取した象牙質を粉砕し歯髄幹細胞とあわせて移植することで、歯髄と象牙質を再生します。

歯髄再生治療だけでも象牙質は0.2〜0.3mm再生します。

しかし象牙質を物理的に入れることで2~3mmと大幅に象牙質を再生でき、歯が硬く強固になるのです。

象牙質再生医療だけでは象牙質は再生しません。

歯髄幹細胞と組み合わせて行うことで象牙質が再生するため、歯髄再生治療とセットで行われることが多いです。

歯周組織再生療法

歯周組織再生療法は、歯周病によって失われた歯周組織を再生します

歯周組織とは歯肉や歯槽骨、歯根膜やセメント質などのことです。

歯周病は菌が原因で歯を支える歯茎や骨などが溶けてしまう病気です。

歯と歯茎の境目に磨き残しがあると菌が停滞し、免疫反応によって起こった炎症が長く続くと歯肉や骨の組織が破壊されます。

歯周病は赤みや腫れがありますが痛みはなく、いつの間にか歯周組織が溶けていることが多いです。

歯周組織再生療法は歯周組織再生材料で歯が生える環境を再現したり骨の細胞を増やして歯周組織の再生を促します。

また、特殊な膜を使用して骨や歯根膜の再生を促す方法もあります。

歯周病が進行し続けると最終的には歯が抜け落ちます。

歯周組織を再生することで予防や早期治療が期待できるのです。

GBR(骨誘導再生術)

GBRは骨誘導再生術とも呼ばれ、インプラント治療の際に骨が不足している部分に骨を再生する方法です

インプラントは失った歯や損傷した歯の代わりに人工の歯根を顎骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。

自身の歯に被せ物をする入れ歯と違い、あごの骨に固定されるため、天然歯のようなかみ心地や安定感を得られます。

インプラントはあごの骨の高さや厚みが不足していると、歯根が収まりきらず露出した状態でしっかりと固定できません。

GBRは自身の骨を採取して粉砕したり、骨を造るのを手助け(誘導)する材料を入れて、人工膜で覆って患部に埋め込むことで、骨の高さや厚みを補います。

それによりインプラントをしっかりと固定できるようになるのです。

歯を再生医療で治療するメリット・デメリット

歯を再生医療で治療するメリットやデメリットを解説します

従来の方法と比べてどんな特徴があるのかを理解することが大切です。

歯を再生医療で治療するメリット

歯の再生医療は自身の細胞などを利用するため、さまざまなメリットがあります。

・自身から採取した組織を使用するため、拒絶反応や副作用などが起こりにくい
・不要な組織や回復する組織を少量だけ採取するため、体の負担が少ない
・疾患の原因を取り除きながら再生を促すため、根本的な治療が期待できる

体内に人工材料を入れるほかの治療法と異なり、再生治療では拒絶反応や副作用が起こりにくく、体の負担も最小限で済みます

歯を再生医療で治療するデメリット

歯を再生医療で治療する場合、デメリットもあります。

・新しい技術で受けられるクリニックが少ない
・組織や患部の状態によっては、治療が難しい場合や成功しないこともある
・費用が高いほか、自由診療のため保険も適用されない

歯の再生医療は比較的新しい技術です。

データが少なく安全性に細心の注意を払う必要があるため、厚生労働省に認められた歯科クリニックでしか受けられません

また、採取した組織や患部の状態によっては治療が難しかったり培養が成功しなかったりします。

ほかにも、治療効果が現れない、続かないこともあります。

再生医療全体に言えますが、費用が高額です。

数十万から数百万円の費用がかかるケースが多く、自由診療で保険は適用されません。

再生医療を受ける場合、デメリットについてもしっかりと考慮することが大切です。

歯の再生医療なら赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください


歯の再生医療は体の負担が少なく、根本的な治療が期待できます。

しかし、新しい治療法で受けられるクリニックが少ないです

歯の再生医療が気になる方は、赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください。

赤坂さくら歯科クリニックは歯の再生医療を行っている数少ないクリニックです。

歯髄再生、象牙質再生、歯周組織再生、GBRと多数の再生医療を行っています。

疑問や不安がある方も、まずはお気軽にお問い合わせください。

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カテゴリ:医師監修コラム, 歯髄再生治療に関するコラム

歯髄幹細胞を活用した再生医療「歯髄再生治療」について詳しく解説

歯髄幹細胞は、歯の内部にある歯髄(神経)に存在する特別な細胞です。

この幹細胞を使って、歯の歯髄を再生させる治療が可能です

この記事では、歯髄幹細胞を使った再生医療「歯髄再生治療」について、詳しく解説します。

この治療を行っているクリニックはまだ限られていますが、赤坂さくら歯科クリニックではいち早くこの治療に取り組んでいます。

歯髄再生治療に興味がある方は、ぜひ赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください。


歯髄幹細胞とは


歯髄幹細胞は、歯の内部にある歯髄(しずい)と呼ばれる神経組織に存在する特殊な幹細胞です。

幹細胞とは、体内で新しい細胞を生み出し、損傷を受けた組織を修復する能力を持つ細胞のことを指します。

この再生能力により、歯髄幹細胞は将来の再生医療の重要な役割を担うと考えられており、

大きな注目を集めています。

これまでの幹細胞研究では、主に骨髄や臍帯血から幹細胞が採取されていましたが、これらの幹細胞は採取の機会が限られ、体に負担をかける場合もありました。

歯髄幹細胞は、他の幹細胞に比べて採取が非常に容易であるというメリットがあります

生え変わりの乳歯や抜歯した親知らずから採取できるため、従来の幹細胞採取に伴うリスクや負担を軽減することができます。

歯髄幹細胞の特徴

歯髄幹細胞の大きな特徴は、増殖力が高いことです

これにより、限られた数の細胞からでも効率よく細胞を増やし、再生医療に応用できる可能性があります。

また、歯髄幹細胞は硬い歯の内部に存在するため、外部からの影響を受けにくく、遺伝子が傷つきにくいという利点もあります。

この特性により、より健康で安定した細胞が提供されることが期待されています。

歯髄幹細胞を活用した歯髄再生治療とは

歯髄再生治療は、歯の内部に存在する歯髄幹細胞を活用し、損傷したり死んでしまった歯の神経(歯髄)を再生する治療法です。

この歯髄が損傷すると、歯の痛みが起こり、最終的には歯全体の健康に悪影響を及ぼします。

従来、虫歯の進行や外傷によって歯髄が損傷した場合、細菌感染を防ぐために「抜髄」という治療が行われるのが一般的でした。

抜髄では、感染した神経を完全に取り除くことで、感染の拡大や痛みを防ぎますが、この処置にはいくつかのリスクが伴います。

歯髄再生治療では、この抜髄の処置を行った後に歯髄幹細胞を移植することで、神経や血管の再生を促進します。

これにより、歯の機能を回復させ、従来の治療では得られなかった歯の長期的な健康維持が期待できます

歯髄を残すメリット

歯の状態によっては、神経を抜く必要がある場合もありますが、できる限り神経を残すことが望ましいとされています

歯髄を残すことで、歯が健康に機能し続けるための多くのメリットがあります。

歯を長持ちさせる

歯髄を保存することは、歯を長期間健康に保つために非常に重要です

歯髄は歯に水分や栄養分を送り届け、歯の硬い外側部分であるエナメル質や象牙質の健康を保つ働きをしています。

歯髄を失うと、栄養供給が途絶え、時間とともに脆くなり、歯が割れやすくなるリスクが高まります。

そのため、歯髄を残すことで、歯の強度が維持され、歯の寿命を延ばすことが期待されます。

虫歯の重症化を防ぐことができる

歯髄は、歯に栄養を供給するだけでなく、痛みや感覚を伝える重要な役割を持っています

歯髄を抜いてしまうと、歯は感覚を失い、痛みを感じなくなります。

これにより、虫歯や外傷による損傷、感染症などが進行しても、気づかずに放置されるリスクが高まります。

痛みや不快感がないために、異常に気付かないまま病状が悪化し、最終的に歯の抜歯が必要になるケースもあります。

歯髄が残っていることで、何らかの異常が起こった際に痛みや感覚で異常を察知できるため、早期に治療を行うことが可能です。

これにより、虫歯やその他の歯の問題が重症化する前に治療することができ、歯の健康を長期的に保つことが期待されます。

歯髄再生治療の流れ

赤坂さくら歯科クリニックの歯髄再生治療は以下の流れで行われます

不要な歯の抜歯と歯髄幹細胞の採取

最初に、親知らずなどの不要な歯を抜歯し、その内部に存在する歯髄幹細胞を採取します。

もし親知らずがない場合でも、矯正治療の過程で抜いた歯なども利用可能です

採取した歯髄幹細胞は、適切な条件下で1~2ヶ月かけて培養されます。

歯髄幹細胞の移植

治療を行う歯の内部にある歯髄を慎重に取り除き、その部分に培養された歯髄幹細胞を移植します

この際、遊走因子「G-CSF」も併せて移植することで、より治療効果を高めることが期待できます。

歯髄の再生

移植されたG-CSFの働きにより、移植された歯髄幹細胞が根管内にしっかりと定着し、歯髄組織が再生され、新たな神経や血管が形成されます。

さらに、歯髄再生とともに象牙質の再生も促進されます。

このようにして、歯髄と象牙質が再び健康な状態に回復することで、歯の感覚機能や保護機能が改善され、治療前の自然な健康な歯に近い状態まで再生されます

歯髄再生治療なら赤坂さくら歯科クリニックへ


歯髄幹細胞を利用することで、失われた歯髄を再生することが可能です。

歯髄は、歯を長く健康に保つために非常に重要な役割を果たしています。

様々な理由で歯髄を抜かないといけないケースもありますが、「歯をなるべく残したい」「神経を抜いて後悔している」「抜いた神経を復活させて元の歯のような感覚を取り戻りたい」と考えている方にとって、歯髄再生治療は最適な治療法のひとつです。

赤坂さくら歯科クリニックでは、歯髄再生および根管治療の専門家による治療を受けることができ、最新の医療機器を用いて、安全かつ安心して治療を受けることができます

ご自身の歯をなるべく残したいとお考えの方は、ぜひ赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください。

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歯の神経は再生するの?歯髄再生治療と歯の神経を再生するメリット

歯の神経が損傷したり死んだりすると「戻らないのかな」と疑問に思います。

また、歯が弱って抜けてしまうのではないかと心配する方もいます。

今回はそんな悩みの解決が期待できる歯髄再生治療についてのお話です。

歯髄再生治療のしくみや歯の神経を再生するメリットを解説します。

読んで歯髄再生治療をさらに詳しく知りたいと思った方は、赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください。


歯の神経を再生する歯髄再生とは


歯の神経(歯髄)は、歯髄再生治療によって再生が期待できます。

歯髄再生治療は死んでしまった歯髄を再生させる施術です。

人体にはさまざまな組織や細胞のもとになる幹細胞があり、歯にも歯髄幹細胞があります。

また、神経や血管を形成するように指示を出す成長因子も存在します。

幹細胞と成長因子を組み合わせることで歯髄の再生を促すのです。

流れは以下のとおりです。

1.不要な歯(親知らずや乳歯、矯正で不要になった歯など)を抜歯して、歯髄幹細胞を採取する

2.採取した幹細胞を培養する(アエラスバイオ社歯髄幹細胞バンクにて)

3.治療する歯の根管(神経組織が入っている部分)を洗浄し、無菌化したあとに幹細胞を移植する

4.経過観察(1カ月・3カ月・半年)で歯髄の再生状況を確認する

抜歯から幹細胞の培養まで1〜2カ月、移植して神経が再生するまで半年〜1年かかるため、トータルで約1年かかります。

歯髄や幹細胞についてはこちらでも解説しています。

併せてご覧ください。

歯の神経を再生するメリット

歯の神経を再生すると以下のようなメリットがあります。

・歯が長持ちする
・虫歯になりにくくなる
・歯のトラブルを早いうちに発見できる
・食事をおいしく食べられるようになる
・健康につながる

メリットを解説します。

歯が長持ちする

歯が長持ちするようになるのは歯の神経を再生することで得られる代表的なメリットです。

歯髄には、歯の神経や血管を保護したり歯の強度を支えたりする象牙質を作る働きがあります。

歯の内側を象牙質が支えるため、歯が割れにくくなるのです。

また、歯の神経が再生すると栄養が行き届くようにもなり、歯の強度が保たれます

歯の神経がない歯の寿命は5年〜30年です。

神経を戻すことで本来の歯の寿命である約60年に近づけられます。

虫歯になりにくくなる

歯の神経を再生することで虫歯になりにくくもなります。

歯髄には菌に抵抗して虫歯の進行を防ぐ役割があるためです。

歯髄の組織内を行き交う血液やリンパ液が免疫システムをサポートし、菌に抵抗を示します。

結果、虫歯になりにくくなるのです。

歯のトラブルを早いうちに発見できる

神経を再生すると歯のトラブルを発見しやすくなります。

痛みや歯のしみ、腫れなどの異常を感じられるようになるためです。

虫歯の痛みや知覚過敏、歯周病などを発見しやすくなります。

早いうちに発見できるため、早期治療もできます。

食事をおいしく食べられるようになる

神経を再生すると普段よりも食事をおいしく食べられます。

食事の温かさや冷たさ、甘みなどを感じやすくなるためです。

ほかの健康な歯が残っていれば感覚が失われるわけではありませんが、歯の神経がないと食感や温度、味を感じにくくなります。

神経を再生することで食事をおいしく食べられるようになるのです。

健康につながる

歯の神経を再生すると健康にもつながります。

食事の際にしっかりとかめるようになるためです。

胃腸の負担を減らしたり肥満防止になったりと、さまざまなメリットがあります。

神経を再生することでしっかりとかむことができ、健康にもつながるのです。

歯の神経を再生できる方

歯の神経を再生する歯髄再生治療は、歯の状態などによって受けられない場合があります。

歯髄再生治療には、自身の不要な歯(親知らずや乳歯、矯正治療で抜歯した歯など)が必要です。

不要な歯には条件があります。

・歯に神経が残っている
・歯質が十分に残っている
・真っすぐに生えており抜歯が楽にできる

条件全てを満たした不要歯がある方は歯の神経を再生できることが多いです。

歯の状態は検査や歯科ドックで確認します。

歯の神経を再生したい方は、クリニックに相談してください。

こちらでも解説しています。

併せてご覧ください。

歯の神経の再生に関するよくある質問

歯の神経の再生に関するよくある質問です。

歯髄再生治療は新しい施術のため、不安や疑問がある方は多いです。

気になることがある方は読んでみてください。

歯の神経は自然とは戻らないの?

死んだり抜いたりした歯の神経は自然には戻りません。

歯髄再生治療は歯の神経を再生する唯一の方法です。

歯の神経を再生しても問題はないの?

現在(2024年9月)の段階で、歯の神経を再生したことによるトラブルや悪影響は報告されていません。

そのため問題はないとされています。

歯の神経は確実に再生できますか?

歯髄再生治療の成功率は90%と言われていますが、断言はできません。

2020年8月から行われるようになった新しい治療法で、3〜4年の症例しか報告がないためです。

また、年数が新しく、長期的な予後(見通し)は確認できません。

歯の神経は何歳になっても再生できるの?

歯髄再生治療の適用年齢は7歳以上70歳未満です。

現在(2024年9月)70歳以上の方の歯髄再生治療の実績はありません。

また、歯髄再生治療は7歳以上が対象です。

そのため、7歳から69歳までの方は再生が期待できます。

歯の神経を再生したいなら赤坂さくら歯科クリニックへ


損傷したり死んでしまった歯の神経は、歯髄再生治療で再生が期待できます。

歯髄再生治療は、歯髄幹細胞と成長因子を組み合わせて神経の再生を促進する施術です。

神経を再生することで、歯が長持ちしたり歯のトラブルを早いうちに発見できたりとさまざまなメリットがあります。

歯の神経を再生したいなら赤坂さくら歯科へご相談ください。

赤坂さくら歯科は、国内でも数少ない歯髄再生治療に対応するクリニックです。

歯髄再生治療のしくみや具体的な方法などをわかりやすく説明します。

赤坂さくら歯科クリニックで、安心して歯髄再生治療を受けていただけます。

まずはお気軽にご相談ください。

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院長の土黒が東京SJCDの咬合セミナーに参加しました

10月14日に東京SJCDの原宿デンタルオフィスの会場で今井俊宏・今井真弓先生の咬合セミナーを受講しました。

当院で多い、全顎的な治療(咬合再構成含む)の咬合の考え方を学びました。

今井俊宏・今井真弓先生の咬合セミナー

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院長の土黒が大阪の大森塾で治療手順コースの2日間を終了しました。

赤坂さくら歯科クリニック院長の土黒が大阪SJCD会長の大森先生の大森塾の治療手順コースを10月12、13日に受講しました。

改めて患者様の通院回数や治療時間の負担と減らすことを追求し、学んだ2日間でした。

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アエラスバイオ社様のページに院長の土黒が記事を執筆しました。

赤坂さくら歯科クリニック院長の土黒が、歯の健康と寿命に関する重要な記事をアエラスバイオ社様のページに執筆いたしました。

「歯の神経を抜いた歯の寿命はどうなる?寿命を延ばすためにできる歯髄再生治療とは」というこの記事では、歯髄(歯の神経)の重要性について詳しく解説しています。

歯髄が果たす重要な役割や、それを失うことによるリスクについて理解を深めることができます。

さらに、最新の歯科医療技術である歯髄再生治療の可能性と利点についても触れており、歯の寿命を延ばすための新しいアプローチを紹介しています。

歯の健康に関心のある方、長期的な口腔ケアについて知りたい方にとって、大変参考になる内容となっています。

最新の歯科医療技術と、健康な歯を保つためのヒントが満載ですので、ぜひご一読ください。

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インビザラインとマウスピース矯正の相違点を解説

マウスピース矯正と聞くと、インビザラインを思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし、インビザラインはマウスピース矯正の種類のひとつで、実は他にも様々なマウスピース矯正があります。

この記事では、インビザラインとほかのマウスピース矯正の違いについて解説します。

インビザラインとほかのマウスピース矯正の違い


インビザラインとほかのマウスピース矯正では、治療計画や治療の仕方、適応、費用など様々な違いがあります。

より詳しくみていきましょう。

治療計画の立て方が異なる

インビザラインは、専用のソフトウェアの3Dシミュレーションを用いて高度な治療計画を立てていくことが可能です。

また、マウスピース矯正の中でも世界で一番普及している方法なので、これまでの治療実績がデータとして蓄積されており、それを治療に活かしていくことも可能です。

歯型を取る回数や方法が異なる

マウスピース矯正では、歯型を取る必要があります。

インビザラインの場合は、3D口腔スキャナーを用いて歯型を取るため1回だけで済み、患者さんの身体にも負担がかかりません

ほかのマウスピース矯正では、3D口腔スキャナーは用いていません。

適応できる症例や動かせる歯の範囲が異なる

インビザラインとほかのマウスピース矯正では、適応できる症例や動かせる歯の範囲にも違いがあります。

マウスピース矯正の場合は、矯正できる範囲に限界があるため、すべての症例に対応できるわけではありません。

しかし、インビザラインの場合は矯正効果が高いことから、マウスピース矯正と比べると多くの症例で対応しやすくなっています。

治療期間や費用が異なる

インビザラインの場合、通院頻度は初回が1ヶ月後で、それ以降は1ヶ月から3ヶ月に1回が目安です。

これに対して、ほかのマウスピース矯正の場合は、2週間から1ヶ月に1回の通院が必要となるため通院回数が多くなります。

治療費用に関してはインビザラインが高い場合が多いです。

治療を開始できる年齢が異なる

インビザラインとほかのマウスピース矯正では、治療を開始できる年齢が異なります。

インビザラインの場合は、乳歯と永久歯の混在がある6歳から7歳でも治療を開始できますが、マウスピース矯正は前歯の歯根が完成していなければ治療を開始できません。

インビザライン以外のマウスピース矯正とは

インビザライン以外のマウスピース矯正では、インビザラインと同じように透明なマウスピースを使って歯を動かしていきます。

ただし、インビザラインとは、ブランドや製造元が異なります。

有名なものだと「クリアコレクト」「シェアスマイル」があります。

インビザラインのメリット・デメリット

インビザラインのメリットは、マウスピースの装着感が良いという点です。

正確な型取りでつくられたマウスピースで、なめらかかつフィット感があるので、装着した時に違和感を覚えにくいです。

また、インビザライン矯正では少しずつ歯を動かしていくため、より精度の高い矯正治療ができる点もメリットで、様々な症例に適応できます。

デメリットとなるのは、ほかのマウスピース矯正と比べると治療費が高くなってしまう点です。

他のマウスピース矯正のメリット・デメリット

ほかのマウスピース矯正のメリットは、価格がインビザラインより安価という点です。

矯正する範囲が少しという場合は、ほかのマウスピース矯正でも適応できる場合があります。

デメリットは、インビザラインに比べると対応できる症例が限られてしまう点です。

なお、透明なマウスピースを装着するという点は、インビザラインもほかのマウスピース矯正も共通しており、取り外しができるため、食事もしやすくなっています。

インビザラインか他のマウスピース矯正か悩んだら


インビザラインと他のマウスピース矯正のどちらを選ぶのかは、何を改善したいのかで変わります。

どちらもメリット・デメリットはありますので、ご自身の状態とどのように治療をしたいのかということに合わせて最適な治療法を選ぶ必要があるでしょう。

なお当院では、インビザラインやワイヤー矯正などの矯正治療を行っています。

丁寧にカウンセリングを行い、より最適な治療法をご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。

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歯の神経は再生する?歯髄再生治療で歯の神経を残すことが可能

歯科治療の際、虫歯や外傷などの理由で歯の神経を抜く治療が必要になることがあります。

しかし、「できれば神経は抜きたくない」とお考えの方も多いのではないでしょうか。

実は、「歯髄再生治療」という治療法では、泣く泣く神経を抜くことになってしまった方や神経を過去に抜いた方の神経を再生させることが可能です。

この記事では、歯の神経を再生する「歯髄再生治療」について詳しく解説します。

赤坂さくら歯科クリニックでは、歯髄再生・根管治療のエキスパートである経験豊富な医師による治療を受けることができます。

神経を残したい、失った神経を回復させたいとお考えの方は、お考えの方は、ぜひ赤坂さくら歯科クリニックへご相談ください。


歯髄再生治療とは


歯髄再生治療とは、歯髄幹細胞を用いて歯髄や象牙質を蘇らせる再生医療のひとつです。

歯髄とは、一般的に「歯の神経」と呼ばれ、歯の内部にある神経や血管が集まった組織のことを指します。

虫歯の進行や事故などの外傷によって、この歯髄が死んでしまうことがあります。

従来の治療法では、死んでしまった歯髄を取り除く根管治療が一般的でしたが、これにより歯の機能や耐久性が低下することも少なくありませんでした。

歯髄再生治療では、死んでしまった歯髄の代わりに歯髄幹細胞を移植することで、歯髄を再生させることが可能です。

歯髄幹細胞は、歯の内部の環境に適応し、失われた歯髄や象牙質を再生させる能力を持っています。

この治療法により、歯の機能と構造を回復させ、歯を長期的に健康に保つことができます。

歯髄の役割

歯髄には主に以下のような重要な役割があります。

・白く丈夫な歯を保つ

・痛みを伝え、虫歯や歯周病の発見に役立つ

・虫歯の進行を防ぐ

・歯の組織を修復する

このように、歯髄には歯を健康に保つための様々な役割があります。

歯髄再生治療は、これらの重要な機能を維持し、歯の健康を守るための画期的な方法です。

歯髄を抜くことのリスク

歯科治療では、虫歯が深く進行した場合や歯が大きな外傷を受けた場合に、歯髄を抜く治療が選択されることがあります。

歯髄を抜くことで、激しい痛みを取り除き、感染の拡大を防ぐことができるため、一時的には効果的な治療法です。

しかし、歯髄を抜くことにはいくつかのデメリットやリスクも伴います。

ここでは、歯髄を抜くことで起こるリスクについて詳しく解説します。

歯がもろくなる

歯髄を抜くことで、歯の強度が低下し、もろくなることがあります。

歯髄は、歯に栄養や水分を供給する重要な役割を果たしており、この機能により歯は健康で丈夫に保たれています。

しかし、歯髄を抜いてしまうと、歯に必要な栄養や水分が届かなくなり、その結果、歯の内部は乾燥し、もろくなってしまいます。

この状態になると、歯は折れやすくなり、外部からの圧力や衝撃に対して非常に弱くなります

実際、歯髄を抜いた歯の寿命は一般的に5~30年程度と言われています。

痛みを感じないため歯のトラブルに気付けない

歯髄を抜くと、歯の痛みを感じなくなるため、虫歯や他のトラブルに気付けない場合があります。

歯髄は神経を通して歯の痛みを伝える重要な役割を果たしており、歯髄を抜くことで虫歯の辛い痛みを取り除くことができます。

しかし、歯髄を抜いた歯であっても虫歯になる可能性があります。

歯髄を抜いた歯は痛みを感じることがないため、虫歯の進行に気付きにくく、問題が見逃されやすくなります。

このため、治療が遅れてしまうことが多く、症状が悪化してしまう場合があります。

歯が変色する

歯髄を抜くことで、歯が変色し、黒ずんだ色になることがあります。

歯髄を抜くと、歯に必要な栄養が行きわたらなくなり、血液の循環も止まります。

この状態になると、歯の内部に残留した血液やコラーゲンが蓄積され、結果として変色が起こってしまいます。

この変色は、歯の内部から生じるため、通常の表面を対象としたホワイトニングでは白くすることが難しいのが特徴です。

歯髄再生治療の治療法

歯髄再生治療は、いくつかのステップを経て行われます。

ここでは、歯髄再生治療がどのようにして行われるかについて解説します。

抜歯・歯髄幹細胞の採取

まず、親知らずなどの不用歯を抜歯し、歯髄幹細胞を採取します。

採取された歯髄幹細胞は、1ヶ月程培養されます。

歯髄幹細胞を採取する歯は、親知らず以外にも矯正治療の過程で抜いた歯や、歯の生え変わりのお子さんの場合は乳歯も使用できます

歯髄幹細胞の移植

元の歯の歯髄を取り除き、清掃・除菌し、培養した歯髄幹細胞を移植します。

この時に、「G-CSF」と呼ばれる遊走因子も一緒に移植します。

移植後は、3ヶ月~1年ほどの時間をかけて経過を観察していきます。

歯髄の再生

遊走因子「G-CSF」の作用により、細胞が根管内にしっかりと留まります。

これにより、血管の新生や神経の伸長が起こります。

その後、象牙質の再生が進行します。

再生された象牙質は、歯の構造と機能を復元し、歯の健康を維持するための基盤となります。

歯髄再生治療にかかる費用

歯髄再生治療に必要な費用相場は以下の通りになります。

歯の種類 費用
前歯 約50~70万
小臼歯 約60~90万
大臼歯 約80~100万

一般的に、前歯よりも奥歯の方が根の本数が多くなるため、治療が複雑になり、費用も高額になる傾向があります。

また、歯髄再生治療の費用には、治療前の診断や検査費用、治療後のケアなども含まれます

これらの要素も費用に影響を与えるため、個々のケースによって総費用が異なることがあります。

赤坂さくら歯科クリニックの歯髄再生治療の費用

赤坂さくら歯科クリニックの歯髄再生治療にかかる費用は以下になります。

歯の種類 費用
前歯 660,000円
小臼歯 1,100,000円〜
大臼歯 1,320,000円〜

当院では、これらの費用に加え、各種検査費用とかぶせ物が追加で必要となります。

歯髄再生治療は、比較的高額な治療となりますが、当院ではデンタルローンによる分割払いにも対応しております。

詳しくは当院までお問い合わせください。

歯の神経を残したいとお考えの方は赤坂さくら歯科クリニックへ


歯髄再生治療は新しい治療法であるため、治療に対応している歯科クリニックはまだ少ないのが現状です。

赤坂さくら歯科クリニックでは、根管治療・歯髄再生のエキスパートである歯科医師の治療を受けられます

さらに、当院では、歯髄再生治療専用の治療室を設けており、歯髄再生専用の医療器具を備えています。

また、歯髄再生治療の成功のためには、徹底的な感染対策が必要です。

当院では、治療中の衛生環境を最高水準に保つために、滅菌管理士による器具の高度な滅菌、除菌水や業務用空気清浄機の導入などの様々な対策を施しています。

これにより、治療の成功率を大幅に上げることが可能となります。

神経を残したいとお考えの方は、ぜひ赤坂さくら歯科クリニックへご相談ください。

当院では、患者様の状態や希望に基づき、カウンセリングを通じて最適な治療法をご提案させていただきます。

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カテゴリ:医師監修コラム, 歯髄再生治療に関するコラム

下がった歯茎は復活できる?歯周組織再生治療を詳しく紹介

歯茎が下がってしまうと、見た目だけでなく、歯の健康にも大きな影響を与えます。

例えば、知覚過敏や歯のぐらつきなど、日常生活に支障をきたす症状が現れることがあります。

このような問題に直面している方々にとって、歯茎の回復は切実な願いです。

しかし、自力で元に戻すことが難しいと感じている方も多いでしょう。

この記事では、歯茎が下がる原因、専門的な治療法、そして予防策について詳しく解説します。

歯茎の健康を取り戻し、快適な日常を過ごしたい方に必見の内容を網羅します。

東京で下がった歯茎の治療をお考えの方は、ぜひ赤坂さくら歯科クリニック にご相談ください。

専門的なケアと最適な治療を提供いたします。


歯茎が下がる原因とは?


歯茎が下がる最も一般的な原因は歯周病です。

歯周病は、プラークの中にいる細菌が歯茎に炎症を引き起こし、歯茎や歯を支える骨を破壊する病気です。

進行すると歯茎が下がり、歯がぐらつくこともあります。

歯周病の主な原因は以下の通りです。

・強すぎるブラッシング

過度な力で磨くと、歯茎にダメージを与え、下がる原因となります。

・噛み合わせの不調

歯並びや噛み合わせが悪いと、特定の歯に過剰な力がかかり、歯茎が下がってしまう

・煙草などの生活習慣

喫煙は毛細血管を収縮させ、歯茎の血流を悪化させ、免疫力を低下させる

・ホルモンの変化

女性はホルモンバランスの変化により、歯茎が影響を受けやすく、特に思春期、妊娠、更年期に歯周病リスクが高まる

・遺伝

遺伝的要因も歯周病のリスクを高める一因です。

家族に歯周病の人がいる場合、より丁寧な口腔ケアが必要

自力で歯茎を復活させることはできるのか?

歯茎が下がると、自然に元に戻ることは期待できません。

特に歯周病によって歯茎が下がった場合、薬用の歯磨き粉や歯磨き方法の工夫、歯茎のマッサージなどでは効果がありません。

歯周病が進行すると、顎の骨が溶け、骨に追従する形で歯茎も下がります。

一度溶けた骨は自然には再生せず、下がった歯茎も元には戻りません。

他にも、乱暴なブラッシングは歯茎にダメージを与え、「フェストゥーン」という歯茎の縁が輪状に盛り上がる状態を引き起こし、これが歯茎が下がる前兆となることもあります。

歯茎が下がってしまう、もしくは前兆が見られた場合に、すぐに専門の歯科医に相談することをおすすめします。

自力で歯茎を復活させるのは難しいため、適切なケアと専門的な治療を受けて歯茎の状態を改善し、健康を維持していきましょう。

下がった歯茎の治療には歯周組織再生治療

歯茎が下がった場合、専門の歯科治療として、特に有効なのが「歯周組織再生治療」です。

歯周組織再生治療とは、歯肉退縮(歯茎が下がること)を回復するために、歯茎の移植や骨を増やす治療を行う治療法です。

歯肉退縮を治すことで、知覚過敏や審美性も改善されるでしょう。

治療にはエムドゲインという薬剤を使用します。

エムドゲインの主成分は歯周組織を形成するタンパク質で、患部に塗布することで歯周組織の再生が促されます。

歯茎が下がる原因である歯周病は初期症状がなく進行する病気です。

そのため、極力早く発見して治療を行いましょう。

歯茎の異変を感じたら、早めに歯科医院を受診し、適切な治療を受けることが大切です。

次の項目で、歯周組織再生治療の手順について解説します。

歯周組織再生治療の手順

歯周組織再生治療の具体的な手順は以下の通りです。

この手順により、歯周組織の再生が促され、下がった歯茎の回復が期待できます。

1.麻酔:治療を行う部位に麻酔をする

2.歯茎をめくる:歯茎を慎重にめくる

3.不良肉芽や歯石の除去:感染した組織や歯石を取り除く

4.エムドゲインの注入:エムドゲインという薬剤を患部に注入する

5.縫合:歯茎を縫合して治療を完了する

復活させた歯茎を下げない予防方法

復活させた歯茎を再び下げないようにするために、以下の予防方法を覚えておきましょう。

これらの予防方法を日常生活に取り入れることで、復活させた歯茎を健康な状態で維持できます。

歯茎の健康を守るために、正しいケアと生活習慣の改善を心がけましょう。

・正しいブラッシング

適切な強さでのブラッシング。

無理に歯や歯肉に力をかけず、100~200g程度の力で優しく磨くとよいです。

・歯科医で定期的なメンテナンス

虫歯や歯周病を防ぐために、定期的な歯石除去などを受けることで、健康な歯茎を維持できます。

・ビタミンを意識したバランスの良い食事

ビタミンA、ビタミンC、ビタミンB群などを含むバランスの良い食事を心がける。

これらのビタミンは免疫力を高め、歯肉の健康を保つのに役立ちます。

・新陳代謝を上げる体調管理

新陳代謝が上がると血流が良くなり、免疫力も高まります。

運動や十分な睡眠を取り入れ、体調管理をしっかり行うことで、細菌に抵抗する力が強化されます。

・禁煙

喫煙は血中の酸素濃度を下げ、体の抵抗力や免疫力を低下させる原因です。

禁煙することで歯周病の予防になり、歯茎の健康を守れます。

・歯並びを矯正する

歯並びが悪いとブラッシングが難しくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

早期に歯並びを矯正することで、歯磨きがしやすくなり、歯周病予防に役立ちます。

歯茎の復活を目指すなら赤坂さくら歯科クリニックへ

赤坂さくら歯科クリニック では、歯茎を復活させるのに、歯周組織再生治療をおすすめしています。

以下の症状が気になる方は、ぜひご相談ください。

・歯周病を治したい方

・下がった歯茎を回復させたい方

赤坂さくら歯科クリニック には、歯の治療のプロフェッショナルが多数在籍しております。

他院で「歯を抜くしかない」と言われた場合でも、丁寧なカウンセリングと的確な診査・診断のうえで、歯を残せる治療方法を提案します。

歯を抜かずに口腔内の問題を解決したい方は、ぜひ一度赤坂さくら歯科クリニック にご相談ください。

まとめ


歯茎が下がる原因は多岐にわたり、自力での完全な回復は困難です。

しかし、歯周組織再生治療により、歯茎を復活させられます。

正しいブラッシングや定期的な歯科メンテナンス、バランスの良い食事などの予防策を講じていき、復活した歯茎を健康に保っていきましょう

歯の健康は体全体の健康とも密接に関わっています。

赤坂さくら歯科クリニック では、皆様の健康をサポートするために、専門的な治療とケアを提供しています。

東京で歯茎の治療を希望する方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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