歯茎の腫れをそのまま放置しておくと、症状が悪化し、最終的には歯を失う原因になることがあります。
自宅でのケアは効果的ですが、症状が続く場合は早期に専門的な治療を受けることが重要です。
本記事では、歯茎の腫れの原因、リスク、セルフケアを紹介し、歯科医院での治療法も詳しく解説します。
歯茎の腫れの治療なら、赤坂さくら歯科クリニックへお気軽にご相談ください。
目次
歯茎の腫れの原因とリスク
腫れた歯茎
歯茎の腫れは、日常的に外部からの力が加わったり、細菌が繁殖しやすかったりする環境にあるため、よく見られる症状です。
歯茎の腫れはよく見られる症状ですが、原因・症状の程度によっては、適切な治療が必要です。
次に、歯茎の腫れの主な原因と、歯茎の腫れが引き起こすリスクを詳しく見ていきましょう。
歯茎の腫れの主な原因
歯茎の腫れの主な原因には、以下のようなものがあります。
・歯周病
歯垢・歯石がたまり、進行すると歯を支える骨に炎症が広がり、歯が抜けることもあります。
・智歯周囲炎(親知らずの炎症)
親知らずの周りに炎症が起き、痛みと腫れを引き起こします。
・膿がたまった歯の根
膿が歯の根にたまり、繰り返し腫れと膿が出ることがあります。
・擦過傷
歯ブラシの強い摩擦などで歯茎にダメージを与えることで腫れが起こります。
・食べかすの詰まり
食べかすが歯と歯茎の間に詰まることが腫れの原因になります。
・やけど
熱い食べ物または飲み物が原因で歯茎がやけどし、水ぶくれができて腫れることがあります。
・口内炎
体調不良、ストレス、ビタミン不足などが原因で歯茎に口内炎ができることがあります。
「アフタ性口内炎」が代表的で、ウイルス性・アレルギー性のものも存在します。
・歯肉増殖症
遺伝、ホルモンの異常、薬の副作用によって歯茎が肥大することがあります。
痛みはありませんが、進行すると歯が見えにくくなり、最悪の場合、呼吸困難を引き起こすこともあります。
・良性腫瘍
入れ歯・被せ物の刺激により、歯茎に良性の腫瘍ができることがありますが、外科的処置で除去することができます。
・悪性腫瘍
歯茎がんや悪性黒色腫、悪性リンパ腫などが原因となることがあります。
初期の段階では口内炎と見分けがつきにくいですが、進行すると発音と飲食が困難になり、リンパ節に転移することもあります。
2週間以上治らない場合は歯科での受診が必要です。
これらの原因を早期に見つけて適切に対処することが、歯茎の健康を守るためには大切です。
放置するとどうなる?歯茎の腫れが引き起こすリスク
歯茎の腫れを放置することは、さまざまなリスクを引き起こす可能性があります。
軽度の腫れは自然に治癒することもありますが、口内炎や擦過傷、やけどなどの原因による腫れは、1週間ほどで回復することが多いです。
しかし、1〜2週間経っても改善しない場合は、歯周病や智歯周囲炎、膿がたまった状態など、他の深刻な原因が考えられます。
これらの問題を放置すると、進行して歯周病が悪化し、最終的には歯を失うことにもつながりかねません。
また、膿が溜まったり歯の根が割れたりすると、感染が広がるリスクが高まり、早期の治療が必要です。
自宅でできる歯茎の腫れの対処法
それでは、歯茎が腫れてしまった場合、自宅で対処する方法としてどのような方法があるのでしょうか。
以下より、自宅でできるセルフケアを見ていきましょう。
効果的なセルフケア
歯茎の腫れが気になるとき、効果的なセルフケアを実践することで症状を軽減できます。
まず、冷やして炎症を抑えることが大切です。
保冷剤または氷をタオルで包んで当てることで、腫れを和らげる効果があります。
また、痛みがひどい場合は、市販の痛み止めを服用し、他の薬との相互作用に注意を払うことが必要です。
歯磨きでは、歯垢が原因で腫れが悪化しないように優しく磨き、歯間ブラシで食べかすを取り除きましょう。
さらに、殺菌効果のあるうがい薬を使うと、細菌の増殖を抑える効果があります。
十分な睡眠をとることで免疫力を高め、回復を促進することも可能です。
避けるべき習慣と注意点
歯茎の腫れがあるときは、いくつかの習慣を避けることが大切になります。
まず、歯茎の膿を意図的に潰すのはNGです。
潰すことで細菌が入り、炎症が悪化するリスクがあります。
また、強い力で歯を磨かないようにしましょう。
固い歯ブラシを使うと歯茎を傷つけてしまうので、柔らかい歯ブラシで優しく磨くことが重要です。
運動と熱いお風呂も避けましょう。
血流が良くなることで炎症が悪化し、痛みが増すことがあります。
さらに、飲酒と喫煙は血管を拡張し、炎症を悪化させるため控えるようにしましょう。
歯科医院での歯茎の腫れの治療と予防策
歯茎の腫れが発生した場合、適切な治療を受けるために歯科医院での対応が必要です。
まず、虫歯が原因で腫れている場合、根管治療が行われます。
感染した歯髄を取り除き、根管を洗浄・除菌する治療ですが、歯の強度が低下するリスクが伴います。
次に、歯周病の治療が重要です。
歯垢・歯石を除去するスケーリング、歯の根の部分の毒素を取り除くルートプレーニングが行われます。
進行した歯周病には、フラップ手術やGTR法などの外科的治療が必要となり、歯槽骨の再生を促進します。
また、親知らずが原因で腫れと痛みが続く場合、抜歯が検討されることがあるでしょう。
歯茎の腫れの治療なら赤坂さくら歯科クリニックへ
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まとめ
歯茎の腫れは、さまざまな原因で引き起こされ、放置すると進行して歯を失うリスクがあります。
自宅でのセルフケアは重要ですが、腫れが長引く場合は歯科医院での専門的な治療が必要です。
歯茎の腫れの治療なら、赤坂さくら歯科クリニックへお気軽にご相談ください。