赤坂の歯医者 赤坂さくら歯科クリニック

医師監修コラム

象牙質は再生できる?歯を根本から強くする歯髄再生治療を解説

「歯がしみるからクリニックに行ったら象牙質が薄くなっていると言われた。」

「象牙質を再生できるって本当?」

歯に違和感があり受診したところ、「象牙質が薄くなり、割れやすくなっている」と説明され、不安を感じている方も少なくありません。

しかし、象牙質をどう再生できるのか、情報が少なく迷うこともあるでしょう。

今回は、象牙質の再生を促す「歯髄再生治療」について詳しく解説します

歯の健康を守りたい方、食事をもっと楽しみたい方は、ぜひ最後までお読みください。

象牙質を再生する「歯髄再生治療」の効果や仕組み

象牙質が薄くなったり脆くなったりすると、割れたり、折れたりするリスクが上がったり、知覚過敏が起きやすくなります。

なぜ象牙質が脆くなるのか、歯を長く使い続けるために何ができるのかを解説します

象牙質が脆くなる原因

歯は、一番外側のエナメル質、その内側の象牙質、さらに中心にある歯髄(歯の神経)という3層構造です。

エナメル質は象牙質を守り、象牙質はクッションのように歯を衝撃から守ります。

歯髄には象牙質の修復や、歯に栄養と水分を届ける役割があります

しかし、虫歯や摩耗、歯周病でエナメル質が傷つくと、内側の象牙質もダメージを受けてしまうのです。

虫歯の進行や歯周病で象牙質が露出すると、痛みやダメージが起こり、しみやすく刺激にも弱くなります。

本来、内側の歯髄が象牙質の修復を行います。

しかし、歯髄が失われると、その修復機能もなくなり、象牙質は次第に弱く、脆くなってしまうのです。

歯の内側から象牙質の再生を促す「歯髄再生治療」とは

損傷した象牙質を再生する方法として期待されているのが歯髄再生治療です。

歯髄再生治療は、死んだ歯の神経(歯髄)を再生する治療法です。

親知らずや乳歯などの不要な歯から歯髄幹細胞を採取・培養し、歯に移植することで歯髄の再生を促します。

歯髄には、歯髄幹細胞があり、ほかの細胞に変化する「分化」と、同じ細胞を増やす「自己複製」の能力があります。

歯髄幹細胞が象牙質を形成する象牙芽細胞に成長し、再生を促すのです。

また、再生した歯髄と一緒に粉砕した象牙質を移植して分厚い象牙質を再生させることが可能です。

歯髄再生治療で象牙質を再生すると、以下のようなメリットが期待できます

・象牙質が厚くなり、歯が強くなることで割れやすさや折れやすさを防げる
・歯髄が保護され、知覚過敏が起こりにくくなる
・細菌の侵入を防ぎ、虫歯や歯髄炎の予防につながる

また、歯の内部に栄養や水分が行き渡ることで、歯全体がより健康になり、長く使える状態を保ちやすくなります。

歯髄再生治療について詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。

歯髄再生と合わせて象牙質の再生を促すなら象牙質再生治療

歯髄再生治療のみでも象牙質の再生が期待できます。

ただし、さらに歯を強くし、将来的な割れやすさを防ぎたい方には「象牙質再生治療」の併用が効果的です。

象牙質再生治療は、不要な歯から採取した象牙質と歯髄幹細胞を、特殊な素材に包んで移植する方法です。

これにより、2〜3mmの象牙質の再生が期待できます。

なお、象牙質だけを移植しても再生はできません。

象牙質は、歯髄に存在する象牙芽細胞によって作り出されますが、この象牙芽細胞は歯髄の中の歯髄幹細胞が成長して生まれるためです。

そのため、再生には象牙芽細胞が活動できる健康な歯髄の環境が必要であり、歯髄再生とセットで行う必要があります

象牙質再生治療についてはこちらでも解説しています。

併せてご覧ください。

象牙質の再生治療を提供する赤坂さくら歯科クリニックの魅力

象牙質の再生を行うには、高度な専門知識と設備が必要なため、対応できるクリニックは限られています。

また、歯の状態に合わせてほかの治療なども必要なため、クリニックをしっかり選ぶことが大切です。

象牙質の再生を促す歯髄再生治療と象牙質再生治療を提供する赤坂さくら歯科クリニックの特徴を紹介します。

歯髄と象牙質のダブルで再生が可能

赤坂さくら歯科クリニックでは、歯髄再生と象牙質再生のダブルで再生が可能です。

一般的なクリニックでは、歯髄再生治療のみを提供している場合が多く、象牙質まで再生できる施設は限られています。

当院では、歯髄と象牙質の両方を再生する治療をご提供しています。

歯を根本からしっかり強くして、長く使いたい方におすすめです。

スムーズに治療が進みやすい

赤坂さくら歯科クリニックの歯髄再生治療は、スムーズに治療が進みやすいです。

歯髄再生治療には、虫歯治療や感染管理など高度な処置が必要です。

しかし、対応できる医師が在籍していないクリニックの場合、他院に回されてスムーズに治療が進まないことがあります。

当院には根管治療の専門の先生や、麻酔、口腔外科の認定医など複数の専門分野のプロが在籍しています。

そのため、迅速な対応が可能で、治療が停滞するリスクを抑えられるのが特徴です。

感染リスクを抑えた安全性の高い治療環境

赤坂さくら歯科クリニックでは安全性が高い治療が受けられます。

歯髄再生治療は、歯や器材に菌が付着していると、移植後に感染がひろがり再生が成功しないことがあります。

そのため、無菌的な環境で移植する必要があるのです

当院では、専用の治療室やクリーンベンチを備えています。

また、除菌水や空気清浄機、滅菌管理士による器具の管理など徹底した感染管理を実施しています。

感染リスクを抑え成功率を高める治療環境が整っているため、安全性の高い治療が受けられるのです。

象牙質の再生は赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください

象牙質の再生は、歯髄再生治療や象牙質再生治療で期待できます。

ただし、スムーズに治療を成功させるにはしっかりとクリニックを選ぶことが大切です。

象牙質の再生は赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください。

赤坂さくら歯科クリニックでは、歯髄再生治療と象牙質再生治療の両方を提供しています。

また複数の専門家が在籍しており、難しいケースでも治療が期待できます。

まずはお気軽にご相談ください。

監修医師:土黒 さくら
略 歴
2014年 鹿児島大学歯学部 卒業
2014年 東京医科歯科大学 臨床研修歯科医
2015年 大型医療法人グループ歯科医院 勤務
2016年 大型医療法人グループ歯科医院 分院長就任
2018年 港区赤坂の歯科医院 勤務
2020年 赤坂さくら歯科クリニック 開院
2023年 医療法人社団桜麗会設立 理事長就任
所属学会等
・日本口腔インプラント学会
・日本歯周病学会
・東京SJCD歯科スタディーグループ
・インビザライン 認定ドクター
・日本顕微鏡歯科学会

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カテゴリ:医師監修コラム, 歯髄再生治療に関するコラム