歯をぶつけたり虫歯を放置したりすると、歯の神経が死ぬことがあります。
しかし忙しくて治療に通えない場合、治療を急ぐべきか後回しにするか悩みます。
そこで今回は、歯の神経が死ぬまでの期間や歯の神経が死にかけている歯の治療法を解説します。
治療するかどうかを迷っている方は、最後まで読んでみてください。
赤坂さくら歯科クリニックは歯髄再生治療を提供しております。
歯を長持ちさせたい方、歯の神経を除去したままにしたくない方は、ぜひご相談ください。
目次
歯の神経が死ぬまでの期間は?
歯の神経が死ぬまでの期間は、数日から数カ月です。
原因や個人差などによって異なります。
歯の神経が死ぬ主な原因は以下のとおりです。
・虫歯の症状が進行し、歯の神経まで到達した
・歯周病が進行し、細菌が歯の神経にまで広がった
・歯ぎしりや食いしばりによって歯がすり減った部分から細菌が侵入した
・ケガや事故で外部から強い衝撃が加わり歯が損傷し、細菌に感染した
虫歯の場合は痛みが3〜4日続き、痛みを感じなくなると歯の神経が死んでいることが多いです。
ただし、痛みがないこともあります。
歯の神経は細菌に感染して死ぬことが多いです。
そのため、虫歯の大きさや歯の抵抗性によって異なるのです。
できるだけ早く治療することをおすすめします。
死にかけている歯の神経を放置した場合のリスク
歯の神経が死にかけている場合、放置するとリスクがあります。
細菌に感染していたり強い衝撃で歯が損傷していたりするためです。
・細菌の感染が広がり、周辺組織に炎症や感染拡大が発生する
・歯の損傷がひどくなる
放置すると細菌の感染が広がったり、損傷した部分からひびが入ったりして損傷範囲が広くなることがあります。
放置しても自然には回復しないため、早急な治療が必要です。
歯の神経が死にかけている場合の治療法
歯の神経が死にかけている場合、根管治療や根管治療と歯髄再生を組み合わせて治療するのが一般的です。
ほかにも治療後に被せ物をしたり最終的には抜歯を行います。
治療法を解説します。
根管治療
根管治療は歯の神経が細菌に感染した場合などに、一般的に行われている方法です。
歯の神経を除去して歯を消毒し、新たに感染しないように薬を詰めます。
抜歯と違い歯を残せますが、歯の神経がないため以下のようなデメリットがあります。
・痛みやしみを感じにくくなり、虫歯や歯周病などのトラブルに気付くまでに時間がかかる
・栄養などが行き届かなくなり、歯がもろくなり寿命も短くなる
・歯の神経の中の血管もなくなり、歯の代謝能力が失われて変色する
・本来の歯の寿命に比べて10年ほど短くなり、5年~30年になる
根管治療は難しい治療のため失敗率も高く、行う際はデメリットを理解しておくことも大切です。
こちらでも解説しています。
併せてご覧ください。
歯髄再生治療と根管治療の組み合わせ
歯の神経が死にかけている場合、おすすめなのは根管治療と歯髄再生治療を組み合わせた治療法です。
歯髄再生治療は歯の神経を含む組織を再生する技術です。
不要な親知らずや乳歯から歯髄幹細胞を採取し、培養して移植することで歯の神経の再生が期待できます。
幹細胞にはほかの細胞に変化する分化と同じ細胞を増やす自己増殖の能力があります。
死にかけている歯の神経を除去したあとに再生を促す成長因子とともに移植することで歯の神経の根本的な治療が期待できるのです。
そのため、さまざまなメリットがあります。
・刺激や温度の感覚が戻る
・栄養が届くようになり、歯が丈夫になる
・虫歯や歯周病などのトラブルに気付きやすくなり早期治療ができる
しかし歯髄再生治療はまだ新しい技術のため、行っているクリニックが少なく、費用も高いというデメリットもあります。
こちらでも解説しています。
併せてご覧ください。
歯の神経に関するよくある質問
歯の神経の死に関するよくある質問です。
疑問や不安がある方は、確認してみましょう。
痛みがなくなれば歯の神経が死んだということ?
「痛みがない=歯の神経が死んだ」とは言い切れません。
神経が死んでいても痛みがある場合も多いからです。
歯の神経が死んだ兆候としては、歯が変色した、刺激や熱を感じなくなった、歯茎の部分に膿の袋ができたなどがあります。
虫歯になった時点で、細菌の感染が進行している可能性があります。
痛みの有無に関係なく、クリニックで診てもらいましょう。
歯の神経が死んでいるかレントゲンで検査できる?
検査できます。
レントゲンでは硬い歯や骨が白く写りますが、歯の神経が死んでいると歯根の先端の硬い骨が膿袋に置き換わり、黒く見えることも多いです。
レントゲンのほかにも温度や電気を使用して検査をすることもあり、検査方法はクリニックによって異なります。
治療で歯の神経が死んで痛みが治まるまでの期間は?
治療で歯の神経が死んで痛みが収まるまでの期間も、歯の神経の感染状態や腫れの進行なども、個人差があります。
1週間以上経過しても痛みが続く場合は、歯の神経障害性疼痛の可能性があります。
死んだ歯の神経の周りの歯の神経が異常を感じ、痛みを引き起こしたのが原因です。
根管治療後に痛みが続く場合、持続性根管治療後疼痛の可能性があります。
歯の神経障害性疼痛は自然と治らないため、早急にクリニックに相談してください。
歯の神経を再生するなら赤坂さくら歯科クリニックへ
歯の神経が死ぬまでの期間は原因や症状の度合い、進行の度合いなどの個人差によって異なります。
しかし多くの場合細菌に感染したことが原因のため、なるべく早く治療することが大切です。
歯の神経が死にかけている場合の治療は、赤坂さくら歯科クリニックにご相談ください。
赤坂さくら歯科クリニックでは、歯の神経を再生する歯髄再生治療を提供しています。
興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。