赤坂の歯医者 赤坂さくら歯科クリニック

医師監修コラム

下がった歯茎は復活できる?歯周組織再生治療を詳しく紹介

歯茎が下がってしまうと、見た目だけでなく、歯の健康にも大きな影響を与えます。

例えば、知覚過敏や歯のぐらつきなど、日常生活に支障をきたす症状が現れることがあります。

このような問題に直面している方々にとって、歯茎の回復は切実な願いです。

しかし、自力で元に戻すことが難しいと感じている方も多いでしょう。

この記事では、歯茎が下がる原因、専門的な治療法、そして予防策について詳しく解説します。

歯茎の健康を取り戻し、快適な日常を過ごしたい方に必見の内容を網羅します。

東京で下がった歯茎の治療をお考えの方は、ぜひ赤坂さくら歯科クリニック にご相談ください。

専門的なケアと最適な治療を提供いたします。

歯茎が下がる原因とは?


歯茎が下がる最も一般的な原因は歯周病です。

歯周病は、プラークの中にいる細菌が歯茎に炎症を引き起こし、歯茎や歯を支える骨を破壊する病気です。

進行すると歯茎が下がり、歯がぐらつくこともあります。

歯周病の主な原因は以下の通りです。

・強すぎるブラッシング

過度な力で磨くと、歯茎にダメージを与え、下がる原因となります。

・噛み合わせの不調

歯並びや噛み合わせが悪いと、特定の歯に過剰な力がかかり、歯茎が下がってしまう

・煙草などの生活習慣

喫煙は毛細血管を収縮させ、歯茎の血流を悪化させ、免疫力を低下させる

・ホルモンの変化

女性はホルモンバランスの変化により、歯茎が影響を受けやすく、特に思春期、妊娠、更年期に歯周病リスクが高まる

・遺伝

遺伝的要因も歯周病のリスクを高める一因です。

家族に歯周病の人がいる場合、より丁寧な口腔ケアが必要

自力で歯茎を復活させることはできるのか?

歯茎が下がると、自然に元に戻ることは期待できません。

特に歯周病によって歯茎が下がった場合、薬用の歯磨き粉や歯磨き方法の工夫、歯茎のマッサージなどでは効果がありません。

歯周病が進行すると、顎の骨が溶け、骨に追従する形で歯茎も下がります。

一度溶けた骨は自然には再生せず、下がった歯茎も元には戻りません。

他にも、乱暴なブラッシングは歯茎にダメージを与え、「フェストゥーン」という歯茎の縁が輪状に盛り上がる状態を引き起こし、これが歯茎が下がる前兆となることもあります。

歯茎が下がってしまう、もしくは前兆が見られた場合に、すぐに専門の歯科医に相談することをおすすめします。

自力で歯茎を復活させるのは難しいため、適切なケアと専門的な治療を受けて歯茎の状態を改善し、健康を維持していきましょう。

下がった歯茎の治療には歯周組織再生治療

歯茎が下がった場合、専門の歯科治療として、特に有効なのが「歯周組織再生治療」です。

歯周組織再生治療とは、歯肉退縮(歯茎が下がること)を回復するために、歯茎の移植や骨を増やす治療を行う治療法です。

歯肉退縮を治すことで、知覚過敏や審美性も改善されるでしょう。

治療にはエムドゲインという薬剤を使用します。

エムドゲインの主成分は歯周組織を形成するタンパク質で、患部に塗布することで歯周組織の再生が促されます。

歯茎が下がる原因である歯周病は初期症状がなく進行する病気です。

そのため、極力早く発見して治療を行いましょう。

歯茎の異変を感じたら、早めに歯科医院を受診し、適切な治療を受けることが大切です。

次の項目で、歯周組織再生治療の手順について解説します。

歯周組織再生治療の手順

歯周組織再生治療の具体的な手順は以下の通りです。

この手順により、歯周組織の再生が促され、下がった歯茎の回復が期待できます。

1.麻酔:治療を行う部位に麻酔をする

2.歯茎をめくる:歯茎を慎重にめくる

3.不良肉芽や歯石の除去:感染した組織や歯石を取り除く

4.エムドゲインの注入:エムドゲインという薬剤を患部に注入する

5.縫合:歯茎を縫合して治療を完了する

復活させた歯茎を下げない予防方法

復活させた歯茎を再び下げないようにするために、以下の予防方法を覚えておきましょう。

これらの予防方法を日常生活に取り入れることで、復活させた歯茎を健康な状態で維持できます。

歯茎の健康を守るために、正しいケアと生活習慣の改善を心がけましょう。

・正しいブラッシング

適切な強さでのブラッシング。

無理に歯や歯肉に力をかけず、100~200g程度の力で優しく磨くとよいです。

・歯科医で定期的なメンテナンス

虫歯や歯周病を防ぐために、定期的な歯石除去などを受けることで、健康な歯茎を維持できます。

・ビタミンを意識したバランスの良い食事

ビタミンA、ビタミンC、ビタミンB群などを含むバランスの良い食事を心がける。

これらのビタミンは免疫力を高め、歯肉の健康を保つのに役立ちます。

・新陳代謝を上げる体調管理

新陳代謝が上がると血流が良くなり、免疫力も高まります。

運動や十分な睡眠を取り入れ、体調管理をしっかり行うことで、細菌に抵抗する力が強化されます。

・禁煙

喫煙は血中の酸素濃度を下げ、体の抵抗力や免疫力を低下させる原因です。

禁煙することで歯周病の予防になり、歯茎の健康を守れます。

・歯並びを矯正する

歯並びが悪いとブラッシングが難しくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

早期に歯並びを矯正することで、歯磨きがしやすくなり、歯周病予防に役立ちます。

歯茎の復活を目指すなら赤坂さくら歯科クリニックへ

赤坂さくら歯科クリニック では、歯茎を復活させるのに、歯周組織再生治療をおすすめしています。

以下の症状が気になる方は、ぜひご相談ください。

・歯周病を治したい方

・下がった歯茎を回復させたい方

赤坂さくら歯科クリニック には、歯の治療のプロフェッショナルが多数在籍しております。

他院で「歯を抜くしかない」と言われた場合でも、丁寧なカウンセリングと的確な診査・診断のうえで、歯を残せる治療方法を提案します。

歯を抜かずに口腔内の問題を解決したい方は、ぜひ一度赤坂さくら歯科クリニック にご相談ください。

まとめ


歯茎が下がる原因は多岐にわたり、自力での完全な回復は困難です。

しかし、歯周組織再生治療により、歯茎を復活させられます。

正しいブラッシングや定期的な歯科メンテナンス、バランスの良い食事などの予防策を講じていき、復活した歯茎を健康に保っていきましょう

歯の健康は体全体の健康とも密接に関わっています。

赤坂さくら歯科クリニック では、皆様の健康をサポートするために、専門的な治療とケアを提供しています。

東京で歯茎の治療を希望する方は、ぜひお気軽にご相談ください。

監修医師:土黒 さくら
略 歴
2014年 鹿児島大学歯学部 卒業
2014年 東京医科歯科大学 臨床研修歯科医
2015年 大型医療法人グループ歯科医院 勤務
2016年 大型医療法人グループ歯科医院 分院長就任
2018年 港区赤坂の歯科医院 勤務
2020年 赤坂さくら歯科クリニック 開院
2023年 医療法人社団桜麗会設立 理事長就任
所属学会等
・日本口腔インプラント学会
・日本歯周病学会
・東京SJCD歯科スタディーグループ
・インビザライン 認定ドクター
・日本顕微鏡歯科学会

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カテゴリ:医師監修コラム, 歯髄再生治療に関するコラム