抜歯を控えていて、貧血が不安と感じている方も多いのではないでしょうか。
「治療中に気分が悪くなったらどうしよう」「貧血があると断られるかも」と心配になるのは自然なことです。
本記事では、貧血のある方が安心して抜歯にのぞむために、知っておきたい注意点と対策をわかりやすく解説します。
抜歯での貧血が不安な方は、赤坂さくら歯科クリニックへお気軽にご相談ください。
目次
抜歯で現れる貧血とは?4つの原因
抜歯にともなう貧血は、いくつかの原因によって引き起こされることがあります。
1.抜歯前からの貧血
元々貧血を抱えている方が抜歯を受ける場合、出血によって血液量が減少し、体調を崩すリスクが高まります。
酸素の運搬能力が落ちるため、立ちくらみやふらつきなどの症状が出やすくなります。
抜歯を予定している方は、事前に医師へ貧血の有無を伝えることが大切です。
2.抜歯後の出血とストレス
抜歯後は一時的に血液が失われるため、立ちくらみを感じることがあります。
さらに、痛みや不安などの精神的ストレスが加わると、身体への負担が増し、貧血のような症状を引き起こす場合があります。
リラックスした状態で治療に臨むことが重要です。
3.迷走神経反射
抜歯のストレスや痛み、出血などで迷走神経反射が起こることがあります。
迷走神経反射は自律神経の反応で、血圧低下、めまい、冷や汗、失神などの症状を伴います。
特に出血に敏感な方、痛みに弱い方に多いです。
症状が出た場合はすぐに治療を中断し、安静を保つことが必要です。
4.麻酔時の脳貧血
麻酔注射の際の痛みや緊張などで、脳貧血が起こることがあります。
吐き気や手足のしびれ、震えなどを感じることもありますが、ほとんどの場合は一時的なもので、横になって安静にすれば自然と落ち着いていきます。
過去に脳貧血を経験した方には、よりリラックスして処置を受けられる静脈内鎮静麻酔の利用が有効です。
貧血にならないための抜歯前後の注意点
抜歯にともなって貧血の症状が現れることがありますが、事前に注意点を押さえておくことでリスクを減らすことができます。
安心して治療を受けるために、抜歯前後の過ごし方を確認していきましょう。
抜歯前の準備と注意点
抜歯を安全に受けるためには、事前の準備と注意がとても重要です。
まず、現在服用している薬がある場合は、必ず歯科医に申告し、お薬手帳を持参しましょう。
また、過去に治療中に気分が悪くなった経験、麻酔で気を失ったことがある方、持病がある方も、事前にしっかり相談しておくことが必要です。
予約のタイミングにも注意が必要です。
体調が不安定になりやすい週末、貧血と出血のリスクが高まる生理中は避けた方が良いでしょう。
抜歯は週の初め、午前中の予約がおすすめです。
前日はしっかりと睡眠をとり、寝不足を避けましょう。
寝不足の状態では麻酔によるショック症状のリスクが高まります。
飲酒も控え、万全の体調で抜歯に臨むことが大切です。
抜歯当日の注意点
抜歯当日は、万全の体調で臨むことが大切です。
朝起きた時に風邪気味または貧血のような症状がある場合は、無理せず歯科に連絡して相談しましょう。
予約が入っていても、体調がすぐれない日は無理に受診しない方が安全です。
服装は体を締め付けないリラックスできるものを選び、緊張を和らげる工夫をしましょう。
また、食事は抜歯の2~4時間前までに済ませておくことが重要です。
麻酔後はしばらく食事ができないため、空腹状態での来院は避けましょう。
消化の良いものを選び、食後は歯磨きで口腔内を清潔に保つよう心がけてください。
交通手段は公共交通機関またはタクシーを利用するのがおすすめです。
抜歯後はリラックスによる眠気と集中力の低下が起こることがあるため、自分で車を運転するのは避けた方が安心です。
抜歯後の注意点
抜歯後は、トラブルを防ぐためにいくつかの注意点を守ることが大切です。
まず、止血のために渡されたガーゼは、指示された時間しっかり噛んでください。
しっかり圧迫することで出血を抑え、かさぶたの形成を助けます。
鎮痛剤は麻酔が切れる前に服用すると、痛みの予防に効果的です。
歯磨きは抜歯部位を避け、他の歯は丁寧に磨きます。
うがいは強く行わず、軽くすすぐ程度にとどめましょう。
かさぶたが剥がれると、傷口の治癒が遅れたり、強い痛みが出たりするリスクがあります。
食事は感覚が戻ってからにし、熱いもの・刺激物は避けましょう。
当日は酒・タバコ・運動・長風呂を控え、血行が促進されて出血するのを防ぎましょう。
入浴はシャワー程度にとどめるのが安心です。
貧血の人はドライソケットにも注意
抜歯後に強い痛みが長引く場合は、ドライソケットの可能性があります。
これは、抜歯した穴に血がうまくたまらず、骨が露出してしまう状態です。
特に貧血がある方は血の固まりができにくく、発症リスクが高まります。
過度なうがい、舌で傷口を触る行為も血の流れを妨げ、悪化させる原因になります。
もし強い痛みが3~4日以上続く場合は、早めに歯科医へ相談しましょう。
ドライソケットは、消毒と抗生物質の処方によって改善が期待できます。
抜歯の貧血が不安なら赤坂さくら歯科クリニックへ
抜歯に対して貧血に不安がある方には、赤坂さくら歯科クリニックの受診が選択肢のひとつとなります。
同院では、先進的な歯科用CTを活用し、正確な診査・診断を行ったうえで、患者様一人一人に合った抜歯治療を提案しています。
また、痛みに配慮した治療も特徴です。
麻酔を打つ前に表面麻酔をしてから、極細の注射針を使用した電動麻酔をするため、麻酔時の刺激をできる限り抑えています。
これにより、痛みによる迷走神経反射が不安な方も安心して治療を受けられます。
さらに、治療中の不安が強い方、緊張しやすい方、貧血になりやすい方には、静脈内鎮静法による対応も可能です。
専門の歯科麻酔認定医が在籍していますので、不安が強い方はご相談ください。
カウンセリングにも力を入れており、貧血の既往歴と体調に関する相談も受け付けています。
初診当日にすぐ抜歯などはなく、しっかりカウンセリングと問診を行なって抜歯の日程や手法を決定していきます。
赤坂駅から徒歩0分というアクセスの良さもあり、安心して通院しやすい環境です。
まとめ
抜歯にともなう貧血は、そのときの体調、治療時の反応など複数の要因が関係しています。
事前準備から抜歯当日、そして術後の過ごし方まで注意点を守ることで、症状の予防・軽減につながります。
抜歯での貧血が不安な方は、赤坂さくら歯科クリニックへお気軽にご相談ください。