赤坂の歯医者 赤坂さくら歯科クリニック

医師監修コラム

インプラントが失敗したらどうなる?代表的な失敗例とその原因を詳しく解説

インプラントは多くのメリットがある治療法ですが、場合によっては失敗することもあり得ます。

インプラントの失敗例についての報告を耳にし、不安を感じている方も少なくないかもしれません。

しかし、適切な治療を受けることで、インプラントの失敗を回避することが可能です。

赤坂さくら歯科クリニックでは、安心と安全を重視したインプラント治療を提供しています。

この記事では、インプラントの失敗事例とその原因について詳しく説明します。

インプラントの失敗が心配で治療をためらっている方は、ぜひ参考にしてください。

インプラントの代表的な失敗例とその原因

インプラントには、様々な失敗とその原因が存在します。

以下で代表的な失敗例とその原因について詳しく解説します。

インプラントが固定されない

まず、インプラントが十分に固定できていないという失敗があります。

インプラントは手術によって顎の骨に埋め込まれ、骨と結合することで固定されます。

骨と十分に結合できていないと、歯が揺れたり脱落する可能性があります。

【原因①】インプラントが適切に埋め込まれていない

インプラントが適切に埋め込まれていないことで、上手く骨と結合できない可能性が高くなります。

また、埋め込む骨の硬さなどの質によって、インプラントと骨との結合しやすさが変わったりします。

そのため、インプラントは埋め込む深さや位置などを適切に見極めることが重要です。

【原因②】ドリルによる骨への損傷

インプラント手術に使用するドリルでの骨への損傷も原因のひとつです。

顎の骨に穴を開ける際、ドリルの速度が速すぎたりすると、骨に損傷を与えてしまい、インプラントと骨の結合が困難になることがあります。

骨の結合には血液が必要であり、骨に穴を開ける際に出血が少なかったりすると、あえて出血を促すような処置を追加したりします。

また、骨は熱にとても弱く、骨に穴をあける際に切削熱で骨がダメージを受け、結合が悪くなったりします

インプラント周囲炎

手術後にインプラント周囲炎が発生すると、失敗のリスクが生じる可能性があります。

インプラント周囲炎とは、インプラント周囲の組織が歯周病に感染している状態のことです。

インプラント周囲炎が進行すると、インプラントを支える骨が周囲炎によって溶かされてしまい、最終的には支える力が弱まって脱落の可能性もあります。

【原因】メンテナンスの不足

インプラント周囲炎は、手術後の適切なメンテナンスが行われていない場合に感染リスクが高まります。

自宅での適切な歯磨きや、クリニックでの定期的なメンテナンスが必要です。

痛みや腫れが続く

手術後は、痛みや腫れが起こることがありますが、通常1〜2週間で治まります。

しかし、それ以上に痛みや腫れが続く場合は治療の失敗が考えられます。

【原因①】インプラントの不適切な埋め込み

痛みや腫れが続く場合、手術時にインプラントが適切に埋め込まれていない可能性が考えられます。

埋め込む位置が正確でないと、神経の損傷や他の歯の歯根への影響による痛みが生じることがあります。

【原因②】細菌感染による影響

インプラント周囲の組織が感染し、炎症を引き起こすことで痛みや腫れが長引くことがあります。

これは、治療時の衛生状態や手術後の口腔内ケアが不適切な場合に発生する可能性があります。

インプラントの破損

インプラント歯冠の部分の上部構造と呼ばれる部分の歯を形成する素材は、高い耐久性を持つものが使用され、通常は10年以上の寿命が期待されます。

しかしながら、寿命よりも短い使用期間内にインプラント体(フィクスチャー)や上部構造が割れるなどの破損が生じるのであれば、治療に失敗した可能性が考えられます。

【原因①】不適切なかみ合わせ

上部構造のかみ合わせが不適切であると、人工歯の破損に繋がる可能性があります。

インプラントの上部構造の高さは、低すぎても高すぎても咀嚼時に過度な負担をかけ、割れや脱落などの問題が発生するおそれが高まります。

【原因②】インプラントの固定不良

破損や脱落などの問題は、インプラントの固定が適切でない場合にも生じることがあります。

インプラントは、骨に埋め込まれる「インプラント体」と、上部の「上部構造」、そしてこれらを連結する「アバットメント」で構成されます。

アバットメントがスクリューで確実に固定されていないと、人工歯が安定せず、破損や脱落の原因となります

赤坂さくら歯科クリニックのインプラントが選ばれる理由

インプラントの失敗は、ほとんどがクリニックでの治療が不適切な場合に起こります。

赤坂さくら歯科クリニックでは、治療の失敗を防ぐための適切な治療が提供されています

以下で、当院のインプラント治療の特徴を解説します。

世界トップレベルのインプラントメーカーを採用

インプラント治療において、使用するインプラントのメーカーは極めて重要です。

赤坂さくら歯科クリニックでは、世界トップクラスの「ノーベルバイオケア社」と「ストローマン社」の製品を採用しています。

高品質な製品を使用することで、長期間にわたってインプラントを維持することが可能となり、手術後の不具合を回避することも期待できます。

クリニックの専門知識と優れたメーカーのインプラントを組み合わせることで、安心かつ成功率の高い治療を提供しています。

先進の歯科用CTを使用して診断

インプラント治療には治療前に患者様の状態を的確に診断することが大切です。

赤坂さくら歯科クリニックでは、先進の歯科用CTを導入しています。

こちらのCTでは、従来のレントゲンでは分からなかった顎の骨の構造や神経の位置を正確に把握できます。

そのため、インプラントを埋め込む最適な位置を診断することが可能となり、インプラント埋入の失敗を防ぐことができるのです。

骨の再生治療・骨造成に対応

インプラント治療の際、骨が痩せていたり骨が薄い場合は手術ができないことがあります。

赤坂さくら歯科クリニックでは、このような状態でも骨再生治療や骨造成を行うことで、インプラント治療を実施することが可能です。

他のクリニックで治療が難しいと判断された方でも、当院では適切な治療方法を検討し、治療が可能なケースがありますので、お気軽にご相談ください。

丁寧なカウンセリングと治療内容の説明

赤坂さくら歯科クリニックでは、治療を開始する前に、患者様の不安や希望を十分にお伺いする時間を大切にしています

患者様の立場に立ち、そのニーズや希望に敏感に耳を傾け、治療に関する質問や疑念に丁寧にお答えしていきます。

また、治療の内容やプロセスを分かりやすく簡潔な言葉で詳細に説明いたします。

これにより、患者様が治療の進行や手順を理解し、納得した状態で治療を受けることができます。

定期的なメンテナンス

赤坂さくら歯科クリニックでは、インプラント治療が完了した後も、患者様の口腔健康を維持するために3〜6ヶ月ごとに定期的なメンテナンスを実施しています。

この定期メンテナンスでは、インプラントを含む口腔内の健康状態を確認し、かみ合わせや歯ぐきの状態を丁寧にチェック、歯周病やインプラント周囲炎のリスクを低減するためのクリーニングも行います。

これにより、早期に異常を発見し、適切なケアを行うことができるため、インプラントを長く保つことが可能となるのです。

インプラントの失敗が不安な方は赤坂さくら歯科クリニックへ

インプラントの失敗は、手術を行う医師の技術、クリニックの設備、そして術後のメンテナンスの質によって引き起こされることがほとんどです。

そのため、失敗を未然に防ぐためには、適切なクリニックを選ぶことが重要です。

赤坂さくら歯科クリニックは、最新の設備を備えた施設と、豊富な経験を持つ医師による治療によって、失敗のリスクを最小限に抑える取り組みをしています。

インプラントの失敗に不安を感じている方は、ぜひ赤坂さくら歯科クリニックへご相談ください。ご来院をお待ちしております。

監修医師:土黒 さくら
略 歴
2014年 鹿児島大学歯学部 卒業
2014年 東京医科歯科大学 臨床研修歯科医
2015年 大型医療法人グループ歯科医院 勤務
2016年 大型医療法人グループ歯科医院 分院長就任
2018年 港区赤坂の歯科医院 勤務
2020年 赤坂さくら歯科クリニック 開院
2023年 医療法人社団桜麗会設立 理事長就任
所属学会等
・日本口腔インプラント学会
・日本歯周病学会
・東京SJCD歯科スタディーグループ
・インビザライン 認定ドクター
・日本顕微鏡歯科学会

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