赤坂の歯医者 赤坂さくら歯科クリニック

医師監修コラム

歯髄再生治療の成功率は?成功率を上げるポイントを4つ解説

歯髄再生治療を受けたくても、確実に成功するのかが心配です。

費用が高額のため、失敗することを心配されている方も多いでしょう。

この記事では歯髄再生治療の成功率に関する内容をお伝えします。

歯髄再生治療の失敗が心配な方、成功率を上げたい方は最後まで読んでみてください。

歯髄再生治療とは?


歯髄再生治療は取った歯の神経(歯髄)を再生する施術です。

不要になった歯から培養した歯髄幹細胞を移植することで神経が伸び、歯髄の再生が促されます。

ほかにも以下のような効果が期待できます。

・神経を抜いて治療するよりも歯が長持ちする

・神経が死んだことによって変色した歯の色が白くなる

・治療を行った歯の虫歯の再発を防ぐ

・冷たい熱いなどの歯の感覚が戻る

自身の歯を健康に長く使用したいなら、歯髄再生治療がおすすめです。

こちらでも解説しています。

併せてご覧ください。

歯髄再生治療の成功率

歯髄再生治療の成功率は高いとされていますが、正確な割合は不明です。

2020年8月から始まった新しい治療法でデータが足りないためです。

しかし、受けた後にトラブルやその他の悪いことがあったという報告はありません。

そのため歯髄再生治療の成功率は高いとされています。

歯髄再生の成功率が低く歯髄再生治療が難しい歯

歯髄再生治療の成功率は、歯の状態や歯髄幹細胞の質によって異なります。

歯の状態が悪く培養が成功しなかったり、培養した歯髄幹細胞の質が悪く神経の再生に支障がでたりする可能性があるからです。

以下のような歯の場合、歯髄再生治療が難しい可能性があります。

・歯の根っこの部分が割れている歯

・根尖切除術(病気を根っこごと取り除く)を行った歯

・ヘミセクション(歯の半分にカットして残った方を支えに使用する)を行っている歯

・虫歯や感染がひどい・膿袋ができている歯

歯髄再生治療を成功させるためには、事前にしっかりと歯の状態をチェックしてもらうことが大切です。

歯髄再生治療の成功率を上げる方法4つ

歯髄再生治療は成功率が高いです。

しかし、施術を受けるタイミングやケアの方法によって、歯髄の再生がスムーズに行かない可能性もあります。

以下の点に注意してください。

・できるだけ若いうちに施術を受ける

・虫歯ケアをしっかりと行う

・定期検診を受ける

・硬い食べ物や粘着性の食べ物を控える

歯髄再生治療の成功率を上げる方法を4つ解説します。

若いうちに施術を受ける

歯髄再生治療の成功率を上げたいなら、若いうちに施術を受けましょう。

年齢が若い方が分化する力が強く、培養の成功率は高いです。

分化とは特定の役割を持つ細胞に変化することです。

歯髄再生治療は7〜69歳まで受けられます。

しかし、なるべく若いうちに治療するのがおすすめです。

虫歯ケアをしっかりと行う

虫歯をしないようにケアをしっかりと行うことも大切です。

歯髄幹細胞移植後に虫歯を作ると再度神経を取ることになる可能性があります。

いつもの歯磨きのほかにデンタルフロスなども使用しましょう。

歯の表面や裏側、奥側や歯と歯の間など、隅から隅まで歯磨きをして虫歯にならないように注意してください。

定期的に診てもらう

歯髄再生治療を受けた後は定期的に診てもらう必要があります。

歯髄幹細胞の移植後に神経や周辺組織が再生するまで6カ月〜1年かかります。

その間に神経の反応がなくなるなどの問題が発生する可能性が0ではないからです。

定期的に診てもらうことでトラブルがあってもすぐに対処をしてもらえます。

歯髄再生治療で成功率を上げたいなら、定期的に歯の状態を診てもらいましょう。

硬い食べ物や粘着性の食べ物を避ける

歯髄再生治療後は、硬い食べ物や粘着性のある食べ物を控えましょう。

歯髄幹細胞を移植後は仮歯を入れます。

しっかりと入れますが、食べ物によっては以下のようなトラブルを引き起こす可能性があるのです。

・ガムやキャラメルなどの粘着性の食べ物で剥がれる

・するめやおせんべい、堅パンなどの硬い食べ物で仮歯が割れる

仮歯が割れると雑菌が入ってトラブルを引き起こしたり、隙間に食べ物が詰まって虫歯になったりします。

余計な治療を行うことになるため、歯髄再生治療を成功させたいなら硬い食べ物や粘着性のある食べ物を控えましょう

歯髄再生治療でよくある質問

歯髄再生治療でよくある質問です。

疑問や不安がある方は確認してみましょう。

抜いた神経は歯髄再生治療をしないと回復(自然に再生)しないの?

抜いた歯髄の神経は基本的に自然に再生することはありません。

神経をよみがえらせるには歯髄再生治療を行う必要があります

培養できない場合もあるの?

あります。

抜いた歯が以下のような場合、培養できません。

・歯の状態が良くない

・抜歯する際に分割して歯を抜き、神経細胞が傷ついた

培養が出来なかった場合、返金制度があります。

制度や手続き方法などについて詳しく知りたい方は、クリニックに確認してください。

歯髄再生治療で失敗しないためのクリニックの選び方は?

信頼ができるクリニックを選ぶことが大切です。

クリニックによっては費用を抑えるために検査をしなかったり、カウンセリングを短時間しか行わなかったりします。

以下の点を確認することが大切です。

・カウンセリングはきちんとしているか(質問にしっかりと答える、デメリットも教えてくれる、説明が納得できる)

・精密検査をしてくれるか

・院内の感染症対策がしっかりとしているか

しっかりと確認して納得ができてから申し込みをしてください。

歯髄再生治療を行うなら赤坂さくら歯科クリニックへ


歯髄再生治療は成功率が高いと言われています。

しかし歯の状態や培養した歯髄幹細胞の質、タイミングやケアの方法によっては難しい場合もあります。

歯髄再生治療を受けたいなら、赤坂さくら歯科クリニックに相談してください。

赤坂さくら歯科クリニックには歯髄再生治療で有名な医師が在籍しています。

また、歯髄再生治療専用のカウンセリングルームや治療室も完備しています。

歯髄再生治療に最適な環境がそろっているため、安心して治療を受けられますよ。

監修医師:土黒 さくら
略 歴
2014年 鹿児島大学歯学部 卒業
2014年 東京医科歯科大学 臨床研修歯科医
2015年 大型医療法人グループ歯科医院 勤務
2016年 大型医療法人グループ歯科医院 分院長就任
2018年 港区赤坂の歯科医院 勤務
2020年 赤坂さくら歯科クリニック 開院
2023年 医療法人社団桜麗会設立 理事長就任
所属学会等
・日本口腔インプラント学会
・日本歯周病学会
・東京SJCD歯科スタディーグループ
・インビザライン 認定ドクター
・日本顕微鏡歯科学会

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カテゴリ:医師監修コラム, 歯髄再生治療に関するコラム