インビザライン歯科矯正後の保定期間では、歯の後戻りを防ぐために「リテーナー」という保定装置を装着します。
保定期間の目安は2〜3年で、1日の装着時間は20時間以上です。歯が安定してくると保定期間中のリテーナー装着時間が短くなり、夜だけの装着でも大丈夫になります。
最終的には装着が不要になるため、一生リテーナーを装着するのか心配する必要はありません。
ただし、保定期間は歯の状態によって異なるため、リテーナーをいつまで装着するのかは医師に確認しましょう。
本記事では、インビザラインの保定期間や、リテーナーの種類や費用などについて解説しています。
インビザライン歯科矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
東京で後戻りのないインビザライン治療を希望している方には、歯列矯正のエキスパートが在籍する赤坂さくら歯科クリニックがおすすめです。
豊富な知識と経験をもとに、一人ひとりに最適な治療プランを提案させていただきますし、他院で断られた症例でも矯正治療を行えます。
初回カウンセリングは無料のため、ぜひ気軽にご相談ください。
目次
インビザライン歯科矯正後の後戻りを防ぐには保定期間の過ごし方が大切
インビザライン歯科矯正後は後戻りのリスクがあるため、保定期間の過ごし方に注意しましょう。
インビザライン歯科矯正とはマウスピース型の矯正方法で、矯正中の見た目が目立たない上に、マウスピースを取り外しできる点が特長です。
従来のワイヤー型歯科矯正よりもメリットが多く感じますが、インビザライン歯科矯正は症状が軽度の場合のみ適用となります。
インビザライン歯科矯正後に歯が後戻りする原因は、保定期間をないがしろにするからです。
保定期間とは、矯正後の歯が以前の歯並びに戻ることを防ぐために、リテーナーという保定装置を装着する期間を指します。
リテーナーの装着を怠ると、せっかく動かした歯が元に戻ってしまうため注意が必要です。
インビザライン歯科矯正後に後悔しないためにも、医師から指定された保定期間をきちんと守り、理想の歯並びを定着させましょう。
保定期間やリテーナーについて詳しく知りたい方は、次の動画もご覧ください。
インビザライン歯科矯正後の後戻りを防ぐリテーナー(保定装置)とは
インビザライン歯科矯正後の後戻りを防ぐリテーナー(保定装置)とは、矯正で整えた歯並びを定着させるためのものです。
リテーナーにはさまざまな種類がありますが、インビザラインの純正リテーナーとして「ビベラ・リテーナー」が提供されています。
ビベラ・リテーナーは上下1セットで、破れたり、汚れが気になった際に1セットから発注が可能です。
ビベラ・リテーナーの作り方には、矯正が完了した歯の型を取る方法と、3Dスキャンデータをもとに作る方法があります。
ほかの固定式リテーナーと組み合わせての使用も可能なため、よりしっかりと保定したい方は検討してみてください。
保定期間中は、医師の指示通りにリテーナーを装置することが大切です。
装着期間や時間をきちんと守らないと、歯が元の位置に戻ってしまいます。歯の位置が変わるとリテーナーが合わなくなり、痛みが生じる場合がある点に注意が必要です。
リテーナーが合わなくなってしまったら、リテーナーを作り直すか、矯正治療を再度行います。
いずれも追加で費用が発生するため、せっかくの歯科矯正を無駄にしないためにも、リテーナーをきちんと装着しましょう。
主なリテーナーの種類
ビベラ・リテーナー以外の主なリテーナーは、次のとおりです。
リテーナー | 装着方法 | 特徴 |
---|---|---|
ベッグリテーナー | 取り外し式 | ・表側が金属のワイヤー、裏側がプラスチックのリテーナー ・ワイヤーが全体にかかる |
ホーレーリテーナー | 取り外し式 | ・表側が金属のワイヤー、裏側がプラスチックのリテーナー ・ワイヤーは前歯部分のみ |
QCMリテーナー | 取り外し式 | ・一部ワイヤーを使用しているが、ほかは透明 ・比較的目立ちにくい |
クリアリテーナー | 取り外し式 | ・透明なプラスチックのマウスピース型リテーナー |
リンガルリテーナー | 固定式 | ・ワイヤーを歯の裏側に装着する |
目立ちにくいリテーナーもあるため、自身の希望や予算に合うものを選びましょう。
赤坂さくら歯科のリテーナーを使った症例
当院でのインビザライン矯正後のリテーナー装着症例を紹介します。
こちらの症例では、ワイヤーを使用した固定タイプのリンガルリテーナーを取り付けました。
装着箇所を拡大してみた画像がこちらです。
リテーナーは、矯正治療で整えた歯列を保持し、後戻りを防ぐために欠かせないものです。
この症例では、きれいに整った歯列が見られ、リテーナーも歯の裏側に固定されているため、装着していることがほとんど目立ちません。
インビザライン治療後の安定した結果を維持するためには、このようなリテーナーの使用が重要です。
インビザラインの純正リテーナー「ビベラ・リテーナー」の特徴
インビザラインの純正リテーナー「ビベラ・リテーナー」には、次のような特徴があります。
- マウスピース型で自由に取り外し可能
- 料金が比較的リーズナブル
- ホームホワイトニングも可能
ビベラ・リテーナーとほかのリテーナーの違いは、歯磨きのしやすさとリテーナーの清掃のしやすさです。
固定式のリテーナーは歯磨きが難しい点がデメリットですが、取り外し可能なビベラ・リテーナーなら口内とリテーナーを清潔に保てます。
一般的なワイヤータイプのリテーナーとは異なり、奥歯までしっかりと保定できる点もビベラ・リテーナーの特徴です。
矯正後の歯をしっかりと保定したい方は、ビベラ・リテーナーを検討してみましょう。
ビベラ・リテーナーの特徴について、詳しく解説します。
マウスピース型で自由に取り外し可能
ビベラ・リテーナーの特徴は、マウスピース型で自由に取り外せることです。
固定式のリテーナーはフロスの使用制限がある上に歯に歯垢が蓄積しやすく、適切なケアをしないと虫歯や歯周病になる危険性があります。
虫歯や歯周病のリスクが心配な方や、口腔ケアがしやすいリテーナーを希望する方には、ビベラ・リテーナーがおすすめです。
料金が比較的リーズナブル
料金が比較的リーズナブルな点も、ビベラ・リテーナーの良い点だと言えます。
一般的には3枚1セットになっており、3枚セットの料金相場は4〜6万円ほどです。
ビベラ・リテーナーは人によりますが3〜6ヶ月ごとに新しいものに交換するため、事前にクリニックで総額を確認しておきましょう。
ホームホワイトニングも可能
自宅でホワイトニングを行う際のトレーとしても使用できる点も、ビベラ・リテーナーの特徴です。
ホームホワイトニングでは、薬剤を入れたマウスピースを装着して歯を白くします。
ビベラ・リテーナーを作っておけば、ホワイトニング用のマウスピースを作る必要はありません。
歯科矯正後にホワイトニングも行いたい方は、ビベラ・リテーナーでの保定を検討してみましょう。
なお、ビベラ・リテーナーは高い強度を誇るため、歯ぎしりから歯を守ることも可能です。
インビザライン治療後の保定期間、リテーナーはいつまで装着すべき?
インビザライン治療後のリテーナーによる保定期間は、矯正治療で歯を動かした期間と同じになるケースが一般的です。
しかし、歯の状態によっては、矯正治療の期間より保定期間が長くなる場合もあります。
保定期間の目安は2〜3年ですが、実際の保定期間は医師の判断により決まるため、指示された期間はリテーナーをきちんと装着しましょう。
保定期間中は、歯の状態確認やリテーナーのメンテナンスが必要です。
3〜6か月に1回ほどのペースで通院し、歯がきちんと保定されているか確認してもらいましょう。
通院回数は保定具合により減っていくため、最終的には6か月に1回ほどの通院になります。
保定期間中、リテーナーは1日20時間以上装着すべき
保定期間中は、リテーナーを1日20時間以上装着しましょう。
インビザライン矯正直後は歯が安定しておらず、とくに後戻りしやすいからです。
しかし、医師の判断によりリテーナーの装着時間は徐々に短くなり、最終的には装着が不要になります。
一生リテーナーを装着し続ける必要はないため、ご安心ください。
保定期間中、リテーナーは夜だけの装着でも大丈夫?
医師の指示に従いリテーナーの装着を続けていれば、いずれ夜だけの装着でも大丈夫になります。
インビザライン矯正直後にきちんと1日20時間以上装着していれば、次第に歯が安定してくるため、医師の指示を守ってリテーナーを装着しましょう。
注意点として、自己判断でリテーナーの装着時間を短くしてはいけません。
医師の指示に従わない場合、せっかく歯科矯正で動かした歯が元に戻ってしまいます。
インビザライン治療後の保定期間にかかる費用目安
インビザライン矯正後の保定期間にかかる費用の目安は、リテーナー代が3〜6万円ほどです。上記に加え、年に数回の通院費用がかかります。
ただし、リテーナーの種類やクリニックによりリテーナー代は異なるため、一概には言えません。クリニックによっては、インビザライン矯正の治療費にリテーナー代が含まれる場合もあります。
インビザライン矯正治療を受ける際は、事前に料金の詳細を確認しておきましょう。
なお、赤坂さくら歯科クリニックは治療費にリテーナー代を含んでいないため、リテーナー代が上下3セットで55,000円(税込)かかります。
リテーナーの作り直しにかかる費用
リテーナーが破損してしまい新しく作り直す際にかかる費用は、リテーナーの種類やクリニックにより異なるため、事前に確認しておきましょう。
微細なヒビが入った場合や端がわずかに欠けた程度であれば、そのまま使用しても問題ないケースが多い傾向にあります。
リテーナーの機能が低下するほどの大きな破損が生じた場合は、歯の位置が変わってしまうリスクが高く、新しくリテーナーを作成しないといけません。
作り直しになるかそのまま使用するかは医師の判断によるため、リテーナーにヒビや欠けが生じたら速やかにクリニックを受診しましょう。
後戻りのないインビザライン歯科矯正を受けるなら赤坂さくら歯科クリニックへ
後戻りのないインビザライン歯科矯正を希望する方には、赤坂さくら歯科クリニックがおすすめです。当院のインビザライン歯科矯正には、次のような特徴があります。
- 他院で断られた症例でも矯正治療が行える
- 精密な治療計画を提示できる
- 知識と経験が豊富な医師が在籍する
歯列矯正のエキスパートである認定医が在籍しており、一人ひとりに最適な治療プランを提案できる点が、赤坂さくら歯科クリニックの強みです。
赤坂さくら歯科クリニックのインビザライン歯科矯正の特徴について、詳しく解説します。
他院で断られた症例でも矯正治療が行える
赤坂さくら歯科クリニックでは、他院では断られた症例でも矯正治療を行えます。
院長は審美歯科のエキスパートで、矯正歯科とセラミックの混合治療が可能だからです。
極力歯を削らない・抜かない方法を提案させていただくため、歯を抜かない矯正を希望する方は、ぜひ一度ご相談ください。
精密な治療計画を提示できる
赤坂さくら歯科クリニックでは、審美歯科と矯正歯科の医師のタッグにより精密な治療計画を提示できます。
マウスピースの型取りでは「iTero」という3Dスキャナーを使用しており、患者様に負担をかけずに正確な歯型を採取可能です。
粘土のようなものを口の中に入れる従来の方法が苦手な方でも、安心して型取りを行えます。
iTeroを使用することで、より精度の高い治療が可能になったため、成功率の高いインビザライン歯科矯正を希望する方はぜひ一度ご相談ください。
知識と経験が豊富な医師が在籍する
赤坂さくら歯科クリニックには知識と経験が豊富な医師が在籍しており、安心してインビザライン歯科矯正治療を受けていただけます。
在籍医師は歯科衛生のエキスパートのため、一人ひとりに最適な治療方法を提案可能です。歯並びに関するお悩みや治療への不安など、納得いくまでご相談ください。
初回相談は無料のため、他院と比較して決めたい方も気軽にカウンセリングを受けていただけます。
まとめ
インビザライン歯科矯正後の保定期間では、矯正後の歯が以前の歯並びに戻ることを防ぐために、リテーナーという保定装置を装着します。
保定期間の目安は2〜3年で、1日の装着時間は20時間以上です。
しかし、医師の判断によりリテーナーの装着時間は徐々に短くなり、最終的には装着が不要になるためご安心ください。
東京で後戻りのないインビザライン治療を希望している方には、歯列矯正のエキスパートである認定医が在籍する赤坂さくら歯科クリニックがおすすめです。
豊富な知識と経験をもとに、一人ひとりに最適な治療プランを提案させていただきます。
クリニックは東京メトロ千代田線「赤坂駅」より徒歩30秒で、通いやすさも申し分ありません。
初回カウンセリングは無料のため、インビザライン歯科矯正を検討している方はぜひ気軽にご相談ください。
より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。