歯髄再生治療について
- 自分の歯を長く健康に保ちたい方へ
- 歯の神経を取ってしまった方へ
神経を取ることになりそうな方へ
虫歯の進行により炎症が神経まで達してしまった。
事故や怪我の衝撃で歯の神経が死んでしまった。
これまでの歯科医療では、
歯の神経を抜くや抜歯して人工的な歯を取り付けるが最終手段でした。
こういった疑問や願いがあっても、
本当に神経を抜くしかないのでしょうか?
当院では、
神経を抜かずに自分の歯の神経を再生させる
歯髄再生治療で、
患者さまの口腔問題を解決します。
歯髄再生治療とは?
歯髄再生治療とは、再生医療を活用した最新の歯科治療です。
歯髄とは歯の深い部位にある神経組織のことで、歯髄まで深く進行した虫歯や事故で傷つき、死んでしまった歯髄は抜いて人工物を詰めるのが一般的に行われている歯髄の治療です。
歯髄(歯の神経)を抜いてしまうと、口腔の機能面、健康面、美容面でさまざまな影響があります。
そこで有効なのが「歯髄再生治療」です。
親知らずや乳歯などの不要であったり重要性の低い歯の歯髄から、再生力をもつ細胞である歯髄幹細胞を取り出し、治療したい歯に移植することで歯髄や周辺組織を蘇らせます。
第1話「歯髄再生治療編」
赤坂さくら歯科クリニックで
歯髄再生を
受けたほうがよい理由
-
01
東京で歯髄再生治療を行う5つの歯科医院のうちのひとつ
歯髄再生治療は最先端の歯科治療であるため、対応している歯科医院は多くありません。
当院は、再生医療等安全性確保法を遵守する第2種再生医療等提供医療機関として歯科再生医療協会で紹介されており、東京で歯髄再生を実施しているのは5つの歯科医院のみです。 -
02
歯髄再生治療専用の施設を完備
無菌化で薬品を取扱い、繊細な歯髄治療をするためのクリーンベンチ(無菌下で処置を行うもの)などの専用の治療器具を設置する治療室を完備しています。もちろん治療中もラバーダム防湿を行い、完全個室で質の高い治療を快適な空間で受けていただけます。
-
03
失敗事例がない
2024年11月現在、歯髄再生での失敗事例はありません。
なお、万が一もし初回で歯髄幹細胞を移植し再生に至らなかった場合、再度の移植1回分の費用は無償で対応させていただきます。
これはすべて、技術に対する自信です。 -
04
赤坂駅徒歩0分で通いやすい歯科医院
歯髄再生治療では、歯髄の移植後も数ヶ月に1回の通院で歯の状態を確認していきます。当院は赤坂駅から徒歩0分の場所にあり、赤坂見附駅や溜池山王駅からも近くアクセスの良い立地です。遠方から歯髄再生治療をお受けに来院される方も多くいらっしゃいます。
-
05
完全予約制でカウンセリングから治療まで患者様お一人おひとりの治療をプランニング
当院は一日の診療人数を4名にしぼり、完全予約制で治療を行っています。
毎診療ごとに画像や動画を用いて、十分な時間をかけてカウンセリングや治療説明を行っています。 -
06
各分野の専門医が在籍
口腔外科の認定医が在籍しているため、親知らずの抜歯の時に埋伏している親知らずも歯髄を傷つけずに抜歯できます。
また、日本矯正歯科学会の認定医も在籍しているため、矯正の便宜抜歯を歯髄再生に利用し、そのまま認定医による矯正治療も受けることが可能です。
万が一もし患歯を残せなかった場合、インプラントの指導医も在籍しているため、インプラント手術も安心して受けることができます。
歯髄再生治療の指導・監修医
田中 宏幸
略歴
1972年 | 岐阜県大垣市生まれ |
---|---|
1998年 | 日本大学松戸歯学部卒業 |
2006年 | さつきデンタルクリニック開院 |
2022年 | 朝日大学非常勤講師 |
2023年 | 名古屋RD歯科クリニック開院 |
現在至る
所属学会等
- 日本再生医療学会
- 日本インプラント学会
- 日本小児歯科学会
- 日本口臭学会
- iaaid
- 日本臨床歯科CAD/CAM学会
- 日本顕微鏡歯科学会
- 床矯正研究会
- MAC(Minagawa Academy Club)
- 直立歯科医学研究会
- 点滴療法研究会
カウンセリングを受けませんか?
当院には歯髄再生・根管治療の
エキスパートであるドクターが在籍しています。
カウンセリングにて丁寧にお悩みをお伺いし、
先進の機器による的確な診査・診断のもと、
患者さま一人ひとりにぴったりの治療プランを
ご提案させていただいております。
※歯髄再生治療に関しての、2回目以降のカウンセリングは
30分5,000円+税がかかります。
歯髄再生治療に
向いている人・向いていない人
歯髄再生治療は、
・神経まで達するほどの深い虫歯
・事故や怪我で神経が死んでしまった歯
・すでに神経を抜いた歯の治療
に向いています。
他院では抜歯しか選択肢がないような歯の状態にこそ、歯髄再生治療が有効な治療になります。
一方で、大きすぎる穿孔があったり大きく破折している歯牙は歯髄再生治療が難しいケースもあります。親知らずや乳歯などの健康な不用歯から歯髄幹細胞を取り出すため、不用歯が1本もない人も歯髄再生治療の適応になりません。
歯髄再生治療の
メリット・デメリット
歯髄再生のメリット
-
- merit1
自分の歯を長く健康に保つ
神経組織である歯髄には血管があり、ミネラルやカルシウムなどの栄養と水分を運搬する役割があります。歯髄を抜く治療をしてしまうとその歯には栄養が届かなくなるため、折れやすく脆い歯となってしまいますが、歯髄を再生することで歯を長持ちさせることができます。
- merit1
-
- merit3
2次カリエスを防ぐ
2次カリエスとは虫歯を治療した歯が、再度虫歯になることです。
神経を抜いてしまうと痛みを感じないため、炎症や虫歯の兆候に気づきにくくなります。歯髄再生治療を選択することで、2次カリエスのリスクを低減させます。
- merit3
-
- merit3
全身の健康につながる
神経を残すことで、健康な歯を長持ちさせることができます。しっかりと噛んで食べることで、栄養摂取はもちろん、咀嚼する行為が脳の刺激となりアルツハイマー病の発症リスクを抑えたり、唾液分泌を促して歯周病や虫歯のリスクを下げることができるので、全身の健康につながります。
- merit3
-
- merit4
全身疾患への応用も期待できる
採取した歯髄幹細胞は、歯髄バンクでの長期保存が可能です。現在、再生医療の研究が進められており、アルツハイマー病、脳梗塞、心筋梗塞、白血病などの治療としても期待ができます。
- merit4
歯髄再生のデメリット
-
- demerit1
治療にかかる期間が長い
歯髄幹細胞の移植をしたあとは、3ヶ月〜1年間ほど経過観察をしていく必要があります。定期的に通院するため、お住まいの地域から通いやすい歯科医院を選び、治療計画の段階で通院の回数や治療期間の目安を確認しましょう。
- demerit1
-
- demerit2
治療費用が高額になる
歯髄再生治療は自由診療であるため費用相場は高額です。
歯髄再生治療は特別な資格を取得した歯科医師にしか行えない治療で、歯髄バンクへ保管するための採取保管料だけでも30万円かかります。
しかし本来取るしかなかった神経を再生する画期的な治療方法で、機能面でも審美面でも歯の健康に大きく貢献するため、高額な治療費をかけるメリットのある治療です。
なお、赤坂さくら歯科クリニックではデンタルローン(医療ローン)が使えるので高額であっても分割が可能です。
- demerit2
歯髄再生治療の流れ
-
- 01
カウンセリング(完全予約制)
まずはお気軽にご相談ください。当院には、歯髄再生・根管治療のエキスパートである歯科医師が在籍しています。ご不明点がございましたら、遠慮なくお尋ねください。
- 01
-
- 02
検査・歯科ドック
採血・尿検査を受けていただき、歯髄再生治療が可能かどうかを判断します。歯髄再生治療をお受けいただく患者様には、通常66,000円(税込)の歯科ドック検診を無料でご提供させていただいております。
歯科ドックについてはこちら
- 02
-
- 03
ご同意
先進の機器による的確な診査・診断のもと、お悩みの解決に向けた治療計画をご提案いたします。内容にご同意いただけましたら治療を開始します。
- 03
-
- 04
不用歯の抜歯・歯髄幹細胞の採取と培養
親知らずなどの不用歯を抜歯します。抜歯した歯から歯髄幹細胞を採取して培養します。
歯髄幹細胞の培養・保管は、アエラスバイオ株式会社と提携しています。アエラスバイオ株式会社は2020年に世界で初めて歯髄再生治療を実用化し、徹底した管理が行われる施設で長期冷凍保存が可能な歯髄バンクの運用もしています。
- 04
-
- 05
歯髄幹細胞の移植
治療対象となる歯の根管内(神経が入っていた管)を洗浄、無菌化したのち、培養した歯髄幹細胞を移植します。他院で根管治療が実施されている歯であっても、当院で再度洗浄、無菌化を行います。
- 05
-
- 06
経過観察(約3ヶ月~1年)
歯髄が再生し、歯に生活反応がでたことを確認しながら経過観察をします。万が一、違和感や困りごとが生じたときには、いつでもご連絡ください。
- 06
-
- 07
被せ物・詰め物の取り付け、治療終了
歯髄組織の十分な増殖が確認されれば、被せ物や詰め物を取り付けて治療が終了します。
3〜6ヶ月に一度の定期検診とメンテナンスで、口腔内全体のチェックを行うアフターフォローを実施しています。
- 07
あなたの歯の未来を守るための「歯髄幹細胞」の保管
歯髄再生治療に用いられる歯髄幹細胞は「アエラスバイオ歯髄幹細胞バンク」にて保管することができます。再生治療は近年盛んに研究されている分野であり、保管した歯髄幹細胞は将来的な歯髄再生治療のみならず、アルツハイマー病、脳血管障害、脳梗塞、心筋梗塞、白血病、悪性腫瘍(がん)、再生不良性貧血、脊髄損傷などの治療においての応用が期待されています。将来的なご自身のお口の健康を、あるいは大切な人の身体の健康を守るためのサービスです。ご興味がございましたら、一度お気軽にご相談ください。
歯髄再生治療の費用
前歯 | 660,000円(税込) |
---|---|
小臼歯 | 880,000円(税込) |
大臼歯 | 990,000円(税込) |
象牙質再生 | 165,000円(税込) |
2回目以降のカウンセリング | 30分 5,500円(税込) |
※歯髄再生の患者様には歯科ドック検診(66000円)を無料で行わせて頂いております。
※各種検査費用、かぶせ物費用が追加で必要となります。
「根管治療費」(歯髄再生治療の根管治療費は前歯・小臼歯165,000円、大臼歯220,000円)
当院ではまだ失敗例はございませんが、もし初回で歯髄幹細胞を移植し再生に至らなかった場合の再度の移植1回の費用も金額に含まれております。
以下の費用が追加で
必要となります
- ■ 各種検査費用
- ■ かぶせ物費用
歯髄再生についてのQ&A
- 費用はどの程度になりますか?
- 歯髄再生治療は奥歯990,000円、根管治療220,000円、象牙質再生165,000円になります。なお、前歯は660,000円、小臼歯は880,000円となります。なお、奥歯の根管の数により、培養増殖しなければならない歯髄幹細胞の数が違うため、料金も異なっております。
- 神経の再生が失敗した場合は返金されますか?
- 神経の再生が失敗した場合、1回のみリトライが含まれております。返金は行っておりません。
- 一回目で失敗しても料金は追加で発生せず、ニ回目を受けられるのでしょうか?
- はい、2回目も無償となります。
- 歯髄再生治療で保険は効きますか?
- 現在、歯髄再生治療は一般的に保険適用外の治療法です。
- 医療控除は使えますか?
- 医療費控除は使用されている方が多いイメージですが念のために税理士の先生にご相談されることをおすすめしています。
- 費用の支払いは、現金を分割してお支払いする事は可能でしょうか?また手数料がかからない分割払いはありませんか?
- 分割に関してはデンタルローンとカード支払いの後に分割を選ぶ方法がございますが手数料が発生いたします。デンタルローンの審査が通らなかった方のみ院内分割のご相談になることがございます。
- 歯髄幹細胞を培養しても増殖しなかった場合、費用は返金されるのでしょうか?
- 培養して増殖しなかった場合、アエラスバイオ社から返金がございます。
- 治療は痛いですか?
- 通常、局所麻酔を使用するため、治療中は痛みなく進めていくことができます。
- ラバーダムはしてもらえますか?
- はい、行います。ラバーダムの使用は根管治療で必須で、感染予防や治療の精度向上のため使用されます。
- マイクロスコープは使用してもらえますか?
- はい。必ず使用します。
- 根管治療を開始して歯髄再生ができないと判断されることはありますか
- はい、その可能性はあります。治療の過程で歯の状態を詳しく確認し、歯の損傷がひどい場合など、歯髄再生が適切でないと判断された場合、通常の根管治療に切り替わることがあります。
- 何日に1回のペースの通院になりますか?
- 大体2週間〜1ヶ月に1回の頻度で根管治療を行い、根管内の無菌化の後、歯髄移植を行い、その後は1〜3ヶ月に1回経過を見る形になります。
- 親知らずが1本神経まで虫歯が達している可能性があると言われましたが、使えるかはアエラスバイオに送ってから判明するのですか?
- 親知らずが使用できるかはアエラスバイオに送って判明いたします。もし使用できないと判明した場合、アエラスバイオに支払った金額は返金されます。
- 歯髄再生治療を受けた患者の何人中何人が成功しているのでしょうか?
- 歯髄再生治療は、業界全体の成功率が90%程度と報告されていますが、当クリニックでは今のところこれまでの症例において失敗例はございません。
- 他のクリニックで矯正も考えていますが、その場合は矯正が終わってから再生治療に取り組んだ方がいいですか?
- 矯正後に再生治療、矯正中に並行して再生治療を行われる方もいらっしゃいます。
- 1本の抜いた歯から何本分再生できますか?
- 2〜5本とも言われていますが歯髄の状態や年齢によっても変わってくるため培養して結果がわかります。
- 象牙質再生のみは行うことができますか?
- 象牙質再生は歯髄幹細胞と一緒に移植することで象牙質の再生を行います。象牙質再生のみは行うことができません。
- 仮歯をせず、自分の外の歯を残して歯髄を再生する事は可能でしょうか?
- 仮歯が必要かどうか、ご自分の歯牙を残したまま再生することができるかどうかはお口の中の状況次第ですが、残っている歯牙が多い場合残したまま再生する場合もございます。
- 他院で抜歯適応と言われました。歯髄再生可能でしょうか?
- 歯髄再生の可能性は、歯の状態に大きく依存します。また抜歯の診断を行う歯科医師によっても判断基準が異なりますので、セカンドオピニオンを受けられることで別の治療オプションが見つかる可能性もありますので、お気軽にご相談ください。
- 他院で歯が割れていると言われました。歯髄再生可能でしょうか?
- 軽度の亀裂であれば、歯髄再生の可能性はありますが、大きな破折の場合は難しい場合があります。一度、ご相談にご来院ください。
- 根尖病巣が大きいと言われています。歯髄再生可能でしょうか
- 根尖病巣の大きさと歯牙の状態によって判断されます。大きな根尖病巣がある場合でも根管治療を行い、根尖病巣が縮小傾向になった際に歯髄再生が可能になる場合がございます。
- 歯髄再生治療とは別ので、採血や歯科ドックなど追加の料金はいくらくらいかかりますか?
- 歯科ドックは歯髄再生を受けられる方は料金に含まれております。これは歯髄を取ることになった原因をしっかり把握することができるためです。
- 歯科ドックは必ず受けなければならないのでしょうか?
- 歯科ドックは受けられることをお勧めしていますが遠方の方など通院が難しい方は相談の上治療方針の変更も行なっております。
- 治療中、他の虫歯の治療もしてもらえますか?
- 歯髄再生治療の通院時にその他の歯牙の治療や歯周病治療・インプラント治療を受けられる方もいらっしゃいます。
- 採血などの検査を受ける医療機関はクリニックの近くあるのでしょうか?
- 採血は基本的に抜歯前に必要となり、クリニックの近くの医療機関をご紹介することも可能です。