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差し歯とインプラントの違いとは?それぞれの違いを比較して解説

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差し歯とインプラントの違いとは?それぞれの違いを比較して解説

人工の歯を取り付ける治療法として、「差し歯」と「インプラント」が存在します。

これらの治療法はしばしば混同されることがありますが、実際には差し歯とインプラントは全く異なる治療法であり、それぞれに独自の違いが存在します。

この記事では、差し歯とインプラントの違いを比較して、詳しく解説します。

差し歯とインプラント、どちらが自身に適しているのか、そして両者の違いについて知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

差し歯とインプラント最大の違いは歯根の有無

差し歯とインプラントの一番の違いは、歯の根(歯根)が存在しているかどうかです。

差し歯は、一部が欠損している歯に残っている歯の根を土台にして人工の歯を被せる治療法です。

一方、インプラントは歯を完全に失ってしまった場合に用いられる治療法で、人工の歯根を歯が失われた部分の骨に埋め込み、その上にセラミックなどでできた歯を被せる方法です。

そのため、歯が全て失われている場合はインプラント、歯の根が存在している場合は差し歯が治療法として選択されます。

それぞれの違いを比較

差し歯とインプラントの違いを表にまとめました。

差し歯 インプラント
費用 保険診療(1本¥¥3,000~10,000)
自費診療(1本¥40,000~200,000)
自費診療(1本¥300,000〜800,000)
見た目 素材によっては変色が目立つ場合もある 天然の歯に近い
治療期間 約1~2ヶ月 約3ヶ月~1年
(人によって違いがある)
寿命 保険診療(7~10年)
自費診療(10~20年)
10~20年

以下で違いを比較して詳しく解説します。

費用

差し歯は保険診療か自費診療かを選択でき、インプラントは自費診療のみという違いがあります。

保険診療の医療費は3割負担ですが、自費診療の場合は、治療費の全額を患者様が負担するため、費用が高額になる傾向があります。

インプラントにかかる費用はクリニックによって差がありますが、1本30万〜80万が一般的な相場です。

一方で、保険適用の差し歯は1本3,000〜10,000円程度で比較的安く治療することができます。

ただし、使用する素材によって保険適用外になる場合もあり、その場合は自費診療になります。

差し歯の自費診療では、使用する素材に応じて1本4万〜20万円程の費用がかかります。

見た目

差し歯とインプラントでは、歯を入れた後の見た目にも違いが出る場合があります。

保険診療の差し歯では、前歯から中間の歯までは白い歯、奥歯には銀歯が選択されることが一般的です。

保険診療の白い差し歯の素材は主にプラスチックが使用されますが、天然の歯のような見た目に近づけるのは難しく、時間の経過とともに変色や歯茎の黒ずみが気になりやすいという特徴があります。

しかし、自費診療での差し歯治療であれば、より高品質な素材であるセラミックやジルコニアが選択でき、これらの素材は天然の歯と同じような見た目に仕上げることができるため、より自然で違和感のない仕上がりが実現できます。

一方で、インプラントは自費診療となるため、全ての歯に白い歯を入れることができます

素材はセラミックなど品質や強度が高いものを使用しているため、天然の歯に近い自然な仕上がりが実現でき、時間が経っても変色しにくいのが特徴です。

治療期間

差し歯とインプラントは、治療期間の長さにも大きな違いがあります。

一般的にインプラントの方が治療に必要な期間は長くなり、約3ヶ月〜1年が目安です。

インプラント治療は慎重な計画と手術、そして十分な治癒期間が必要とされるため、治療にかかる期間が長くなる傾向があります。

一方で、差し歯は比較的期間が短く、約1〜2ヶ月が目安です。

虫歯があり、神経の治療をする場合は長い期間が必要ですが、平均すると2〜4回程の通院回数で治療が完了することが多いです。

寿命

差し歯とインプラントの寿命は、使用する素材や定期的なメンテナンスの有無によって大きく影響を受けます。

インプラントはおよそ10〜15年程の寿命とされており、約90%の方が10〜15年間にわたって問題なく使用できているという報告があります。

一方で、保険適用の差し歯は約7〜10年程度、自費診療の差し歯は約10〜20年程の寿命です。

保険適用の差し歯は一般的に強度が低い素材を使用しているため、寿命が比較的短くなる傾向があります。

自費診療では、強度があり、かつ歯や人体に優しい素材を使用することができるため、より長い期間にわたって使用できることが多いです。

しかし、これらの寿命はあくまでも目安であり、メンテナンスを定期的に行うことで寿命を延ばすことができます

特にインプラントに関しては、適切な口内衛生と定期的な歯科医院での定期メンテナンスが必要です。

これによって、口腔内の健康状態を確認し、早期に問題を発見・対処することができるため、20年以上に寿命を延ばすことも可能です。

赤坂さくら歯科クリニックの症例写真

以下の写真は当院でジルコニアクラウン(差し歯)を用いた治療の症例写真です。

Before

After

歯の被せ物の総称をクラウンと言い、こちらの治療ではジルコニアで制作されたクラウンを使用しています。

ジルコニアは天然ダイヤモンドに次ぐ強度を有しており、長年使用しても壊れにくい耐久性が特徴です。

また、ジルコニアクラウンは歯の色を選択することができるため、患者様の天然の歯の色に合わせたり、患者様の希望の歯の色を選ぶことも可能です。

そのため、目立つ前歯に入れても違和感のない自然な仕上がりになっています。

次の写真は当院でインプラント治療を行った患者様の症例写真です。

Before

After

Beforeの写真では、黄色の丸の部分の歯が根っこから失われており、Afterでは黄色の丸の部分にインプラント治療が行われています。

周囲の天然の歯と比べても全く違和感のない仕上がりになっており、口を開けたときにも目立つことがありません。

また、インプラントは見た目の自然さだけでなく、天然の歯に近い機能が期待できるため、硬いものでも自分の歯に近い感覚で噛むことができます

インプラントを検討中の方は赤坂さくら歯科クリニックへ

差し歯とインプラントは全く別物であり、一番の違いは歯の根が存在しているかどうかです。

また、その他にも、費用や治療期間、見た目など様々な違いがあります。

差し歯とインプラントどちらを選ぶかは、歯の状態や治療箇所、予算などによって変わってきます

赤坂さくら歯科クリニックでは丁寧なカウンセリングを行い、患者様の状態やご要望に合わせた治療を提供しています。

治療内容などに疑問やお悩みをお持ちの方は赤坂さくら歯科クリニックへご相談ください。

専門知識と経験を持つ歯科医師が、患者様の状態に合った選択肢や解決策をご提供いたします。

より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。

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カテゴリ:インプラントに関するコラム, 医師監修コラム

インプラントの治療期間はどのくらい?治療の流れと期間をわかりやすく解説

インプラントの歯科治療に興味があるけれど、定着するまでに時間がかかる、治療期間が長くなる、といったご心配をお持ちのかたもいらっしゃるでしょう。

インプラント治療は、数日で終わるような短期的の治療ではありませんが、患者様の口腔内状態に適した土台を作成し装着をして、正しくメンテナンスをしていけば10年~15年間以上は快適に使用できるといわれています。

厚生労働省委託事業「歯科保健医療情報収集等事業」
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/shika_hoken_jouhou/dl/01-02.pdf

本記事では、インプラント治療の流れとあわせて、目安となる治療期間をわかりやすく解説していきます。

歯科治療は、虫歯や歯周病といった口腔環境だけではなく全身の栄養状態にも関与するため、治療内容やその期間は個人差が大きいものとなります。

個人の歯と体の状態を総合的に判断していく必要があるため、あくまで目安としてとらえ、具体的な治療期間は実際にご来院してお問い合わせください。

赤坂さくら歯科クリニックは、すべて保険外治療の自由診療専門歯科クリニックです。

一日の診療人数を4名に絞り、完全個室で完全予約制の丁寧さとプライバシーに配慮したハイレベルな医療サービスを提供しております。

歯科に関するお悩みやご相談はお気軽にお問い合わせください。

インプラントの治療期間は約半年~1年間

インプラントの治療期間は約3ヶ月〜半年間以上といわれています。

インプラントを装着するための精密検査を受けてから、埋入術、定着期間を含めた期間です。

治療期間に大きな幅があるのは、歯茎や顎骨の状態、また体の栄養状態によってインプラントを埋め込むための事前治療やインプラントと骨が結合するのを待つ対時期間が異なるためです。

大切なことは、実績のある歯科医院でしっかりと事前検査を受けて、焦らずに治療を進めることです。

インプラント治療の流れとおよその期間について詳しく解説していきます。

「インプラントとはどんな治療か?」
「インプラントのメリット・デメリット」
といった内容については以下の動画も参考にしてくださいね。

カウンセリング・検査:一日~数日

患者様のご要望やお悩みを丁寧にお伺いしていきます。

インプラント治療のメリットやデメリット、治療の過程などもわかりやすく丁寧に説明いたします。

説明責任をしっかりと果たし、患者様の納得のうえで治療を進めていくことを方針のひとつとしているため、無理な押し付けや治療の勧めは一切ありませんのでご安心ください。

インプラント治療において、患者様の口腔内を精密に把握しておくことがとても重要です。

赤坂さくら歯科クリニックでは、先進のデジタル歯科用CTを使用して顎の骨や歯茎の中の歯科の状態、神経の位置までも詳しく検査させていただきます。

妥協のない理想的な治療後の状態を目指して、患者様おひとりおひとりの治療計画を立てていきます。

事前治療:患者様の口腔内状況に応じて

たとえば、歯周病や虫歯を長期間放置してしまったことなどが原因で、土台となる歯茎や骨が著しく痩せてしまっていることがあります。

そういった方は、インプラント治療の前に骨造成や再生治療をおこないます。

他院で「骨がたりない」「土台がたりない」とインプラント治療を断念したご経験のある方も、治療が可能なケースもございます。

あきらめずに、まずは赤坂さくら歯科クリニックへご相談ください。

インプラント埋入術:1日

綿密な検査の結果、すぐに治療に取り掛かれる方もいれば、そうでない方もいらっしゃいます。

インプラントの埋入術は「即日インプラント」「1回法」「2回法」の3種類があります。

患者様の口腔内や体の状況に応じて、適切な術式を選択します。

手術そのものは、数時間で終了するため日帰りとなります。

インプラント定着期間(対時期間):2〜3ヶ月

インプラント埋入術から2〜3ヶ月で、インプラントと骨が結合してきます。

この定着期間は、施術部位であったり個人差によって長さが変わります。

状態によっては埋入が骨造成などを伴う場合、5〜6ヶ月かかることもあります。

先を急いで定着期間をおろそかにしてしまうと、骨との結合がうまく行っていない状態で咬合力がかけられてしまうことになり、早期脱落やインプラント周囲炎のリスクが増えてしまいます。

精密な先進機械を使用しながら患者様の歯の状態を適切に判断し、治療をすすめます。

人工歯の装着:1日

歯科専用CTやテクノロジーを駆使して、患者様の口腔内にぴったりとマッチする人工歯を作成します。

そして、インプラントと骨の結合が確認できたら、いよいよ人工歯を装着します。

定期検査・メンテナンス:2〜3ヶ月に1回

人工歯を装着したのちは、2〜3ヶ月に1度、噛み合わせの確認やクリーニングなどの定期検査・メンテナンスをおこないます。

長く快適な口腔環境を維持するために、末長くお付き合いさせていただきます。

インプラント治療はある程度の期間がかかるもの

インプラント治療では、土台のインプラントをしっかりと定着させて、快適な口腔を実現するためにある程度の期間を要します。

早く治療を終わらせたいがために妥協してしまうと、口のなかの違和感だけでなく見た目の不自然さにもつながってしまいます。

ひとつひとつの過程を丁寧に、慎重にすすめていく技術が必要な治療です。

インプラントは「第二の永久歯」ともいわれており、正しく装着してご自身の歯茎や隣同士の歯と調和していくと元のご自身の歯と限りなく近い感覚で噛むことができるようになります


(症例写真:施術前)


(症例写真:施術後)

インプラント治療に関するご相談は赤坂さくら歯科クリニックへ

赤坂さくら歯科クリニックは、自由診療専門の歯科クリニックです。

一日の診療人数を限定させていただき、患者様おひとりおひとりのベストな歯科治療をおこないます。

マイクロスコープや歯科専用のCTを使用した最新技術を十分に活用し、ハイレベルな歯科治療をご提供しております。

女性スタッフのみのきめ細やかな診療サービス、完全個室でプライバシーにも配慮した空間で治療を受けることができます。

インプラント治療に関しても、骨再生治療や骨造成法まで当院で完結させ天然歯に近い見た目と機能の修復で元のご自身の歯と限りなく近い感覚で食事する喜びをご提供いたします。

疑問点やお悩みなどより詳しくは、歯科治療に関するご質問はお気軽に赤坂さくら歯科クリニックへご相談ください。ご来院をお待ちしております。

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インビザラインの症例は?対応可能な症例と苦手な症例も併せて解説

歯並びにコンプレックスがある方や、歯並びの悪さから日常生活に支障が出てきた方の中には、歯列矯正を検討している方も多いのではないでしょうか。

この記事では「インビザライン矯正の症例を知りたい」「インビザライン矯正で自分の歯並びが治療できるか知りたい」という方のために、実際に赤坂さくら歯科クリニックで治療した患者様の症例を紹介します。

また、インビザライン矯正で対応可能な症例や、苦手な症例も解説するので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

赤坂さくら歯科クリニックでは、初回カウンセリングは無料です。患者様に寄り添った最適な治療プランをご紹介いたします。

インビザライン矯正の症例を5つ紹介

ここでは、赤坂さくら歯科クリニックで治療した、インビザライン矯正の症例を5つご紹介します。

ご自身の歯並びに近いものはないかチェックしてみてくださいね。

症例1|治療期間5ヶ月【上あごの叢生(そうせい)】

治療期間:5ヶ月
治療費用:360,000円(税抜)

インビザライン矯正で治療期間5ヶ月で完了した叢生の症例です。

「叢生」とは、歯が前後にずれている、凸凹がある、重なりあっているといった歯並びを指し、一部の歯に負担がかかったり、虫歯や歯周病リスクにつながることがあると、治療を希望する人が増えています。

こちらは、インビザライン矯正でも「インビザライン・ライト」という最大14枚のマウスピースを使った部分矯正プランで治療しました。上下の正中の位置までは合わせることはできないことや適応症例に制限はあるものの、比較的軽度な歯並びにたいへん有効なプランとなっています。

正面を映した症例写真(1枚目)を見ると、右側の上あご2番の側切歯が下あご2番よりも後ろに位置していることがわかります。インビザライン矯正により、がたつきを治療したことで、正しい噛み合わせになりました。

こちらは上あごのがたつきを、口腔内の下から映した症例写真(2枚目)です。右側の上あご2番の側切歯と3番の犬歯部分の重なりが目立ちます。

インビザライン矯正でスペースを作り、きれいなアーチ型になったことで歯磨きが容易になりましたね。虫歯予防や歯周病予防に効果的です。

叢生は、矯正により歯の移動距離が大きければ期間が長くなりますが、歯並びの状況によっては、このようにライトプランなどを利用することもできます。適切なプランを提案いたしますので、一度医師にご相談ください。

症例2|治療期間9ヶ月【下あごの叢生】

治療期間:9ヶ月
治療費用:630,000円(税抜)

インビザライン矯正で、下あごのがたつきを9ヶ月で治療した叢生の症例です。前後に重なり合っていた下の歯がきれいに横一列に揃いました。

下の歯は1番〜3番までの切歯や犬歯だけではなく、噛み合わせを安定させる4番、5番の小臼歯のがたつきもきれいに整いました。

また、下あご部分だけでなく、上の歯のがたつきも改善され、内側に少し傾斜気味だった歯並びも整い、全体的な審美面も格段に上がった症例です。

インビザライン矯正により、歯列が整ったことで健康面でのリスクも減り、笑顔にも自信が持てるようになったのではないでしょうか。

症例3|治療期間1年4ヶ月(治療途中)【八重歯】

治療期間:1年4ヶ月(治療途中)
治療費用:900,000円(税抜)

インビザライン矯正で、上下ともに歯のでこぼこが改善され、突出した右側の上あごの犬歯(八重歯)が正しい位置に戻った症例です。現在、まだ治療途中で、前歯の中心が揃うよう微調整していきます。

八重歯も叢生の一種であり、あごの大きさの割に歯が大きかったり、あごが小さく歯のスペースが足りないといった理由で八重歯になります。

そのため、八重歯を正しい位置に戻すためには、歯のスペース確保が必要です。

こちらの症例では、抜歯はしておらずIPRという歯と歯の間を少し削る処置のみで歯のスペースをつくり、突出した八重歯をおさめました

IPRは歯列矯正では一般的な処置で、歯の表面の0.1〜0.5mmほどしか削らないため、痛みはありません。安心してくださいね。

笑った時にちらっと見える八重歯をかわいいと思われる方もいますが、健康上問題が出てくる可能性も高いため、早期の治療をおすすめします。

症例4|治療期間1年6ヶ月(治療途中)【八重歯】

治療期間:1年6ヶ月(治療途中)
治療費用:900,000円(税抜)

全体的にでこぼこが目立つ歯並びでしたが、1年6ヶ月をかけてここまできれいに整いました。こちらも治療途中で、今後上下の正中の位置の調整などをしていきます。

上あごの大きく突出した両方の八重歯がおさまっただけでなく、下あごの右側2番側切歯が3番の八重歯に追いやられ、後方にずれていましたが、きれいに横に並びました。

この下あごの右側八重歯においては、上あごの2番よりも前に突出しており、噛み合わせに問題がありました。正しい重なりになり、違和感なく整ったことがわかります。

その他、左側の下あご2番〜4番の歯のがたつきもきれいに揃い、見違えるようですね。

複雑なでこぼこの症例ではありますが、抜歯なしできれいに歯がおさまり、今後さらに矯正治療を続けることで、より納得していただける歯並びになるかと思います。

症例5|治療期間2年【叢生】

治療期間:2年
治療費用:800,000円(税抜)

インビザライン治療期間2年の叢生の症例です。

こちらの正面から見た症例写真(1枚目)を見てわかるように、歯の生え方が互い違いに斜めになっているため、左側の上あご2番の側切歯と、3番の八重歯の重なりが大きく、がたつきが顕著にあらわれています。

また、左側の下あご八重歯も上の歯を覆うようになっています。

徐々に歯のスペースを広げ、複雑に重なり合った左側部分の歯並びが、おさまりよく整いました

こちらの横から見た症例写真(2枚目)を見ても、左側上あごの八重歯が正しく噛み合わさったのがよくわかります。

また、横から見ると、右側の下あご2番側切歯が前に傾いているのがわかりますが、後方に移動したことで違和感なくきれいに並びました。

前から見ても、横から見ても審美性が上がったことがよくわかる叢生の症例です。

インビザライン矯正で対応可能な症例を解説

インビザライン矯正はさまざまな歯並びに対応しており、歴史の長いワイヤー矯正とほとんど変わりません

ここでは、インビザライン矯正で対応可能な症例について解説します。

叢生(そうせい)・八重歯

歯がでこぼこしている叢生は、インビザライン矯正が可能で、IPRなどで歯を削ることでスペースを作り歯を整えていきます。

叢生の症例に限りませんが「前歯だけが気になるから部分矯正で」と思っている方でも、がたつきが大きいと、奥歯を含めた歯列全体の矯正が必要になります。

出っ歯

出っ歯の原因は、大きく分けると骨格によるものと、癖によるものとで分けられます。

骨格の問題で軽度の症例であれば、インビザラインでも矯正可能ですが、重度であれば外科手術をともなう場合が多く、矯正治療自体が難しいとされています。

癖により歯に傾斜がついてしまった出っ歯は、インビザラインの得意とする症例です。IPRなどで歯のスペースを作り、突出した歯を後方に下げます。

すきっ歯

すきっ歯の原因は、生まれつき歯が小さい、欠損歯があるなどの先天的な原因や、歯を舌で押し当てる、頬杖をつくといった長年の癖が原因の方もいますが、インビザラインで矯正可能な症例です。

すきっ歯は、もともと歯にスペースがあるため、少しずつ歯に力をかけながら隙間を埋めていくことで歯を整えます。

受け口

受け口は、横顔にコンプレックスを抱く方も多い症例ですが、外科手術をともなうような重度の症例でなければ、インビザラインで矯正ができます

前方に出ている下の歯を後方に移動させ、上あごの歯列を拡げることで、上下の噛み合わせを改善します。

受け口も先天的な原因、後天的な原因など様々ありますが、審美的な問題だけでなく健康上の問題も出てくる可能性があるため、早めの矯正治療をおすすめします。

過蓋咬合(かがいこうごう)

過蓋咬合とは、歯を噛み締めた際に、上下の前歯の重なりが深くなることを指し、インビザライン矯正が得意とする症例の1つです。

前歯を歯茎に押し込み、奥歯を引き出すという方法で、上下の嚙み合わせをバランスよく調整します。

過蓋咬合は年々進行するため、現在症状がないからといって放置しておくのは危険です。

インビザライン矯正が苦手とする症例

インビザライン矯正はほとんどの症例に対応していますが、苦手とする症例もあります。

以下で、インビザライン矯正では難しいとされている症例を紹介します。

歯並びの悪さが重症・骨格に問題がある症例

叢生や出っ歯、受け口などが重度の症例は、インビザライン矯正が難しいことがあります。

たとえば、重度の叢生は正しい位置から歯並びが大きくずれていることが多く、歯の移動距離が大きいと、インビザラインで歯並びを揃えていくのが難しくなります

その他、骨格に問題がある症例では外科的手術をともなう場合もあり、矯正自体が難しくなります。

重度の歯周病がある

重度の歯周病は、インビザライン矯正で力が加わることで歯が抜け落ちてしまう危険性があります。また、あごの骨が弱ってしまうことがあるため、歯を移動した際に歯を定着させることができないなど、難しい症例とされています。

重度の歯周病は、インビザライン矯正だけでなく矯正全般が難しいのです。

インプラントが入っている

インプラントは歯根と結合しているため、インビザライン矯正で動かすことができず、治療方法が限定されます。

ただし、インプラントの本数やインプラントが入っている部位にもよるため、治療可能な場合もあります。インビザライン矯正を検討している場合は、一度医師に相談しましょう。

インビザライン矯正の症例を詳しく知りたい方は赤坂さくら歯科クリニックまで

この記事では、赤坂さくら歯科クリニックで治療した、インビザライン矯正の症例を5つ紹介しました。

インビザライン矯正は、叢生や出っ歯、すきっ歯、受け口、過蓋咬合など、さまざまな症例に対応しています。

ただし、歯並びの悪さが重症であったり、重度の歯周病があったり、インプラントが入っていたりすると、インビザライン矯正が難しくなります

赤坂さくら歯科クリニックでは、初回カウンセリングから治療相談、検査結果、見積もり説明にいたるまで、インビザライン認定ドクターの院長が自ら行います。

より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。

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マウスピース矯正で歯が痛い原因は?対処法やおすすめの装置も紹介

透明で目立ちにくい、と話題のインビザラインキレイラインなどのマウスピース矯正ですが、歯が痛いと感じるときがあります。

この記事では、マウスピース矯正で歯が痛い原因や歯の痛みを軽減する光加速装置「オルソパルス」、また、歯が痛いときの対処法などについて解説します。

赤坂さくら歯科クリニックでは、さまざまな歯列矯正に対応しており、インビザライン矯正をはじめ、キレイライン矯正も取り扱っています。

歯列矯正のエキスパートである認定医が在籍しているため、安心してなんでもご相談ください。

マウスピース矯正で歯が痛い原因

マウスピース矯正中、さまざまな理由で歯が痛いと感じる場合があります。

ここでは、歯が痛い主な原因を紹介します。

矯正によって歯が移動する痛み

歯の痛みの原因で一番多いのは、歯の移動による痛みです。

歯茎部分には、「歯槽骨」という歯根を支えるための骨と、「歯根膜」という歯根部分と歯槽骨の間でクッションのような役割をする膜があります。

マウスピースで歯に矯正力をかけると、歯根膜にも力がかかり、圧迫(縮む)側と牽引(引っ張る)側ができます。牽引側で新たに歯槽骨を形成し、圧迫側では歯槽骨の吸収がおきるため、これを繰り返すことで少しずつ歯が移動する仕組みです。

このように歯根膜が伸び縮みしたり、歯槽骨が吸収される際に、歯に痛みを感じます

マウスピース装着から2〜3日で痛みが徐々におさまることがほとんどですが、強い痛みが続く場合は、一度医師に相談しましょう。

参考:歯の移動に伴う歯周組織変化

マウスピースを交換したばかりの痛み

歯が予定通りに動いていない状態で新しいマウスピースに交換すると、歯が痛いと感じる場合があります

マウスピース矯正は、段階を踏んで新しいマウスピースに交換していくため、通常であればそれほど大きな痛みは感じません(なじむまでの痛みは多少あります)。

しかし、決められた時間マウスピースを装着できていなかったり、順番を間違ってマウスピースを装着したりすると、痛みを強く感じることがあります。

矯正を成功させるためにも、必ずルールを守ってマウスピースを装着しましょう。

矯正中に受けた歯への衝撃による痛み

マウスピース矯正中は歯に常に負荷がかかっているため、不安定で敏感な状態です。少しの衝撃でも歯に痛みを感じやすくなります

普段の生活の中でいつも以上に歯への配慮は忘れてはいけません。

食事にも気を付ける必要があり、硬いものや歯ごたえがあるものはなるべく避けたり、最初から食事を細かくしたりと、食べやすいよう工夫することが大切です。

ゴムかけによる強い矯正力の痛み

マウスピース矯正では、歯の移動を助けたり噛み合わせを整えたりするため「ゴムかけ」をして、歯の矯正力を高めることがあります。この際に強い矯正力が歯にかかり、痛みを感じる場合があります。

歯が痛いからといって、自己判断でゴムかけを外すのは、今後の矯正スケジュールに影響が出るためやめましょう。徐々に歯の痛みは緩和されていきます。

虫歯や歯周病による痛み

マウスピース矯正中に虫歯や歯周病になり、歯に痛みを生じる可能性があります。

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正よりも虫歯や歯周病になりにくいとされています。

なぜなら、ワイヤー矯正と違って装置であるマウスピースは取り外し可能なため、口腔内を清潔に保ちやすいからです。

しかし、マウスピース矯正は自己管理が大切な分、口腔内ケアを怠れば虫歯や歯周病に誰でもなりえます

食事中は必ずマウスピースを外し、食後は歯磨きを心がけ、また、マウスピースも清潔に保ちましょう。マウスピースの汚れを放置すると細菌が繁殖し、トラブルの原因になります。

光加速装置(オルソパルス)でマウスピース矯正の歯の痛みを軽減

マウスピース矯正による、歯の痛みが気になる方には光加速装置の「オルソパルス」がおすすめです。

オルソパルスは矯正治療による歯の痛みを軽減したり、歯の動きを加速させ治療期間を短くしたりします

1日10分オルソパルスを口にくわえて赤外線を照射するだけで効果が出るため、近年注目を浴びています。

しかし、多くの歯科クリニックでは扱っていません。

赤坂さくら歯科クリニックでは、患者様の治療効果を高めるために、オルソパルスを扱っています。気になる方はお気軽にご相談ください。

マウスピース矯正で歯が痛い場合の対処法

マウスピース矯正で、歯が痛い場合の具体的な対処法について紹介します。

もちろん、痛みが長く続いたり我慢できないほどの痛みが生じたりしたときは、必ず医師に相談しましょう。

痛み止めを服用する

マウスピース矯正中の歯の痛みは痛み止め(鎮痛剤)を服用してもかまいません。歯科クリニックでも処方してくれることがほとんどです。

歯の移動による痛みや、ゴムかけによる痛みは数日で緩和されますが、ストレスなく矯正を続けるためにも痛み止めは有効です。

『(前略)歯周組織は機械的刺激や炎症に反応し,種々の分子を発現して活発なリモデリングを引き起こし,歯周組織の恒常性の維持機能を利用しながら歯は移動する(後略)』

引用:歯の移動に伴う歯周組織変化

ただし、上記にも記載がある通り、炎症を起こすことで歯が移動しますが、市販の痛み止めの中には抗炎症作用が強い痛み止めもあるため、むやみに服用すると歯の動きを抑える可能性があります

なるべく、歯科クリニックで処方してもらう痛み止めを使用するようにしましょう。

1つ前のマウスピースに戻る

予定通り矯正が進んでいないと、新しいマウスピースに交換したとき、痛みを生じることがあります。

この場合は医師に相談の上、1つ前のマウスピースに戻るという方法もあります。

一定期間、1つ前のマウスピースを装着することで、予定通り歯が動けば、新しいマウスピースに交換します。このとき、強い痛みがなければ、そのまま矯正を進めていきます。

しかし、矯正期間が長くなるため、マウスピース装着のルールは最低限守りましょう。

虫歯や歯周病を優先して治療

虫歯や歯周病での歯の痛みは、優先して治療しなければいけません。放置せずにすぐに担当の医師に相談しましょう。

そのままにしておくと虫歯や歯周病が進行し、歯の形が変わればマウスピースを作り直さなければいけません

マウスピース矯正とワイヤー矯正ではどちらが歯が痛い?

マウスピース矯正もワイヤー矯正も歯が動く仕組みは同じため、痛みはどちらもありますが、マウスピース矯正の方が痛みを感じにくいです。

インビザライン矯正を例にすると、マウスピースの交換は1週間に1回ほど、1枚ごとの歯の移動距離は0.25mmほどと短いです。

交換頻度が多く、歯にかかる圧力が少ないため、痛みを感じにくくなっています

一方、ワイヤー矯正は、1ヶ月に1回ワイヤーを交換・調整します。交換する期間が長いため、歯に強い圧力がかかりやすく、痛みを強く感じる方が多いです。

また、ワイヤー矯正のほうが口腔内トラブルが起きやすいです。

ワイヤー矯正は、歯の表面や裏側に、ブラケットという小さな装置を装着し、そこにワイヤーを通して少しずつ歯を移動します。そのブラケットが、口腔内の粘膜を傷つけ、口内炎になりやすくなります。

その他、ワイヤーは自分で取り外しができないため、食後汚れがたまりやすく、ワイヤー矯正は虫歯や歯周病リスクが高まります

これらの理由から、マウスピース矯正の方が歯の痛みや口腔内のトラブルが少なくすむというわけです。

マウスピース(インビザライン)矯正の症例を紹介

症状:叢生(そうせい)
治療期間:1年6ヶ月(治療途中)
治療費用:900,000円(税抜)

こちらは、赤坂さくら歯科クリニックでマウスピース(インビザライン)矯正をした症例です。

全体的にでこぼこが目立つ歯並びでしたが、1年6ヶ月で痛みはほとんどなく、ここまできれいに歯が整いました(治療途中)。

上の歯は、飛び出ていた両方の八重歯がおさまり、奥にずれていた側切歯と違和感なく並びました。また、下の歯の中心ラインの大きなずれも改善してきており、今後さらに整ってくることでしょう。

上の歯、下の歯のがたつきが見違えるようにきれいなアーチ型になったことで、歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病予防につながります。

複雑なでこぼこの叢生の症例でしたが、抜歯なしできれいに歯がおさまりました。残りの矯正期間で、より納得していただける歯並びになるかと思います。

マウスピース矯正で気になることがあれば赤坂さくら歯科クリニックへ

マウスピース矯正中の歯の痛みは、ほとんどが「歯が動く」ときに生じる痛みです。

しかし、予定通りに歯が動いていなかったため、新しくマウスピースを交換したときの痛みや、ゴムかけによる高い矯正力による痛み、虫歯や歯周病による痛みなどさまざまあります。

歯が痛いのではないかと、マウスピース矯正をためらっている方には光加速装置のオルソパルスがおすすめです。

赤外線を1日10分照射することで、歯の痛みを軽減してくれます。矯正期間も大幅に短縮するため、人気の装置です。

その他、歯の痛みの対処法としては、痛み止めの服用や1つ前のマウスピースに戻す、虫歯や歯周病を優先して治療するなどありますが、まずは医師に相談することが大切です。

赤坂さくら歯科クリニックでは、患者様の悩みに寄り添い、最適な治療プランを紹介します。初回カウンセリングは無料です。オルソパルスも取り扱っているので、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。

より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。

赤坂の歯医者 赤坂さくら歯科クリニック
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カテゴリ:インビザラインに関するコラム, 医師監修コラム

インビザラインは効果ない?ワイヤー矯正との違いやいつから効果を実感できるか解説

インビザライン矯正は、透明なマウスピースを使っているため、周りから気づかれにくいという特徴があります。

しかし、矯正していることが目立たない分、しっかり効果があるのか気になる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、「インビザライン矯正は効果がないのでは?」と不安な方のために、ワイヤー矯正との違いや、いつから効果を実感できるのかといった疑問にお答えします。

赤坂さくら歯科クリニックには、歯列矯正のエキスパートである認定医が在籍しています。

インビザラインで気になることがあれば、初回カウンセリングは無料です。ぜひお気軽にご相談ください。

インビザラインは効果ない?ワイヤー矯正に比べて歯の痛みや動きを感じにくい

「インビザライン矯正が効果はないのでは?」と不安に思う方もいます。その理由は、ワイヤー矯正と比べた際に、矯正の痛みが少なかったり、歯の動きが分かりづらかったりするためです。

しかし、インビザライン矯正もワイヤー矯正も効果に違いはありません。以下にその理由を解説していきます。

 

インビザライン矯正 ワイヤー矯正
特徴 透明なマウスピースを使った歯列矯正で、週に1回マウスピースを交換しながら、徐々に歯を動かす。
周囲からほとんど目立たず、自分で取り外し可能。
歯の表面や裏側に、ブラケットという小さな装置を装着し、そこにワイヤーを通して少しずつ歯を移動する。
表面につけたブラケットの種類によっては目立つ。取り外しは自分でできない。
交換頻度 週に1回、自分でマウスピースを交換 月に1回、歯科クリニックにてワイヤーを交換・調整
痛みの感じ方 新しいマウスピースに交換してすぐは、多少の締め付け感がある。 ワイヤーを交換してしばらくは痛みを感じる。
治療期間(全体矯正) 1年~3年 1年~3年
通院回数 最初のうちは2週間に1回ほど、その後2ヶ月から3ヶ月に1回のペースで通院 月に1回のペースで通院

インビザライン矯正とワイヤー矯正の効果に違いはない

インビザライン矯正とワイヤー矯正では、矯正完了までの期間や歯の動く仕組みに大きな違いはないため、効果も同じです。

どちらも矯正完了までに1年〜3年の期間を要し、歯を徐々に移動させながら歯並びを整えていきます

歯列矯正の仕組みは、ワイヤーやマウスピースで歯に力を加え、歯根膜(歯根部分と歯槽骨の間で、クッションのような役割をする)に圧迫側と牽引側をつくり、骨の形成や骨の吸収を繰り返すことで歯を少しずつ動かします。

参考:歯の移動に伴う歯周組織変化

インビザライン矯正もワイヤー矯正も仕組みや効果に大きな違いはないため、安心してください。

インビザライン矯正は痛みが少ない

インビザライン矯正はワイヤー矯正に比べ、矯正中の痛みが少ないというメリットがあります。しかし、痛みが少ない分、効果がないと不安に感じる方もいます。

インビザライン矯正の痛みが少ない理由は、マウスピースの歯の1枚ごとの移動距離をシステム上で緻密に計画しているからです。

マウスピースの交換は1週間に1回ほどと交換頻度が多いため、歯にかかる圧力が少なく、痛みもほとんど感じません(個人差はあります)。

一方、ワイヤー矯正は、1ヶ月に1回ワイヤーを交換・調整します。インビザライン矯正に比べ交換する期間が長いため、歯に強い圧力がかかりやすく、痛みを強く感じる方が多いのです。

この痛みの違いでインビザライン矯正では「効果がないのでは?」と感じる方もいます。

インビザライン矯正は歯の動きが分かりづらい

インビザライン矯正では1年〜3年をかけて、多くて80枚ほどのマウスピースを使います。そのうち1枚で動かせる歯の距離は0.25mmほどで、歯列全体にまんべんなく圧力がかかります。

そのため、どの歯が動いているのか分かりづらく、効果がないと感じる方もいます。

過剰な力を歯に加えても、歯根や歯茎に大きな負担がかかるだけです。歯列矯正では1ヶ月に移動できる歯の距離は最大1mmと言われており、早く終わらせたいからと無理をしても危険です。

インビザライン矯正は1枚のマウスピースにつき、動く距離は短いですが、効果はしっかり出ているため、継続して治療しましょう。

インビザライン矯正は通院頻度が少ない

インビザライン矯正は、医師に直接歯の動きを確認(診察)してもらう機会が、ワイヤー矯正に比べ少ないです。そのため、効果がないのでは、と不安に感じる方もいます。

インビザライン矯正は、通院頻度が少なく、忙しい方や歯科クリニックまで通うのが遠い、という方におすすめの矯正ですが、自分でマウスピースを管理しながら治療を進めていきます。

長い期間を費やして歯を少しずつ動かしていくため、歯の痛みがほとんどなく、どの歯が動いているか分かりづらいため、自身で効果があるのか感じにくいようですね。

インビザライン矯正の効果を実感できるのはいつから?

インビザライン矯正は効果がないと心配する方もいますが、1年〜3年かけて矯正治療がすすみます。

ここでは、長い矯正期間の中でいつから効果を実感できるのか、効果をより早く実感する方法(装置)はないのかを紹介します。

インビザライン矯正の効果は6ヶ月くらいから実感できる

インビザライン矯正は6ヶ月くらいで効果を実感できる方が多いです。早ければ3ヶ月くらいで実感できる方もいます。

インビザラインでは、1週間に1回ほどのペースでマウスピースを交換し、1枚のマウスピースで0.25mmほど歯が動きます。つまり、1ヶ月で約1mm動くということです。

6ヶ月とは、マウスピースの数が15〜20枚を超えたくらいで、歯は3mmほど移動しています。それくらいで、矯正効果を実感する方が多いです。

もともとの歯並びや個人差があるため、あくまで目安としてお考えください。

効果をより早く実感したいなら光加速装置(オルソパルス)がおすすめ

オルソパルスとは歯に赤外線を当てることで、歯の動きを加速させたり、歯の痛みの軽減をしたりする、矯正治療の補助装置です。

1日10分、オルソパルスを口にくわえ、赤外線を照射するだけで効果が期待できます。

テレビを見ながらなど、ながらでもできるので続けやすいです。

オルソパルスの研究結果では、赤外線を歯の周辺組織に照射して、骨が歯根吸収されることなく、治療期間を最大66%短縮できることが明らかになっています。中には、通常3年かかる治療が、1年で完了した症例もあります。

時間をかけずに早く効果を実感したい方には、オルソパルスを利用した矯正治療がおすすめです。インビザライン矯正だけでなく、ワイヤー矯正など、すべての矯正で効果を発揮しますよ。

しかし、すべての歯科クリニックでは扱っていません。

赤坂さくら歯科クリニックでは、より矯正効果を高めるためにオルソパルスを取り入れております。気になる方はご相談ください。

インビザラインで「効果ない」とならないために注意すること

インビザライン矯正で効果がないとならないために、患者様本人が注意しなければならないことがいくつかあります。

ここでは、インビザライン矯正を成功させるためのルールなどを紹介します。

マウスピースの装着時間や細かなルールを守る

インビザライン矯正が効果がないと感じる方の多くは、マウスピースの装着時間や細かなルールが守られていないことがほとんどです。

マウスピースは食事中や歯磨き以外で20時間以上装着する必要があります。装着時間が足りないと歯が予定通りに動かず、治療がすすみません。また、マウスピースが合わなくなるといったリスクも出てきます。

その他、奥歯までしっかり装着する、正しい方法で装着する、マウスピースの交換は順番をしっかり守るなど、細かなルールを必ず守りましょう。

定期的な通院を怠らない

インビザライン矯正中、スムーズに治療を進めていくためにも、通院のタイミングは必ず守りましょう。

定期的な通院は、矯正効果の進み具合を見たり、歯のメンテナンスをしたりするため、とても重要です。

たとえば、矯正中に虫歯になると、優先して治療しなければいけないため、早めの発見が大切です。対応が遅れると、今後の治療に差し支えが生じます。

その他、アタッチメントが外れたまま放置した場合も、予定通りに歯が動かないなど、矯正スケジュールに支障が出る可能性が出てきます。

定期的な通院で、問題がないか都度確認してもらいましょう。

歯並びによってはワイヤー矯正の併用も検討

インビザライン矯正もワイヤー矯正もほとんどの歯並びに効果を発揮しますが、ワイヤー矯正の方が複雑な歯並びには向いている場合があります

より効果的な治療のためにワイヤー矯正との併用も検討しましょう。

赤坂さくら歯科クリニックでは、他の歯科クリニックでは対応できないと判断された症例でも、しっかり診察いたします。

患者様にとって最適なプランをご提案します。

インビザラインは効果ない?不安な方は赤坂さくら歯科クリニックまで

インビザライン矯正は、1年〜3年をかけてマウスピースを週に1回交換しながら徐々に歯を動かします。そのため、1枚のマウスピースで移動する距離は0.25mmほどと短く、痛みをあまり感じないことから、「効果がないのでは?」と不安になる方もいます。

また、マウスピースは歯列全体にまんべんなく圧力をかけるため、どの歯が動いたか分かりづらく効果を感じられない方もいます。

しかし、インビザライン矯正はワイヤー矯正と変わりなく効果はあるため、マウスピースを1日20時間以上装着したり、定期的な通院を怠らないようにしたりと心がけることで理想の歯並びへ導きます。

赤坂さくら歯科クリニックでは、インビザライン矯正のさまざまなプランを提供しています。部分矯正から全体矯正まで、患者様第一に最適なプランを一緒に考えます。

女性スタッフだけのクリニックできめ細やかな対応を意識しておりますので、ぜひ一度ご相談にいらしてください。

より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。

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