透明で目立ちにくいマウスピースを使用することで、矯正治療していることが分かりにくいため、近年インビザラインやキレイラインなどのマウスピース矯正は人気があります。
しかし、基本的にキレイラインもインビザラインも自由診療となりますので、医療費が高くなってしまうことが懸念されるところです。
赤坂さくら歯科クリニックでは、インビザラインのメニューが矯正の程度や費用によって分けられているほか、より安い金額のサクライナー(赤坂さくら歯科クリニックオリジナルマウスピース矯正)・キレイライン・Zenyumにも対応しています。
患者様のお悩みに合わせて、費用面も含めた最適な治療をおすすめいたします。
医療費の負担を軽減する対策として、医療費控除の制度が利用できる場合もあります。
今回は医療費控除の対象となる治療や手続きの方法などについて解説していきます。
現在インビザライン矯正を行っている方や、過去5年以内に治療を行っていた方は参考にして下さい。
目次
インビザラインで医療費控除の対象になるケース
インビザライン矯正の目的によって、医療費控除の対象となるかならないかは決まります。
かみ合わせなど歯の機能の問題を改善するための医療目的での矯正治療は医療費控除の対象となります。
ご自身が美容目的のつもりで受診されたとしても、歯科クリニックで検査をしてみると、問題が見つかって、医療費控除の対象になることもありますので、歯科クリニックで相談してみましょう。
インビザラインで医療費控除の対象とならないケース
審美的な目的、つまり見た目を良くしたいという目的でインビザライン矯正をする場合には基本的に医療費控除の対象にはなりません。
医療費控除の対象となる費用
医療費控除を受ける場合、治療における以下のような費用が対象となります。デンタルローンを組んでも医療費控除の対象となります。
- インビザライン治療におけるレントゲンなどの検査費
- 通院ごとの矯正調整費
- 痛み止めなどの薬代
- アライナー代
- 交通費(公共交通機関のみ)
医療費控除の対象とならない費用
タクシー代や自家用車を使用した場合のガソリン代、駐車場代については医療費控除の対象となりませんのでご注意ください。
また、デジタルローンの手数料や金利も対象外です。
医療費控除の申請方法
医療費控除の手続きは、確定申告の時期(翌年の2月16日から3月15日まで)に、管轄の税務署で行います。
会社の年末調整等では医療費控除は受けられないので、必ず自身で確定申告を行いましょう。
インビザライン矯正が数年にわたる時には、1年ごとにかかった医療費を計算、医療費控除の手続きをします。その年の確定申告を忘れてしまった場合は5年前までさかのぼって申告することが可能です。
税務署に必要書類を持参するほか、郵送、PCやスマホからe-Taxを利用して申請を行うことができます。
医療費控除の手続きに必要な書類
確定申告で医療費控除の申請を行うために必要な書類は以下の通りです。
- 「医療費控除の明細書」医療費控除の対象となるすべての金額を記入します。領収書等を添付する必要はありませんが、5年間の保存義務があります。
- 「確定申告書」会社員の方は確定申告書A、自営業の方はBの用紙
- 「本人確認書類」マイナンバーカードや運転免許証等
- 「源泉徴収票」会社員の方
医療費控除の手続きの際の注意点
手続きの際に以下のことに注意が必要です。確認しておきましょう。
診断書を求められる場合がある
インビザラインの治療費は高額であることが多く、税務署から矯正の目的を確認するために医師の診断書を求められることがあります。
その際には、診断書の作成に費用が発生しますのでご注意ください。
領収書は5年間保存する
治療にかかる費用の領収書やデンタルローンの契約書は、手続きの際に提出する必要はありませんが、税務署から求められた場合には提出しなければなりません。
申請終了後も5年間の保存義務がありますので、捨てずに保管しましょう。
医療費控除を受けることでなにができるのか
医療費控除の手続きを行うことで、具体的にどのようなメリットがあるのか解説します。
還付金を受け取ることができる
医療費控除の手続きを行うことで、その年度に支払った所得税が軽減され、還付金を受け取ることができます。ただし、医療費控除の金額の上限額は200万円です。
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<医療費控除の計算式>
(医療費控除の金額)=(医療費などの合計額)ー(保険金などで受け取った金額)-(10万円または所得総額の5%の少ない額)
医療費などの合計額
1、医療費の合計は、医療費や前述した通院のための交通費など、医療費控除の対象となるすべてを含めた金額です。家族分の医療費を合算して申請する場合、所得の多い人を申請者とするとより戻ってくる金額が多くなり、節税になります。
保険金などで受け取った金額
2、医療費の合計から、生命保険などで受け取った給付金や支給された高額療養費を差し引きます。
10万円または所得総額の5%の少ない額
3、その年の総所得が200万円以上の方は10万円、総所得が200万円未満の方は、総所得の5%の額をさらに差し引きます。
翌年の住民税が安くなる
医療費控除を受けると、住民税も軽減されます。
所得にかかる住民税の税率は、原則10%です。そのため、医療費控除額の10%分の金額が、住民税から軽減されることになります。
インビザラインが医療控除の対象になるのか一度相談を
インビザライン矯正を行った場合、かみ合わせなど歯の機能の問題を改善するための医療目的での矯正治療は医療費控除の対象となります。
確定申告で医療費控除を受けることで、決して少なくない還付金が返ってくるほか、翌年の住民税も軽減されます。
ご自身が美容目的のつもりで受診された場合でも、クリニックで検査を行った結果医療費控除の対象になることもありますので、現在行っている矯正治療が医療費控除の対象なのか、一度歯科クリニックに確認してみましょう。
赤坂さくら歯科クリニックでは、様々なプランのインビザライン矯正、その他の矯正メニューを用意しております。
歯並びや生活習慣、費用面での患者様の悩みをしっかりお聞きした上で歯科矯正の専門医が最適なプラン、治療計画を作成して治療を進めていきます。
より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。